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「ご注文」の使い方と例文・敬語の種類・ご注文の別の敬語表現

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敬語の種類と「ご注文」の使い方

敬語には5種類ある

敬語の種類には、尊敬語、謙譲語、丁重語、丁寧語、美化語の5つがあります。

尊敬語は相手側の事柄について言い、使うことで相手を立てられます。定型の「ご(お)~なる」、あらかじめ決められた言い回し「おっしゃる」などが用いられます。

謙譲語は自分側の事柄の向かい先の人物を立てる際に特定の型への置き換えを行ったり、「ご(お)~する」などの形で用います。けれども、一般にご注文するなどとは言わない点に注意が必要です。

丁重語は自分側の事柄を丁重に言うことで相手に敬意を払うことができます。特定の型に置き換えるあるいは「いたす」を付け加えて使います。

丁寧語は自分側にも相手側にも、聞いている人に丁寧に伝わるよう、例えば言葉の語尾に「です・ます」や「ございます」を付けるなどです。

美化語は物事を美化して言う時に用い、聞き手への敬意を込めない場合においても、使用の可能な敬語です。

電話応対における「ご注文」の使い方

「ご注文ありがとうございます」は受注の電話応対などで使われるフレーズです。基本的なお礼の言葉として用いられています。ビジネスでは、たとえ自分の顔が相手に見えずとも、笑顔で適切な敬語での応対に徹するのがマナーです。

より、丁寧な口調での対応を目指してか、「ご注文を承らせていただきました」、「ご注文をお承りしました」との言い回しを耳にすることがあります。これらは誤った敬語の使い方です。承るには既に敬意が込められています。「承りました」あるいは「お受けしました」などがシンプルな表現です。

正しい電話応対は相手が聞き取りやすいだけではなく、自分の仕事のやりやすさにも関係してきます。感謝の気持ちを電話口の相手にしっかりと伝えられるように最善を尽くしましょう。

敬語を用いる局面における「ご注文」の例文

注文書は、注文者が相手の所で商品を注文する意思表示に値するので文書やメールで送るのが基本です。けれども、待てど暮らせど注文書が送られてこないケースもあり、そのようなシチュエーションにおいては送付確認を行うのがビジネスマナーです。

「ご注文」の例文と送付依頼状の書き方

文書中においては拝啓や敬具などの言葉が用いられます。拝啓は頭語、敬具は結語と呼ばれます。拝啓にはお辞儀、敬具には相手を敬う意味が込められていますので安易に省略するのはマナーに反します。

また、ビジネス文書中においては相手の会社を貴社と呼びます。御社は話し言葉なのでくれぐれも、間違って使用しないような注意が必要です。

相手の状況や行き違いなどを考慮し、「お忙しいところ恐縮ですが」や「本書が行き違いになっている場合はご容赦ください」などの言葉を添えることも重要です。

送付依頼状は注文書の送付を依頼するためのビジネス文書ですが、ご注文に対しての感謝の気持ちを伝え表すとともに敬意を忘れてなりません。あくまでも、催促ではなくて依頼であることと次の取引に繋げる文書の作成と郵送を心掛けましょう。

このたびは××××のご注文、誠にありがとうございました。

https://template.the-board.jp/example_sentence/article/example_sentence_request_for_order

「ご注文」の例文と送付依頼メール

文書と同様、相手の会社の状況や行き違いを考慮する言葉添えと「ご注文」に対しての感謝の気持ちを忘れず伝えるとともに注文書の送付を依頼します。

相手の気分を害するようなメールの書き方は避け、書き出しには相手の会社名と部課署名と個人名に様を付けます。個人名が分からない時は会社名+部課署名+ご担当者+様と書きます。

もちろんですが、自分の会社名と部課署名と個人名をメール上にて名乗ります。

会社によっては注文書がなければ納品作業の行えないことも多々あります。会社の方針は会社により異なります。自分の会社だけを相手しているわけではないことを常に念頭に置いてお互いがスムーズに取引できるようマナーを踏まえましょう。

この度はご注文いただき、誠にありがとうございます。

御社よりご注文いただいている「××××」の発注書ですが、

https://template.the-board.jp/example_sentence/article/example_sentence_request_for_order

「ご注文」の別のワード/敬語表現の例

詫び状における「ご用命」の表現例

詫び状を送る機会は少ないに越したことはありません。ですが、商品の誤送など詫びなければならない場面においては相応の配慮が求められます。

そもそも、ご注文は注文に接頭語である「ご」が付く丁寧語です。ご用命も同じく、丁寧に接頭語である「ご」の付いた形なのですが、ビジネスでは罷り通った敬語表現です。

どの敬語を用いて表現すればより、丁寧になると言う話ではなく、詫び状などでは畏まった丁寧さが要ります。ご注文に対してのお詫びの場で同様のご注文を用いることでビジネス人としての品格を損ねなければ問題ありません。けれども、「ご注文いただいた感謝の気持ち」と「誤送のお詫び」を兼ねる状況に即した言葉選びが大切です。

このたびご用命をいただきました「○○ボールペン 黒 商品番号○○○○」
でございますが、ただちに調査、確認いたしましたところ、誤って

https://allabout.co.jp/gm/gc/185472/

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敬語表現「ご用命」の表現例

ビジネスの場ではご用命は「用事を言いつける」や「注文する」などの意で目下の人間から目上の人間に向けて用います。敬意を示しつつも、自分側の意図を汲んでもらえる使い勝手の良い敬語表現です。

取引先からのご注文をお断りするシチュエーションにおいては相手が落胆するのが目に見えている分、言葉選びを慎重に行う必要があります。「悪しからず」、「せっかくのご厚意を」、「まことに不本意ながら」などの言葉添えを忘れてはなりません。

また、敬語の使い方にも注意を要します。断りは相手への返信なので頭語を拝啓などから拝復などへと置き換えるのも鉄則です。

注文をお断りするシチュエーションというものはそうそう訪れるものではありません。ご注文くださった感謝の意を示しながらも、最大級の丁寧さで対応しましょう。取引先を不快な気持ちにさせずに次回も変わらず、お取引いただける文面が不可欠です。

さて、このたびは○○のご用命をいただきまして有り難うございます。

まことに光栄なことでございまして、本来ならばすぐにでもお受けしたいところでございますが、

https://allabout.co.jp/gm/gc/185473/

バイト敬語「ご注文」の意味は?

バイト敬語はレストランやファーストフード店などアルバイト定員が大半を占める飲食店において多用されています。「ご注文はいかがなさいますか」などの使い方は正しい例です。

誤用としては「ご注文はお揃いになりましたか」や「ご注文のほう、以上でよろしかったでしょうか」などが挙げられます。正しい使い方は「ご注文のお品は以上でよろしいでしょうか」です。「よろしかった」は「よろしい」の過去形、「~のほう」には言葉をぼかす働きがあります。

「お揃い」に至っては「揃う」の尊敬語なので料理を尊敬していることを相手に示すこととなり、サービス業における適切な接客とは言えません。

文化庁の「敬語の指針」により、多少の変化は見受けられるものの独自の判断でアレンジを加えてはならないことだけは覚えておきましょう。

バイト敬語と大名言葉

バイト敬語と並んでビジネスでは使うことの御法度とされているのが大名言葉です。大名言葉は目下の人にしか使えない言葉で「ご苦労様でした」や「お世話様です」などがあります。

「ご苦労様でした」は目上の人が目下の人に「苦労をかけてしまいすまない」と労う使い方をします。「お世話様です」は「お世話になりました」などと一層感謝の意の込められた表現を心掛けるのが賢明です。

バイト敬語、コンビニ敬語、商業敬語、マニュアル敬語、どれも、ビジネスには適しません。

バイトでの先輩・後輩から、目下の人・目上の人と関係性の変化する新社会人などは特に言葉遣いがごっちゃになりがちです。ビジネスシーンではどのようなツールを用いる場合やシチュエーションにおいても、立場が逆になることはありません。立場を弁えて接することはビジネスマナーの基本中の基本なので失礼のないよう気を付けましょう。

「ご注文」を次の取引に繋げよう

ビジネスにおいては「ご注文」をシンプルに使うこともあればお断りやお詫びなどの例外的に使用することもあります。どのようなシチュエーションにおいても、感謝の気持ちを伝え表すことと相手を敬う敬語を正しく使うこととが重要です。

「ご」や「お」を付ければどの言葉も丁寧語になるわけではありません。そして、丁寧語を用いてさえいれば支障ないとは限りません。ビジネスマナーの基本である敬語は一般に社会人経験が長ければ長いほどスムーズに使用することができます。

「ご注文」を通じて相手方、取引先での自社の印象を損ねないようにマナーを守ることが大切です。まずは注文を「ご注文」とすることから始めてみてはいかがでしょうか。

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