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「どうでしょうか」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

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「どうでしょうか」の意味とは?

「どうでしょうか」には、大きく分けて2つの意味があります。

意味その1:状況を尋ねる・意見を求める

「退院されてから、お加減はいかがでしょうか?」
「ご状況はいかがでしょうか?」
「この日に会議を設定したいのですが、ご都合はいかがでしょうか?」
「(上司に対して)いかがお考えでしょうか?」
「先日の社内旅行はいかがでしたでしょうか?」

「どうでしょうか」は、相手の様子や状況を尋ねる際、または意見や感想を求める際に用いられます。ビジネスシーンでは「どうでしょうか」ではなく「いかがでしょうか」を使います。感想を求める場合は過去の出来事に対して尋ねるので、「いかがでしたでしょうか」となります。

意味その2:する

「今日のランチは、パスタでもどうでしょうか?」
「運動不足が気になるのなら、ジムに通ってみるのはどうでしょうか?」
「あの歯医者は評判が良いですよ。行ってみてはどうでしょうか?」
「今夜はもう一軒、どうでしょうか?」

「どうでしょうか」は、何かを人に勧める、提案する際にも用いられます。昼食の提案、運動不足解消への助言、歯医者を探している同僚への情報提供、二次会へのお誘いを例に挙げましたが、他にも使える場面は考えられます。

「どうでしょうか」の使い方とは?

「どうでしょうか」はどのように使うのでしょうか。そもそも敬語として使えるのかどうか、使い方や使う相手について解説します。

敬語の種類とは?

敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語に分けられます。尊敬語は相手に敬意を表す表現なので、相手の行為に対して使います。謙譲語はへりくだって自分を下げることによって相手を高める表現なので、自分の行為に対して使います。

丁寧語は「です・ます」に代表されるように、丁寧な言い回しです。ビジネスシーンでは丁寧語だけでは不十分で、尊敬語・謙譲語が正しく使えることが求められるでしょう。

「どうでしょうか」は敬語なの?

「どうでしょうか」は丁寧語ではありますが、尊敬語ではありません。「どう」は漢字で書くと「如何」となり、「いかが」とも読みます。「どう」には相手の様子などを尋ねる意味があり、「でしょうか」は「だろうか」を丁寧な表現にしたものです。ビジネスシーンでは「どうでしょうか」だと失礼にあたることがあるため、「いかがでしょうか」が一般的に使われます。

使い方は?

「どうでしょうか」は、親しい先輩や同僚などある程度かしこまらなくても良い関係性の人と話す際に用いられます。「例の案件について、このようなプランを立ててみましたが、どうでしょうか?」というように、率直な意見や感想を求めたい時に使うと良いでしょう。前述のする場面での使い方も、同僚との社内でのフランクなコミュニケーションとお考えください。

目上の人に使っても大丈夫?

目上の人、つまり上司や取引先、お客様には「どうでしょうか」ではなく「いかがでしょうか」を使いましょう。「いかがでしょうか」には改まって尋ねるという意味がありますので、目上の人に対しても使える表現です。「どうでしょうか」は意見を求めるというより疑問をストレートにぶつける印象のため、目上の人には不快感を与える可能性があります。

取引先に「このプランにしようと考えていますが、どうでしょうか?」と電話やメールで連絡を入れるのは適切ではありません。取引先にも上司にも怒られてしまうことになりかねませんので、注意が必要です。お客様に対しても同様で、最悪クレームになることもあります。「いかがでしょうか」と、より丁寧な表現をしましょう。

「どうでしょうか」と似た表現は?

「どうでしょうか」と似た表現として、「いかがでしょうか」「よろしいでしょうか」「いかがなさいますか」「いかがいたしましょうか」の4つについて解説します。似ているけれども使う場面が違いますので、しっかりと違いを把握しましょう。

ビジネスでは「いかがでしょうか」が基本!

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これまで説明してきたように、ビジネスシーンでは「どうでしょうか」より「いかがでしょうか」を使う方が望ましい場面がほとんどです。目上の人に対して「どうでしょうか」という言葉を使わないように注意しましょう。

「よろしいでしょうか」との違いは?

「よろしいでしょうか」は、「いい?」「いいですか?」を丁寧に表現した言葉なので、相手に許可や了承を求める際、または不都合がないか確認する際に使います。「どうでしょうか」や「いかがでしょうか」とは使う場面が違うので注意してください。

電話対応で「今、お時間いただいてもよろしいでしょうか?」と尋ねる場面があります。これは「今あなたのお時間をいただいても不都合はないでしょうか?差し支えないでしょうか?」と確認する意味です。

「〇〇社との契約の件、このようにしたいのですが、よろしいでしょうか?」と上司に対して使ってしまうと、自分の意見を押し通したいような印象を与えます。「これでいいよね?」と念押ししている状態になり、表現として強すぎるということです。この場合は「いかがでしょうか」を使い、あくまで上司の意見を伺う姿勢を示した方が良いでしょう。

「いかがなさいますか」との違いは?

「どうでしょうか」と混同しやすいのが「いかがなさいますか」という表現です。「いかが」+「なさい」+「ますか」と分解すると、「どうするか」の敬語だと分かります。例えば、「包装紙は赤と青の2種類からお選びいただけますが、いかがなさいますか?」といった使い方をします。相手に意見や感想を求めるのではなく、どうするか・どうしたいのか尋ねる際に使います。

「いかがいたしましょうか」との違いは?

「いかがなさいますか」と「いかがいたしましょうか」は間違えやすいので、気をつけましょう。「なさる」は尊敬語であり、目上の人の行為に対して使います。「いたす」は謙譲語であり、自分の行為に対して使います。

「お車のご用意はいかがいたしましょうか?」というように、上司に車を用意する必要があるかどうか尋ねる時は、車を用意するのは自分なので、へりくだった表現をします。

「いかがでしょうか」ではダメな場合とは?

一見、どんな場面でも使える便利ワードのような「いかがでしょうか」ですが、使えない場面もあるので注意が必要です。

例その1:お飲み物はいかがでしょうか?

飲食店の店頭で「お飲み物はいかがでしょうか?」と聞かれることがあります。「注文してくれたら嬉しいな」と勧めるニュアンスで用いられます。

耳に馴染みのある言葉だからか、飲み会の席で上司に対して「お飲み物はいかがでしょうか?」と使ってしまう場合があります。聞いた本人は「ビール?日本酒?焼酎?」と飲み物の種類を聞いているつもりでも、「飲むの?飲まないの?」と尋ねていることになってしまいます。この場合は「お飲み物はいかがなさいますか?」という表現が適切です。

どちらも日本語としては正しい表現ですが、使う場面を間違えるとおかしくなってしまいます。どちらが好ましい表現になるかは状況や場面によって変わりますので、その場に合わせて使い分けましょう。

例その2:資料、いかがでしょうか?

「(私が作成した)資料、いかがでしょうか?」のように自分の仕事について意見を求める場合は「いかがでしょうか?」を使ってしまうと失礼にあたります。「私の仕事、どう?」と上から目線で相手に聞く印象になるからです。この場合は「資料を作成いたしましたので、ご査収ください。」という表現を使いましょう。

例その3:新人歓迎会のお日にちはいかがでしょうか?

出し物の内容に対して意見を伺うのは分かりますが、日にちに対してどう思うかと聞かれても上司は困ってしまいます。「〇月〇日に新人歓迎会を執り行いたいと考えておりますが、いかがでしょうか?」という具体的な日にちを提示した聞き方が良いでしょう。

敬語を使いこなすと好印象に!

ビジネスシーンでは、正しい敬語を使えていないと不快に思う方もいらっしゃいます。上司や取引先、お客様に不快な思いをさせることがないよう、しっかりと敬語を覚えたいところです。細かい違いに戸惑うこともありますから、正確に覚えるまでは「この場面はこの表現でいいのか?」と疑問に思った時にすぐ調べる習慣をつけると良いでしょう。

社会人になりたての人にとって敬語は難しく感じられるものですが、覚えておいて損はありません。マスターできれば、好印象が得られること間違いなしです。ぜひ使いこなしてビジネスシーンに活かしていきましょう。

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