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「大変ですね」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

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「大変ですね」の敬語表現

落ち込んだ相手をなぐさめる気持ちで「大変ですね」という人は多いでしょう。しかし「大変ですね」という言葉は一見敬語や丁寧語のように考えられますが、どことなく違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。

もし自分が大変な状況にあったとして、「大変でしたね」と言われたとしたら、少し戸惑う気持ちになるのではないでしょうか。「大変でしたね」という場合のの敬語での使い方を紹介します。

「大変ですね」の敬語での使い方

「大変ですね」と一言だけで敬語を使う場合、表現としては何か物足りなさを感じる事でしょう。「大変」という言葉自体は強調の表現をする言葉です。重大な事件や一大事のことをいいます。また物事が重大である場合にも「大変」という言葉を使います。「大変な被害を受ける」などです。

苦労が並々ならぬことも「大変」という言葉を使います。「大変な目に合う」「日々の暮らしが大変です」などあります。

「大変ですね」という敬語のニュアンス

「大変ですね」という敬語はこのように重大な状況が現在起きている様子を言っており、当事者が大変な目にあっているそばで「大変ですね」と敬語でいわれた場合、間違いではないのですが言葉が足りないニュアンスがあります。

大変な経験をした相手へのなぐさめの言葉をかける場合は「大変ですね」という以外にも「大変でしたね」という声掛けと、「できる事があればおっしゃってください」といったもう一言があると少しでも気持ちに寄り添うことができるでしょう。

敬語の種類

敬語にはいくつかの種類があります。敬語には尊敬語、丁寧語、謙譲語があります。尊敬語は相手自身や相手の物、行動の位を高めて敬意を表現する言葉です。相手の動作や呼び名を表す時に使います。

丁寧語は相手に直接敬意を表し、「お、御」接頭語をつけ、「です、ます、ございます」といった言葉を語尾につけます。また接頭語をつける「ご飯」、「お茶」なども丁寧語になります。

謙譲語は自分自身や自分の行動などを謙遜して地位を下げる表現をすることで、相手の地位を高めて敬意を表す言葉の使い方です。

シチュエーションで違う敬語の使い方

ビジネスなどでは社内と、社外で敬語の使い方が変わります。社内でのコミュニケーションでは上司や年上に対して敬語を使用するのは基本でありますが、社外に出れば上司も同じグループの一員になりますので取引先に対して自分の上司について話す場合には敬語を使う必要がありません。

二重敬語に注意!

一見丁寧な言い回しと感じるようですがどこか違和感のある二重敬語には注意したいです。丁寧すぎる二重敬語は相手にとっては逆効果になることが多く十分に注意しておきたい使いまわしです。

またこのことを知っていることで違和感のない敬語や丁寧語を使うことができますので頭に入れてきましょう。

大変ですねの敬語表現の使い方

「大変ですね」の敬語表現としては、「大変」という強調を意味する言葉を違和感ない敬語に含めることが良い使い方でしょう。「大変ですね」の意味が通る敬語では「大変驚いております」や「大変心配しております」という「大変~している」というような表現が違和感なく伝わるでしょう。

・「台風の被害の範囲が広く、大変心配しております」
・「ご病気にて入院と承りまして、大変驚いております。」

メールでの使い方

「大変ですね」の敬語表現のメールでの使い方を紹介します。「大変ですね」という敬語は強調を表現する言葉ですが具体性に欠けます。メールでは「~で大変でしたね」や「大変~しています」というねぎらいの気持ちが伝わる敬語の使い方を意識すると良いでしょう。

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ビジネスでの使い方

ビジネスシーンで「大変ですね」という敬語を使うときは注意が必要です。「大変ですね」という敬語は若干目上からのニュアンスが感じられますので言い換えた敬語を使うほうが無難でしょう。しかし「大変という」言葉を使いうまくへりくだる表現にすることもできます。言いにくいことを伝えなければならない状況で「大変」という言葉を使います。

「言いにくいのですが~」という言葉を「大変」を使って書き換えます。「大変申し上げにくいのですが」というように書き換えることでへりくだる表現にして、申し上げるという敬語を使います。

また、電話で何回もコールが鳴った後で電話を取るときなどは「大変お待たせしました」と詫びの言葉をいれてから電話応対をします。

目上の人への使い方

例えば目上の方が「~が大変だったよ」といった話しを掛けられた時には「大変でしたね」といったように会話をすることなど使い方があります。気持ちが知られている上司が相手なら「大変でいたね」「大変ですね」といった場合でもねぎらいの気持ちや、寄り添う気持ちは感じ取ってくれることでしょう。

「大変ですね」を敬語表現するときの例文

相手をねぎらいたい気持ちになるときは日常にあります。取り込み中の仕事が忙しい相手に対してのねぎらいの気持ちや、大雨や大雪といった天気が悪い時に届け物をしてくれた業者の方にねぎらいの気持ちや感謝の気持ちを伝えたいときです。

また上司が出張へ行くときや、遠方から来た目上の方に対してねぎらう気持ちを伝えようとする場面はあるでしょう。

「大変ですね」を敬語表現するときの例文を紹介します。

同僚や同じ部署など

同僚が取り込み中の仕事が大変だった時に「大変ですね」と声をかけたくなる時があります。そのようなときは「大変ですね」という以外に言葉を付け加える事でニュアンスが変わってくるでしょう。

「大変ですね、何か手伝えることがあったらおっしゃってください」や「昨日は夜遅くまで大変だったと思います。お疲れさまでした」といった言葉を使ってもよいでしょう。

目上の人物に対して

上司の出張にねぎらいの気持ちをかけたい時は

・「長期にて遠くへのの出張、大変と存じますが、気を付けていってらっしゃいませ。」

遠保から来た目上の方に対してねぎらいの気持ちを伝えたいときは

・「遠距離にて移動中は大変だったと存じます、お越しいただきましてありがとうございます。」

このように「大変ですね」という意味を入れた敬語をつかうと良いでしょう。「大変ですね」「大変でしたね」という敬語だけだと表現が不足しているような印象があります。

夜遅くまで「大変ですね」

仕事が夜遅くまでかかる、夜遅くまで仕事をしている人に「大変ですね」と声をかける場合をかんがえてみましょう。

「夜遅くまで大変ですね。」という言葉ではあいまいな印象があります。「大変ですね」の言葉に付け加えて敬語を用いれば印象が変わります。

・「夜遅くまで準備が大変ですね。明日は私も作業に加わりますのでよろしくおねがいします。」

夜遅くまでの準備がある相手の状況をこちらがわかっている事を付け加えたり、そのことに対して自分がどう対処できるのかを言うことであいまいな印象にならないでしょう。

「大変ですね」の別の敬語表現例

「大変ですね」という言葉を別の敬語表現でするとどうなるのでしょうか。「大変ですね」という「大変」の対象が明確になるように敬語を考えましょう。

「大変」は強い意味の言葉で使われますのでその類義語にはいくつかあります。

「大変感動した、大変影響をうけた」

「大変感動した、大変影響をうけた」という意味を別の敬語表現ですることを考えましょう。

・「部長の仕事に対する信念に感銘を受けました。」

「感銘を受けた」という敬語にすることで「大変感動した」とか「大変勉強になった」といったニュアンスも表現できます。

被害や病気に見舞われた相手へのねぎらい

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被害や、病気に見舞われた相手へのねぎらいの言葉として「大変ですね」という敬語に変わる表現を考えます。「大雨による被害が大変ですね。心配しています。」という言葉の「大変ですね」という言葉を別の敬語表現にします。

・「大雨による被害が甚大とうかがいました。皆様をご案じ申し上げます。」

「大変ですね」という部分を「甚大な」という表現に変えることができますのでこのようにして「大変ですね」という敬語を別の表現にできます。

「大変ですね」という敬語はあいまい

「大変ですね」という敬語はあいまいな言葉です。「~で大変ですね」という言葉でねぎらいが表現できるのですが、聞いた側としては少し気持ちが希薄な印象を持つ人もいるでしょう。人によってそれぞれ感じ方は違うとしても、その一言以外に付け加えるほうがよいでしょう。

「突然のことで~大変ですね」とか「~とのことで大変~ですね」という敬語表現で言葉にしたほうがねぎらいの気持ちが相手に伝わるでしょう。

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