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「お電話ください」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

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「連絡」の意味

「連絡すること」の基本的な意味は、「別々の場所にある人同士が、共有する事柄について意思疎通し合うこと」や「必要な情報を受け合うこと」を言い、これは主にビジネス上でもプライベート(日常生活)でも普通に見られる行動です。

よく「連絡交換」という言葉を聞きますが、この場合でも別々の場所にいる人同士が「必要な情報や方法を受け合うこと」を念頭に置き、その「必要な情報」をコミュニケーションのメインに置く形でいろいろな場面で会話されます。

「必要な情報の受け取り合い」がメインになるのが「連絡」ですから、特にビジネス上ではこの連絡交換がどれだけ大切かということをまず、その念頭に置くことが重要になります。

敬語「お電話ください」の意味

ビジネス上でよく「ご連絡をいただけますか」という表現がされますが、この表現はそもそも敬語表現で、「お電話ください」という語形がそのまま敬語として表現されていることになります。

ビジネス上でも「お電話ください」という表現がそのまま使われることも普通にあり、「ご連絡ください」という言葉と併用される形で「お電話ください」という表現は敬語表現として認識されます。しかし原則的に言うと「お電話ください」という言い方よりも、「ご連絡ください」という表現の方がベターです。

「ご連絡をいただけますか」や「ご連絡をいただければ幸いです」という言い方の方が相手に対とって好印象を与えやすく、主にビジネス上では敬語表現がメインになりますので、「さらにベターな敬語表現を使うこと」が義務づけられます。

敬語「お電話ください」の使い方

先述でお伝えしましたように、「お電話ください」という言い方を「ご連絡ください」という表現に変えることが、ビジネス上では一般的な連絡交換をする場合の表現になります。

・先日いただきました案件につきまして、ご連絡をいただけると幸いです。
・この事業計画につきまして、改めてご連絡ください。
・報告書につきまして、折り返しのお電話をいただくことができれば幸いです。

このように「お電話ください」という言い方をする場合でも、文章全体の流れや印象を考慮した上で、相手に対して非礼がないよう配慮できていれば問題はありません。

敬語の種類

日本語の敬語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類の敬語表現があり、それぞれの敬語表現は場面や状況によって使い分けられます。

尊敬語というのは「相手が目上の人や、立場が上位にある上司に対し、敬意を表して言う敬語表現」を意味します。謙譲語は「相手と自分の関係性や立場を問わず、話者が自発的に自分の姿勢や立場を低めて敬意を示す敬語表現」を言い、多くの場面で使用されます。

丁寧語というのは「不特定多数の人々に向けて敬意を示す敬語表現」を意味し、主に「です・ます口調」によって表現される、ポピュラーな敬語表現になります。

「お電話ください」という言葉の使い方

先にご紹介しました尊敬語、謙譲語、丁寧語などの敬語表現例を踏まえた上で、この「お電話ください」という表現もさまざまな場面において使い分けられます。

・先日に承りました案件につきまして、再度、ご連絡いただければ幸いです。
・早急のご連絡をいただくことができ、誠にありがとうございます。
・折り返しのお電話を差し上げますので、もうしばらくお待ちください。
・事業計画の起案書作成につきまして、ご連絡をいただける幸いです。
・先日にお電話をいただきました、○○と申す者です。

このように、いろいろな場面において「お電話ください」という表現が使い分けられ、どの場合でも「そのときに必要な情報の受け渡し」がメインになります。「お電話ください」という言葉が直接的に使用される場合は、主に丁寧語で言われる場合や、謙譲語の表現において見られ、特に上司と部下の関係にない状況が認められます。

敬語「お電話ください」の例文

「お電話ください」という言葉の敬語表現を考える場合、この「お電話ください」という言葉そのものがすでに敬語表現のように認められます。実際にビジネス上でも、多くの場面においてこの「お電話ください」という言葉・表現がそのまま使われており、さして相手にとって印象を損ねることも少ないです。

・早急に対処するべき事情がございますので、折り返し、お電話ください。
・Aプランの事業計画の起案書作成につきまして、ご質問事項がございますのでお電話いただければ幸いです。
・先日にいただきましたご企画につきまして、もう一度お電話いただければ幸いです。
・こちらから折り返しお電話致しますので、ご都合のよい日をお電話ください。

「お電話ください」の別の敬語表現例

先方会社とのやり取りや、個別で会社とやり取りする場面においても、「お電話ください」という表現がそのまま使われる場合があります。ただしその場合には、ただ「お電話ください」と伝えるのではなく、「幸いです」や「いただければ」などの別の敬語表現を添えておくことが大切です。

先述でいくつかお伝えしましたように、「お電話ください」という言葉の別の表現では、「ご連絡をください」や「お知らせください」などの言葉が代用されます。

・先日にご連絡いただきました案件につきまして、ただいまご検討させていただいております。
・Aプランの事業計画につきまして、再度ご連絡いただけましたら幸いです。
・もしも特別にお変わりがございましたら、早急にお知らせください。
・こちらからご報告致しますので、しばらくお待ちください。

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ご連絡ください

「ご連絡ください」という言い方は、「お電話ください」という連絡交換について言う場合は多く使われる表現になるでしょう。ビジネス上では連絡のやり取りが重要となるため、特に先方会社やお得意先とのやり取りでは、連絡交換用の言葉は統一されています。

その場合にこの「ご連絡ください」という表現はポピュラーな敬語表現となり、なおかつ相手に対して印象も損ねることのない便利な敬語表現となります。

・折り返しご連絡ください。
・その案件につきましてのプランをご連絡ください。
・先日におきましてご連絡いただきました内容を、再度ご検討致します。
・今後の事業計画につきまして、ご都合のよい日にご連絡ください。

「ご連絡ください」という言い方はどの場面でも印象がよく、また当たり障りのない便利な言葉として認められます。

ご連絡お待ちしております

ビジネス上用語ではほとんど敬語表現がメインになり、「お電話ください」という表現も確かに敬語として認められる場合が多いですが、さらに当たり障りのない敬語表現が求められます。

その場合は「ご連絡ください」という表現が印象のよい言葉となり、また「お待ちしております」という言葉を語尾に付け加えることにより、「ご連絡ください」という表現にさらに好印象を持たせることができます。

・その案件につきまして、ご都合のつく日にご連絡お待ちしております。
・折り返しのご連絡をお待ちしております。
・その件につきましてのご質問を含め、後日にご連絡お待ちしております。
・ご連絡をお待ちしていただければ幸いです。

さまざまな場面で「ご連絡お待ちしております」という表現が聞かれますが、どの場合も「お電話ください」という表現より印象のよい敬語表現として認められます。

ご連絡いただき誠に感謝申し上げます

先にご紹介しました「ご連絡お待ちしております」よりもさらに敬意を示す敬語表現が、この「ご連絡いただき誠に感謝申し上げます」という形容になります。これは主に公式のビジネスメールなどで散見される表現ですが、「お電話ください」の敬語の中でも、より丁寧な敬語表現となるでしょう。

「申し上げます」というのは「言う」という言葉の敬語となり、この場合は「お電話ください」の敬語表現としては二重の敬語表現となります。

・先日はご連絡いただき誠に感謝申し上げます。
・A事業計画へのアイデアにつきまして、ご連絡いただき誠に感謝申し上げます。
・非常にご貴重なご連絡をいただき、誠に感謝申し上げます。

特に上司に対する場合や、プライベートでも尊敬する人に対する場合には、この「ご連絡いただき誠に感謝申し上げます」という表現によって「お電話くださりありがとうございます」という感謝の意を相手へ伝えます。

「お電話ください」の英語表現と意味

「お電話ください」という言葉を英語に直すと、「please call me」や「please give me your telephone」、または「please to call」や「please give me a ring」などの言葉で表現されます。

・Please call me anytime.
「いつでもお電話ください。」
・May I help you by our telephone?
「お電話いたしましょうか」
・Please give me a ring on arriving at the station.
「駅に到着次第、お電話ください。」
・Please give me your telephone at night.
「どうぞ夜間にお電話ください。」

「お電話ください」の正確な敬語表現と用例を把握しましょう

いかがでしたか。今回は「お電話ください」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現と題して、「お電話ください」という表現の正しい使い方や正確な意味、またあらゆる場面での敬語表現について多角的な視点からご紹介しました。

「お電話ください」という表現はそのままビジネス上でも使われていますが、その正確な敬語表現を考える場合は、「ご連絡ください」や「ご報告ください」という言葉に置き換えられ、その文脈に「幸いです」や「いだだければ」などの補語をつけて敬語表現とします。

会社などで交わされる連絡交換用の敬語表現では、特に先方会社やお得意先との連絡のやり取りが一般的に行なわれるため、それぞれの場面で「正しい敬語表現」を身につけておくことは必須のマナーとして認められます。

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