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「来てくれてありがとう」の敬語表現・使い方・別の敬語表現例

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「来てくれてありがとう」の敬語表現

日本語には敬語があります。相手に気持ちを伝えるときに敬語の使い方を理解しているのとしていないのとでは相手からの印象も変わってきます。

今回は職場やパーティーなどのシーンでよく使う言葉「来てくれてありがとう」の敬語表現での使い方をご紹介します。相手に対して失礼のないように使い分けていきましょう。

「来てくれてありがとう」の尊敬語は?

尊敬語は目上の人に対して使います。相手を敬う表現で、相手を立てたいときに使います。例えば会社では部下が上司に対して使い、学校など教育の場では生徒が教師に対して使います。

「来る」の尊敬語は「お越しになる」「いらっしゃる」などいくつか表現がありますが、「来てくれてありがとう」を敬語表現で伝えたいときに一番使いやすい表現が、「お越しいただきありがとうございます」です。

「来てくれてありがとう」の丁寧語は?

丁寧語は相手に対し敬意を表して「です」「ます」など丁寧に言う言い方です。相手は特に問いません。話し手が聞き手に対して丁寧に言うときに使います。

「来てくれてありがとう」を丁寧語で伝えたいときに一番使いやすい表現は「来てくださってありがとうございます」です。

「来てくれてありがとう」の敬語での使い方

ここでは実際に「来てくれてありがとう」の敬語表現について使い方をご紹介していきます。仕事やプライベートでうまく使い分けていきましょう。

「来てくれてありがとう」の敬語の種類は?

まずはじめに、「来る」の尊敬語は「お越しになる」「お見えになる」「いらっしゃる」などがあります。どの言葉を使ってもかまいませんが、この尊敬語にはそれぞれ意味があります。

「お越しになる」は相手が来ることを指していますが、「お見えになる」は相手と会うことを目的としています。また、「いらっしゃる」は「居る」と「来る」という2つの言葉の尊敬語です。対象とする目的はそれぞれ多少違いますが、どの言葉も同じ「来る」の尊敬語として使われています。

特に使い分ける必要はありませんが、気になる場合や、しっかりとした表現を使いたい方はそれぞれの意味を意識してみましょう。

「来てくれてありがとう」の敬語表現での使い方

それでは実際に「来てくれてありがとう」の尊敬語での使い方と丁寧語での使い方について説明していきます。敬語を使用する対象が変わってくるので注意が必要です。

尊敬語での使い方

「来てくれてありがとう」の尊敬語で一番よく使われる表現が「お越しいただきありがとうございます」です。この表現を使うときに「お越しいただき」と「お越しくださり」で迷ってしまう場合があります。

どちらを使っても構わないのですが、「お越しいただき」はこちらが相手にお願いして来てもらったときに使い、「お越しくださり」は相手が自分の意志で来たときに使います。

「いらっしゃる」は「ありがとう」と言う言葉を後ろにつけると多少表現が変わってきます。「いらっしゃってくださりありがとうございます」より「いらしてくださりありがとうございます」としたほうがすっきりします。

「来てくれてありがとう」の尊敬語はそのときの状況で使い分けるようにしましょう。

丁寧語での使い方

丁寧語では対象に関わらず、相手に対して敬意を示すために丁寧な言い回しとして使います。「来てくれてありがとう」の丁寧語は「来ていただきありがとうございます」「来てくださりありがとうございます」です。

こちらでも先ほど説明したように「いただき」と「くださり」で多少意味が変わってきます。

言葉のはじめに「わざわざ」とつけて「わざわざ来ていただきありがとうございます」とすると、「来てくれてありがとう」という言葉がより丁寧な印象になります。

メールで「来てくれてありがとう」を使う場合

メールで「来てくれてありがとう」と気持ちを伝えるときには、気持ちが高まってしまいつい長文になってしまいがちですが、読み手側はあまり長文だと疲れてしまいます。率直に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

また、送るタイミングも当日、または翌日までには送るようにしましょう。あまり遅くなると相手に対して失礼になってしまいます。なるべく早い対応を心がけましょう。

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ビジネスメールでの使い方

「来てくれてありがとう」をビジネスの場で使う場合、相手が会社に来てくれたことに対しての感謝の気持ちとして使うことが多いでしょう。

会社に来ていただいた場合は「ご来社いただき」、「弊社にお越しいただき」、「私どもの会社にお越しいただき」など、会社を含む表現を使います。

「お忙しい中弊社にお越しいただき、誠にありがとうございました」と「お忙しい中」や「誠に」という語句を付け加えるとより丁寧な表現になります。

メールの中でも「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちが相手に伝わる文章にしましょう。

手紙での使い方

手紙で「来てくれてありがとう」と伝える場合もメール同様、簡潔に要点をまとめて書くようにしましょう。また、曖昧な表現は避け、誤字脱字にも気を付けましょう。書き方は、時候の挨拶から始まり主文、結びの言葉へとつなげていきます。

遠くから来てくれた方には「遠方よりお越しいただき、ありがとうございました。」や、天候が悪い中来てくれた方には「お足元が悪い中お越しいただきまして、ありがとうございました。」など、その時の状況によって表現を変えるとより良いでしょう。

「来てくれてありがとう」を敬語表現するときの例文

「来てくれてありがとうございます」の敬語表現での使い方は?

まず、「来てくれてありがとうございます」は現在進行形での表現です。例えば結婚式に来てくれた出席者に伝えたり、取引先様が来社された際に使います。

例えば結婚披露宴やパーティーなどのシーンで使う場合は「本日はご多忙の中私達のパーティー(結婚披露宴)にご出席いただきまして、誠にありがとうございます」また、会社への来客の際には「お忙しいところ、弊社へお越しいただきまして、誠にありがとうございます」という風に使います。

今そこにいる人たちに対して使う表現です。ただし、一部接客業では接客の終わったお客様に過去形ではなく現在進行形で「ありがとうございます」と使っているところがあります。

過去形=終わりという風にも感じることができるため、次もお越しくださいという気持ちを込めて「ありがとうございます」を使っています。

「来てくれてありがとうございました」の敬語表現での使い方は?

先ほどは現在進行形でしたが、「来てくれてありがとうございました」になると、過去形での表現になります。来社してくださったお取引先様や、パーティーなどに来てくれた方に改めて感謝の気持ちを伝えるときに伝えます。

例えば「本日(先日)はお忙しい中ご来社いただきまして、誠にありがとうございました」というように使います。お見送りのときや後日改めてお礼を言いたいときに使います。

「来てくれてありがとう」の別の敬語での言い方は?

これから紹介する表現もよく会話やメールで使われます。「来てくれてありがとう」の敬語表現は色々なシーンで使われることが多いので、いくつかパターンを覚えておくと便利です。

まずは「ご足労」という言葉です。こちらの言葉も「来る」の尊敬語です。足を運んでわざわざ来てくれたという意味があります。「遠方よりご足労いただきありがとうございました」「先日は弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました」というように使います。

「運ぶ」という言葉も「来る」の尊敬語ですが、こちらは「行く」の意味もあります。「お足元が悪い中お運びいただき、ありがとうございます」「本日はお忙しい中足を運んでいただき、ありがとうございます」というように使います。

「来てくれてありがとう」を伝えよう

相手に対して「来てくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることはその後の両者の関係を円滑に運ぶきっかけになります。

敬語に変換するだけで、幅広い年代の方や職業の方に感謝の気持ちを伝えることができます。人とのコミュニケーションを通じて色々なシーンで「来てくれてありがとう」を伝えましょう。

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