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「ご都合が悪い」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

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「ご都合が悪い」の敬語表現の基本

「ご都合が悪い」は、相手の予定をたずねる時に使う言葉です。「ご都合が悪いようでしたら、別の日程にいたします」「ご都合が悪いようでしたらご連絡いただけましたらと存じます」などの使い方をします。「ご都合が悪い」は尊敬語にあたります。

「ご都合が悪い」の敬語での使い方

「ご都合が悪い」は「都合が悪い」を尊敬語の形で敬語にした表現です。尊敬語ですので、相手の都合を尋ねるときにのみ使います。

丁寧語・謙譲語・尊敬語

敬語には「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」があります。「ご都合が悪い」は敬語の中の尊敬語にあたります。「ご都合が悪いようでしたら」などの形で相手の都合を聞く際に使います。

使い方

「ご都合が悪いようでしたら、別の日程にいたします」「ご都合が悪いようでしたら日程を調整いたしますので、ご連絡くださいませ」「12月8日の予定ですが、ご都合が悪いようでしたらおっしゃってください」などの使い方をします。

メールでの使い方

「ご都合が悪い」は相手の予定を尋ねるような場面で使うことが多いです。「明後日の10時からご予約をいただいておりますが、ご都合が悪いようでしたらご連絡くださいませ」「セミナーは1月26日の10時からです。ご都合が悪いようでしたら他の日程をご案内いたしますので、ご連絡ください」などの使い方をします。

「ご都合が悪い」を敬語表現するときの例文

「ご都合が悪い」は「都合が悪い」の敬語表現です。「ご都合が悪い」の使い方を、状況別の例文を使って解説していきます。

ご都合が悪いようでしたら

【例文】
「明日説明会を開催する予定ですので、ご参加いただければと思っております。しかし、急なことですのでご都合が悪いようでしたら次の日程をご案内いたします」「今日の仕事上がりに飲み会をしようと思っていますが、先輩のご都合が悪いようでしたら別の日にします」などの使い方をします。

ご都合が悪い場合

「ご都合が悪い場合は」という言葉はあらかじめ互いに確認した日程などを、念のためにもう一度確認するような場合に使います。

【例文】
「昨年もご連絡いたしましたが、セミナーは1月15日の10時からを予定しております。ご都合が悪い場合はご連絡くださいましたらと存じます」「先だってお約束しておりましたとおり、明後日の午前中にお伺いさせていただく予定です。ご都合が悪い場合はご連絡いただけましたらと存じます」

などの使い方をします。

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ご都合はいかがでしょうか

「ご都合」は「都合」の尊敬語です。「ご都合が悪いようでしたら」という表現は、あらかじめ決めておいたことに念を押して確認するようなニュアンスで使われることが多いです。単に都合を聞きたい、という場合は「ご都合はいかがでしょうか」という言葉を使うことが多いです。

【例文】
「1月15日の10時からセミナーを開催させていただきます。ぜひご参加いただけたらと思っております。××様のご都合はいかがでしょうか」「最短で、明後日の午前中にお伺いできるのですが、ご都合はいかがでしょうか」

などの使い方をします。

「ご都合が悪い」の類語の敬語表現

「ご都合が悪い」は、「××日を予定していますが、ご都合が悪いようでしたら変更いたします」「××日にお伺いいたします。ご都合が悪いようでしたらご連絡ください」などの使い方をします。相手の都合が悪いようであれば何かしらのアクションをする、と伝えたい時や、都合が悪い場合はアクションが欲しい、と伝えたい時に使います。

「ご都合が悪い」には、若干ニュアンスが違う類語が多数あります。相手の都合を聞きたい時には、その場の状況に合わせて「ご都合が悪い」や、その類語の敬語表現を使っていく必要があります。

お忙しい

【例文】
「ご都合が悪い」という敬語に非常に近い表現に「お忙しい」があります。「忙しい」を尊敬語の形で敬語にした表現です。「今日の夜飲み会をする予定ですが、先輩がお忙しいようでしたら別の日にするつもりです」「今日の仕事上がりに少しお時間をいただけたらと思うのですが、お忙しいですか」「明日お伺いしたいのですが、お忙しいでしょうか」

などの使い方をします。

万障お繰り合わせの上

「ご都合が悪い」は「都合が悪いようならば、こちらが日程を変えるなどの行動を取る」という意味合いのことを伝えたい場面で使います。「万障お繰り合わせの上」は逆の意味になります。

「万障お繰り合わせの上」は「なんとかそちらで都合を付けて欲しい」と伝える時の言葉です。敬語というわけではありませんが慣用句的な言葉で、敬語と同等の使い方をします。

【例文】
「12月10日に同窓会を開催する予定です。皆さま万障お繰り合わせの上ご参加ください」「××さんの昇進のお祝いに飲み会を開催いたします。皆さま万障お繰り合わせの上ご参加ください」

などの使い方をします。

他にご予定がないようでしたら

「ご都合が悪い」は、「都合が悪いようならば、こちらがなにかしらのアクションを取るので言って欲しい」と伝えようとするような場面で使います。「他にご都合がないようでしたら」は敬語の中の尊敬語にあたります。

「来て欲しいのだけれど」「都合がつかないなら無理にとは言わない」というようなニュアンスを伝えたい時には「他にご予定がないようでしたら」というと気持ちが伝わりやすいです。

【例文】
「今日、仕事上がりにみんなで飲みに行く予定です。他にご予定がないようでしたら先輩も一緒に行きませんか」「12月10日にセミナーを開催いたします。他にご予定がないようでしたらぜひご参加ください」

などの使いかたをします。

「ご都合が悪い」と「差し障りがある」の意味の違い

「ご都合が悪い」と「差し障りがある」「差支えがある」は似通った意味です。「ご都合が悪いようでしたら別の日にいたします」は「差し障りがあるようでしたら、別の日にいたします」と同じ意味です。

「ご都合」の場合は「よい」「わるい」と言います。敬語では「ご都合が悪いようでしたらお知らせください」「ご都合の良い日を教えてください」などの使い方をします。

「差し障り」は「ある」「ない」と言います。敬語では「差し障りがあるようでしたらご記入いただかなくても問題ありません」「差し障りのない範囲でご記入をお願いいたします」などの使い方をします。

「都合が悪い」と相手に伝えたい場合の敬語表現

「ご都合が悪い」は「都合が悪い」の尊敬語です。この敬語は相手の都合を聞く場面でしかつかいません。「今日の仕事上がりに飲み会にいきませんか」と言われて「今日はご都合が悪いです」と答えるのは間違いになります。

「都合が悪い」と言いたい場合は丁寧語の形で敬語にします。「都合が悪いです」が「都合が悪い」の丁寧語です。しかし「今日は都合が悪いです」ではなんとなく、丁寧さに欠ける印象になります。

「申し訳ない」「残念です」などのクッション言葉を使う

より丁寧な表現にしたい、という場合はクッション言葉を使うという方法もあります。クッション言葉と言うのは「申し訳ない」「残念なのですが」「恐れ入りますが」などの言葉の言葉のことです。

「申し訳ないのですが、今日は都合が悪いです」「とても残念なのですが、今日は都合が悪いです」などの使い方をします。

予定がある

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「都合が悪い」と伝えるのではなく、「他に予定がある」と伝えた方がやや丁寧な印象になります。

「ご都合はいかがですか」と聞かれ、「都合が悪い」と答えなくてはならない場面では「都合が悪いです」と答えるのではなく「申し訳ないのですが、他に予定があります」「残念なのですが、他に予定があります」などの応え方をすると丁寧な印象になります。

「ご都合が悪い」を使いこなそう!

「ご都合が悪い」は相手の予定を聞くときに使う表現です。相手の都合が悪いのであれば、こちらが何かしらのアクションを取る、あるいは都合が悪い時は教えて欲しい、ということを伝えたい時に使います。

「ご都合が悪いようでしたら、日程を変えますのでおっしゃってください」「ご都合が悪いようでしたらご連絡くださいましたらと存じます」などの使い方をします。

「ご都合が悪い」の敬語表現を覚えて使いこなせるようになりましょう。

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