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「お役に立てて何よりです」の敬語表現・使い方・別の敬語表現例

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「お役に立てて何よりです」の敬語表現

お褒めの言葉を頂いた際、「お役に立てて何よりです」と返したくなるような事はありませんでしたでしょうか。褒めて頂いた際に「いえいえ」だけではなんとなく素っ気ない。そんな時も丁寧に率直な言葉を敬語として返したいところです。

お友達同士であれば言葉遣いには丁寧に伝えられるように意識するのみで変に解釈されることはないでしょうが、目上の方から褒めて頂いた際は誠意をもって相手にしっかりとした敬語表現で伝えていきたいものです。今回はそんな「お役に立てて何よりです」という言葉を敬語表現として伝えることができるのか、失礼に当たらない敬語なのかを細かく考えていきます。

文章を分けて考える

「お役に立てて何よりです」の敬語表現について考える際、「お役に立てて」と「何よりです」と言うように言葉を区切って考えていくことが大切となってきます。この言葉のフレーズだけで考えては言い方を変える際もどのように変えるかの視野が限られてきてしまいます。

この言葉の場合は「お役に立てて」という部分が丁寧語かつ謙譲語でも通用する言い方でもあります。「何よりです」という言葉は意味として「この上なく良かったまたは嬉しい気持ちを表す慣用語句」とされていて、安堵の気持ちや相手に最高に良かった事を伝えられる言葉になります。

「お役に立てて何よりです」の敬語での使い方

では実際に「お役に立てて何よりです」を敬語表現として使う方法について考えていきます。丁寧語且つ謙譲語も兼ねているこちらのフレーズですが、どのように使う事ができるのかを適した場面等考えながら適した形に変えて相手に伝える必要があります。

相手に褒めて頂いた嬉しさや喜びを伝えるからには、しっかりと敬語として相手に伝わって欲しいものです。そのためには敬語とは何なのかから考えながら最適な表現に文章を構築し直すことも大切となってきます。敬語の種類からどのように変化することができるのかを考えていきましょう。

敬語の種類

敬語表現について考えている方であれば敬語の種類については既にご理解頂いている事でしょう。ここではおさらいとして敬語には3種類あるという事から紹介して話を進めていきます。敬語には3種類ある訳ですが、「丁寧語・尊敬語・謙譲語」と分かれています。

丁寧語は単語の初めに「お・ご」が付いたり語尾には「ですます」を付けたりして丁寧な言葉遣いで相手を尊重した言い方をする敬語を指します。

尊敬語と謙譲語は主語が誰に当たるのかで使い分けることができ、主語が相手の場合は尊敬語を使って相手を持ち上げた言葉遣いを使う事ができます。対して謙譲語はこちら側が主語の場合に主語であるこちら側を謙遜させて下げることで実質相手の立場が上がる事で相手に尊敬を示すことができる言葉遣いになります。

使い方

敬語についての種類をご理解いただいた上で実際に「お役に立てて何よりです」をそれぞれの敬語表現に当てて相手に伝えられるように形を変えて表していきましょう。丁寧語であれば「お役に立てて何よりです」と言う表現は変える必要もありません。尊敬語の場合も「お役に立てて何よりです」でも何も失礼には当たりませんが、他にも「お役に立てて嬉しい限りです」と言い換えても良いでしょう。

メールでの使い方

口頭ではなくメールで評価を認めてもらった時やお褒めの言葉を貰う場面も訪れる事でしょう。メールでその返答に褒めて頂いたりで嬉しいという気持ちを気持ちよく相手に伝えられるようにしましょう。

メールでの場合は「お役に立てて何よりです」とだけ伝えるのではなく、その後に「また何かございましたら頑張らせて頂きます」などと後に続くこれからの事も告げられるとこれからの関係性も悪化するという事は少なくなる事でしょう。他にも「お役に立てれて」や「立てたようで」などと自分を下げた言い方をすることも謙遜の意味を込めて変な敬語表現ではないです。

上司への使い方

上司からお褒めの言葉があったり評価を買ってくれた際にも同じように「どういたしまして」に当たる「お役に立てて何よりです」と返したいところです。口頭であればそのまま「お役に立てて何よりです」で失礼には当たりません。

メールなどであれば文頭に「○○についてこのように言っていただけて、お役に立てて何よりです」と伝えてからこれからも精進する意気込みを意思表示できるとなお良い事でしょう。こちらの勉強にもなれたという意味を込めて「こちらこそ、貴重な体験をさせて頂けてうれしく思います」という言葉で「お役に立てて何よりです」と同じように謝意を受け入れることもできます。

ビジネスでの使い方

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上司間でなくてもビジネスシーンにおいて褒めてくれる先方の方にはしっかりとした言葉遣いで謝意に対して返答をスマートにしていきたいところです。その際の返答としても「お役に立てて何よりです」と返答することは失礼には当たりません。謙譲語で便利なフレーズである事は間違いないです。

しかしこちら側も得るものもあったので相手にそれほど気を遣わないで欲しいという意味を込めて「こちらこそ大変勉強にさせて頂きました。ありがとうございました」と相手の気持ちの負担を軽くさせるような表現を用いることもできます。

「お役に立てて何よりです」を敬語表現するときの例文

では実際に「お役に立てて何よりです」を用いてどのように相手に伝えることができるかを例文として考えて場面別にも使えるようにしていきましょう。

お褒めの言葉を頂いたり評価を買っていただいた際は素直に「お役に立てて何よりです」と口頭で伝える分、特に失礼には当たらないのでそのままの敬語表現として使用することができます。口頭であればそれだけでも失礼には当たりませんが、始めに相手をさりげなく上げる方法として「いえいえ」という言葉を用いた後に「お役に立てて何よりです」と謙遜して伝えることもできます。

嬉しく思います

「お役に立てて何よりです」というフレーズを少し変えて同じような言葉として相手に伝えられるものは他にもあります。そこまで文章の形式を変えずに「お役に立てて」と「何よりです」と分けて考えることで「何よりです」と同じような意味を持つ言葉で言いかえる事もできます。

良い例がこの「嬉しく思います」という言葉です。この言葉を使う事で素直に嬉しいという気持ちを「お役に立てて嬉しく思います」と言い表すことができ、意味として「お役に立てて何よりです」と同じ意味合いで相手に伝えることができます。

光栄です

「何よりです」という言葉が先ほども申し上げた通り「この上なく嬉しく思う事」という意味を持っていますので「光栄です」という言葉でも「とても嬉しいさま」を表すことができるので言い換えて表すこともできます。

「何よりです」は自分の心が嬉しいさまを相手に伝える際に用いられる言葉ですが、「光栄」の場合は「評価してくれたことに対してもったいないお言葉をありがとうございます」というような謙遜の意を込めた言い方としても相手に伝えることができます。伝える際は「お役に立てて光栄です」でそのまま繋げる形で変にはなりません。

良かったです

では単純に「良かったです」ではどうなのでしょうか。「お役に立てて何よりです」の「何よりです」という部分を「良かったです」にすると印象はどう変わりますでしょうか。

「何よりです」は「この上なく良かった、又は嬉しい気持ちを表す慣用語句」です。「良かったです」を用いて言い表すとするならば「この上なく良かったです」というものが直訳になります。要は「お役に立てて何よりです」とは違い「お役に立てて良かったです」の場合は少し嬉しい気持ちが薄く感じられるほどの感情表現となってしまう事になってしまいます。

「お役に立てて何よりです」の別の敬語表現例

ここまで褒めてもらった際や評価してもらった時の謝意に対する返答を「お役に立てて何よりです」を用いて相手にどのように言い伝えることができるのかを考えてきました。ここで「お役に立てて何よりです」という言い方ではなく同じような意味合いを持ちながら違った言い方で相手に伝えられるような言葉について紹介していきます。

言葉のレパートリーを広く知る事で適した言葉の表現を見つけやすくなり必然的にコミュニケーション力が高まっていきます。「お役に立てて何よりです」以外にはどのような言葉の表現があるのか、一緒に考えていきましょう。

「お力になれて」

先程少し触れていきましたが光栄という言葉を用いて、「多少なりともお力になれて光栄です」と言うように言いかえる事もできます。「お役に立てて」を言い換えて「多少なりともお力になれて」と言い換えています。

どういう風に役に立てたのかを「力」として表現することで「お力添えできて」という言い方もできます。その場合も「お力添えできて光栄です」と一緒に協力できて嬉しいと言うニュアンスも濃く含めて相手に謝意への返答をすることができます。「お役に立てて何よりです」と少し違う所では同じ作業をしたというようなニュアンスを「お力になれて」という表現には濃く含まれているという事です。

嬉しいの敬語

「お役に立てて何よりです」は敬語表現として失礼には当たりませんが、「嬉しいです」は丁寧語でありますが尊敬語でも謙譲語でもないので実は敬語としては不十分な言葉として相手に受け取られてしまいます。

ではどのようにして「嬉しい」という気持ちを敬語で表すのか、それは「喜ばしい」という言葉になります。但し、喜ばしいのは相手から受けた行為に感謝している様で動詞という事になります。「限り」という言葉を「喜ばしい」には使えなくなってしまうので注意が必要です。

「お役に立てて何よりです」を相手にしっかり伝える

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相手にお褒めの言葉を頂いた際に「お役に立てて何よりです」とスマートに返答できることが可能になった事でしょう。相手にしっかりと謝意に対しての返答ができることは社会人にとっては大切な行為であり、相手に感謝の気持ちを伝えることで不快な思いをもつ方は少ないものでしょう。

相手から感謝されることが先になってきますのでその事に対して嬉しいという事をこちらも伝えることでコミュニケーションは良い方向に進みやすくなります。「嬉しい」と思ってくれたのは相手なのでその事に対して「喜ばしい」と感じても「限りをつける」ことのないように敬語表現は適切に「お役に立てて何よりです」を使い分けていきましょう。

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