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「お二方はどのようなシーンで使うのが適切?」
このように、「お二方」という言葉について疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。特に接客業をしている方は、正しい使い方ができているか不安な面もあるでしょう。
この記事では、「お二方」の意味から例文まで紹介します。使用する際の注意点などもありますので具体的にどのようなシーンで使うかなども含めて把握しましょう。
この記事を読むことで、「お二方」の使い方を把握できるため、間違った使用を避けられるでしょう。
敬語に自信がない方、ビジネスシーンで敬語を使うことがあるが正しく使えているかわからない方は、是非この記事をチェックしてみてください。
「お二方」の意味・読み方
「お二方」の意味は、二人を指す敬語表現になります。二人でいる人々をまとめて一言で表現することができます。「方」という言葉が他人を高める際に使用されるため、このような表現になったようです。
使用は人に対してのみになり、法人に対しては使用されるケースが少ないので注意が必要です。
「お二方」の使い方・例文
ここでは使い方、例文を紹介します。例文を読んで、実際にどのようなシーンで使用されるのかイメージを掴み、「お二方」という敬語表現を使いこなせるようになりましょう。
「お二方」の使い方
二人の意見を聞きたい時などに、「お二方のご意見をお聞かせください」などといった使用がなされます。他にも「お二方をお待ちしておりました」など二人の人を待っていたシーンでも使用することができます。
使用シーンは多岐に渡るので、より具体的に「お二方」の使用方法を紹介します。
ビジネスシーンでは「会社」を指すことも
商談などのケースでは、相手は個人としてではなく会社の代表として商談を行っているので、人を対象とした敬語表現を使用するのではなく会社を対象とした敬語表現で「お二方」と表します。
「お二方様」「お三方様」は二重敬語?
一つの言葉に対して、同じ種類の敬語を使用してしまうと過剰に敬語を使用していることで失礼にあたってしまうとされています。そのため「お二方様」という表現は誤った表現と言えるでしょう。
「お二方」は関係性のある二人に対して使う
接客業など複数の人と接する際に、たまたま近くにいる人などを案内する際に「そちらのお二方」のように敬語表現をしてしまうと関係がないのになぜ一括りにされるのかと不快な印象を与えてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
メールでも「お二方」は使われる
メールにおいては、読み手に伝わりやすく送ることが重要になりますので、「A様とB様のお二方に〜」のように、敬語の対象がわかりやすい文章を意識しましょう。
「お二方」の例文
ビジネスの場合
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このようなビジネスシーンで、「お二方」を使用する際の例文を紹介します。
- お二方の同意を得られたので、今後は三社で方針決定します。
- お二方とご一緒できて嬉しいです。
接客業の場合
接客業で、「お二方」を使用する際の例文を紹介します。
- ご予約はお二方で承っておりますが、ご変更はございませんでしょうか?
メールの場合
ビジネスシーンでは、先方に対して敬語表現を使用するシーンが非常に多いのでここではメールにおいての使用例をご紹介します。ビジネスメールでスムーズなやり取りのために、適切な敬語表現を理解しましょう。
- A様とB様のお二方に資料の件でご連絡しました。
人を指さない場合
二つ以上の会社の代表として「お二方」と表します。このような普段の使い方とは別の使い方もあるので、注意が必要となります。例文を通して誤用しないようにしましょう。
- お二方の合意を得られたので、今回はこのまま進行させて頂きます。
名簿や一覧を確認する場合
実際に名簿などを確認し、二人一組が明確であった場合「お二方」はどのように使用されるのか把握しましょう。
- お二方のご署名をいただいてもよろしいでしょうか。
「お二方」の注意点
「お二方様」のように「方」と「様」で敬語表現が重なってしまうと失礼になりますので、「お二方」もしくは「お二人様」などのように正しい表現をしましょう。その場に合わせて敬語表現を使い分けができると良いでしょう。
「お二方」の類語
各類語で自分が今使っている敬語表現が正しい使用ができているのか不安に感じている方は、確認の意味も込めてチェックしてみてください。
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お二人
「お二方」との違いとしては、ビジネスシーンなどで使われるかしこまった表現であるかどうかという点です。「お二人」よりも「お二方」の方が適切な表現と言えます。
「お二方」と同様に様をつけて「お二人様」とすると二重敬語になってしまうので注意が必要です。
ご両人/ご両者/ご両名/ご両所
「ご両者」「ご両名」「ご両所」もそれぞれの二つあるものを表しており、尊敬を表す「ご」がついている言葉になるため「お二方」と同義です。
これらは結婚式などのシーンで使用されることが多い言葉になり、現代ではカップルに対して「ご両名」がよく使われます。
各位
「各位」は大勢の人に対し、その一人一人を敬う際に使用されます。よって意味は「皆様」という意味になります。自分を含まない相手全員に対して使用できるため、使いやすい敬語表現であると言えるでしょう。
ご一同様
この場合居合わせた人全員を指すので、一部のみを指す場合は使えない、自分を含める際には「様」をつけないという注意点があります。
「ご一同様」という敬語表現は宛名などで使用されるケースが多く、「スタッフご一同様」などといった形で使用されるケースが多いです。
お二人様
「お二人様」は尊敬を表す敬語表現で、「お二方」と同様非常によく使用されている言葉になります。
ビジネスシーンでは、「お二人様」ではなくよりかしこまった「お二方」の使用が適切なので注意が必要です。
「お二方」の敬語表現
ビジネスシーンなどで目上の人と話す機会が多くある方は、適切な敬語表現を使用し相手に敬意を示したいと考えていても伝え方がわからないことがあるでしょう、今回紹介した「お二方」をまずはマスターしましょう。
「お二方」の英語表現
英語でも適切な敬語を使用し、相手に敬意を示したいと考えている方は是非、チェックしてみてください。
you two
また言い換え表現として「you all」や「you guys」がありますが、砕けた印象を与えてしまう可能性があるので、使用する際は注意が必要です。
they both
これに似た表現として、「both」の代わりに「together」を使用した「they together」などの表現方法もあります。
英語での敬語表現は使用する言葉次第で、相手に与える印象が変わるため関係性の理解が重要です。
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「お二方」の意味を知って正しく使いましょう
他にも重要な敬語表現はありますが、会話で使用するシーンがあった際には是非使用してみてください。