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「店に行く」の敬語表現・店に行くの使い方と例文・別の敬語表現

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「店に行く」の敬語表現

ビジネス場面で顧客の店に行く場合、接客の場面でお客様が店に行く場合、または目上の人と待ち合わせをする場合などビジネスの場面だけでなく幅広い場面で使われる「店に行く」という表現ですが、正しく敬語で表現するにはどのように使われるのでしょうか。

また敬語表現をする際に「お」や「ご」をつけて丁寧さを出すことがありますが「店に行く」も敬語表現をする際には「お」が用いられ「お店」という形で表現されることが多々あります。

敬語は間違えた使い方をすると失礼になってしまったりと難しいですが、敬語を使わなければいけない場面は多々あります。まずは「店に行く」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてご紹介していきます。

丁寧語

「店に行く」の丁寧語は「お店に行きます」です。丁寧語は「です、ます、ございます」を用いた敬語表現なので「店に行く」に丁寧語の語尾「ます」をつけて「お店に行きます」となります。

「店に行く」の丁寧語「お店に行きます」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。

「明日3時にお店に行きます。」
「来週はあのお店に行きましょう。」
「今からお店に行きますのでお待ちください。」

尊敬語

「店に行く」の尊敬語は「お店にいらっしゃる」、「お店においでになる」、「お店に行かれる」です。

尊敬語は動作を行う人に対して敬意を示す敬語表現になるので「店に行く」を行う人が敬意をはらう対象人物になります。尊敬語の敬語表現「~れる」をつけて「行かれる」とすることで尊敬語になります。

また「いらっしゃる」や「おいでになる」といった「行く」の尊敬語を用いて「お店に行く」を「お店にいらっしゃる」、「お店においでになる」とすることでも尊敬語の表現をすることができます。

「お店に行く」の尊敬語の敬語表現「お店にいらっしゃる」、「お店においでになる」、「お店に行かれる」を用いた例文をあげます。

「お客様がお店にいらっしゃいました。」
「○○様が明日お店においでになるそうです。」
「社長はあの新しくできたお店に行かれました。」

謙譲語

「店に行く」の謙譲語は「お店に参ります」です。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す敬語表現であるため「店に行く」という動作を行うのは自分自身になります。「店に行く」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「参る」や「伺う」をつけて「お店に参ります」とすることで謙譲語にすることができます。

「店に行く」の謙譲語「お店に参ります」を用いた例文をあげていきます。

「来月お店に参りますのでよろしくお願いします。」
「今すぐお店に参りますので少々お待ちください。」
「何かありましたらお店に参ります。」

「店に行く」の敬語表現には「お」がつく

「店に行く」と目上の人に対して敬語で言うには「店」という言葉に丁寧さを表現する「お」をつけて「お店」という形で使われることが多いです。そして誰がその動作を行うのか、動作主によって「お店」の後ろの敬語表現が変わってきます。

たとえば「ご連絡」、「ご了承」、「お引越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんありますが「店」にも「お」をつけて「お店」とすることで「店」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。

「店に行く」の敬語での使い方

「店に行く」の敬語表現は具体的にどのように使われるのでしょうか。ここでは敬語の種類について簡単にまとめ、使い方の具体例をあげながら「店に行く」の敬語の基本的な使い方、メールでの使い方についてご紹介していきます。

敬語の種類

「店に行く」の敬語表現のところでも敬語のタイプ別に敬語表現を挙げたように敬語の種類には大きく分けて丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。敬語表現をタイプ別にまとめると以下のようになります。

丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて話し相手に敬意を示します。

尊敬語は相手の動作に敬意を示す敬語表現です。動作主は話し相手です。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。動作主である自分を下げて相対的に相手を上げる敬語表現で、動作主は自分自身です。

使い方

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「店に行く」の敬語を使う上で大切になってくるのは誰が店に行くのかです。自分が店に行くのか、目上の人が店に行くのか、誰が店に行くのかによって敬語表現が変わってきます。敬語表現を誤って敬うべき相手を間違えてしまうと失礼になってしまうので気を付けましょう。

店に行くのが目上の人の場合は「お店にいらっしゃる」、「お店においでになる」、「お店に行かれる」です。逆に店に行くのが自分の場合は「お店に参ります」を用います。

メールでの使い方

「店に行く」の敬語表現はメールではどのように用いられるのでしょうか。「お店に行く」の敬語表現のメールでの使い方について具体例をあげながらご紹介していきます。

まずは「店に行く」の丁寧語「お店に行きます」を用いた例文です。

「本日はご丁寧にご対応いただきありがとうございました。来週もお店に行きますのでまたよろしくお願いします。」

続いて「店に行く」の尊敬語「お店にいらっしゃる」、「お店においでになる」、「お店に行かれる」を用いた例文です。

「お世話になっております。明日はお得意様の○○様がお店にいらっしゃる(おいでになる、行かれる)とのことですので、お忙しい中大変恐縮ではございますがご対応よろしくお願いします。」

最後に「店に行く」の謙譲語「お店に参ります」を用いた例文です。

「明日の件で最終のご確認でございます。明日15時にお店に参りますのでよろしくお願いいたします。」

「店に行く」を敬語表現するときの例文

「店に行く」と敬語で表現する際にはいろいろな状況がありますが、ここではよく使われる表現にしぼってどのように使われるのかを具体例と共にご紹介していきます。

今回は「○時にお店に行ってもいいですか」と相手と店に行く約束をするときに使える敬語表現をご紹介していきます。

○時にお店に行ってもいいですか。

丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて丁寧な言い回しにする表現ですので「○時にお店に行ってもいいですか」と尋ねる場合はそのまま「○時にお店に行ってもいいですか」です。例文をご紹介します。

「明日は3時にお店に行ってもいいですか。」

尊敬語で「○時にお店に行ってもいいですか」と尋ねる場合は行くのは自分ではなく目上の人になるため「○時にお店にいらっしゃる(おいでになる、行かれる)そうですがよろしいでしょうか」です。例文をご紹介します。

「弊社のお得意先の方が○時にお店にいらっしゃる(おいでになる、行かれる)そうですがよろしいでしょうか。」

謙譲語で「○時にお店に行ってもいいですか」と尋ねる場合は「○時にお店に参りますがよろしいでしょうか」です。例文をご紹介します。

「本日はお約束どおり15時にお店に参りますがよろしいでしょうか。」

「店に行く」の別の敬語表現例

「店に行く」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「店に行く」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。

伺う

「お店に伺います」という表現は実際に多く使われているので聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

「お店に伺う」は「お店に参る」と同じように「行く」の謙譲語の表現です。「お店に伺う」の「伺う」が謙譲語であり「お店に伺います」という形で用いられます。

例文をいくつかご紹介します。

「来月もう一度お店に伺う予定をしておりますが来月のご予定はいかがでしょうか。」
「明日の朝お店にお伺いしたいのですが、空きはありますでしょうか。」
「月曜日にお店にお伺いしますので、よろしくお願いいたします。」

訪店

「訪店」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。そこまで頻繁に使われる表現ではないため初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。「訪店」とは漢字のそのままですが「お店を訪れること」つまり「お店に行くこと」を指す表現です。

「訪店」は辞書に出てこないと言われていることから正式な日本語ではないという意見もありますが、一般的に使われている言葉でもあります。

使い方を具体的にあげると「訪店」は「初訪店でした」や「また訪店します」のように自分が店を訪れるときに使われます。

来店

「来店」という言葉は何度も聞いたことがあるのではないでしょうか。お店に人が来ることを「来店」と言います。

また敬語表現をする際に「お」や「ご」をつけて丁寧さを出すことがあると最初に簡単に述べたように「来店」も「ご」をつけて「ご来店」と表現されることで丁寧な印象を持たせるおとは非常に多いです。

なのでお客様がお店に来た場合「ご来店(お店に来られる、お越しになる)」という形でとても多く使われています。またお客様がお店に行くことに対しても「ご来店される(お店に行かれる、いらっしゃる、おいでになる)」という形で使われていますので「お店に行く」の敬語表現と近いところもあります。

例文をご紹介します。「お客様がご来店されました。」この場合お客様がお店にいらっしゃいました、おいでになりました、来られました、お越しになりましたといった形でいろいろな表現で言い換えることができます。

臨店

「臨店」は使う人は使いますがあまり普段の生活聞きなれない言葉なので初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。「臨店」とは店舗を訪れるときに使われる言葉ですが、お客様がお店に訪れるときに使う言葉ではなく関係者が店舗を訪れるときに使われる言葉です。

たとえば視察のため、教育のため、現状確認のためなどにチェーン店の本社や経営者などがお店に来ることを指します。

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「行く」の敬語をマスターしましょう

今回は「店に行く」の敬語表現をご紹介してきました。「店に行く」の「行く」という部分の敬語は「行く」という元の形から敬語になると大きく形を変えるので、少し難しく感じられた方も多いのではないでしょうか。

敬語は間違った使い方をすると失礼になってしまったり、気を付けないといけないですが、「行く」という動詞は非常によく使われますので少しずつ習得して使いこなせるようになりましょう。

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