[allpage_toc]
「気にかけていただき」の敬語表現
「いつも気にかけていただきありがとうございます」などの使い方をします。
謙譲語
「自信が無いようなら確認しましょうか」「ありがとうございます。いつも気にかけていただきありがとうございます」などの使い方をします。「気にかけてくださいましてありがとうございます」という場合もあります。
「気にかけていただき」の敬語での使い方
敬語の種類
それぞれ、「気にかけていただきありがとうございます」「気にかけてくださいましてありがとうございます」「気にかけてもらいましてありがとうございます」などの使い方をします。
使い方
「風邪はどうですか。明日も休みますか」「明日は出勤できます」「無理する必要はないですよ」「気にかけていただきありがとうございます」
「夫は調子が悪く、明日はまだ出社できそうにありません」「4、5日休んでもらっても大丈夫なようにしてありますが、一応、毎日連絡してくださいますか」「承知いたしました」「お大事にとお伝えください」「お気にかけていただきありがとうございます」
というような使い方をします。
「気にかけていただき」のシーン別・例文
メールでの使い方
ビジネスシーンでの使い方
「書類はできたんですか。確認してあげましょうか」「お願いします。お気にかけていただきありがとうございます」などの使い方をします。
取引先の相手などに「こちらに気を配ってくれて感謝している」という気持ちを伝える場合は「ご配慮いただき」を使う場合が多いです。
「そちらは確か日曜日は休みでしたね。火曜日に来てもらえますか」「ご配慮いただき恐縮です」などの使い方をします。
「気にかけていただき」を敬語表現するときの例文
[no_toc]
「気にかけていただき」の別の敬語表現例
「気に」を尊敬語にして「お気にかけていただき」「お気にかけてくださり」ということもあります。
お気にかけていただき
「明日は早朝会議ですので、忘れないように早起きしてくださいね」「承知しました。お気にかけていただきありがとうございます」、「名刺は持ちましたか」「持ちました。お気にかけていただきて恐縮です」などの使い方をします。
お気にかけてくださり
気にする人は非常に少ないと考えられますが「お気にかけてくださり」は「お気」と「くださり」がどちらも尊敬語なので二重敬語になります。二重敬語は間違いという訳ではありませんが過剰で耳障りに感じられることがあるため避けるべきだとされています。
二重敬語が気になるという場合は「お気にかけていただき」を使いましょう。
「気にかけていただき」の敬語での言い換え
お気遣いいただき
「電話が鳴っていますよ、どうぞこちらにお構いなく出てください」「お気遣いいただき恐縮です」、「自信が無いようなら確認してあげますよ」「お願いします。お忙しいのに申し訳ありません。お気遣いいただきありがとうございます」、「お忙しいなら急がなくて構いませんよ」「お気遣いいただきありがとうございます」などの使い方をします。
ご配慮
「ご配慮」は外の人に気づかってもらった場面などでよく使われます。ビジネスシーンであれば取引先の担当者や、直属より上の上司などには「ご配慮」が使われることが多いです。
「急な異動をお願いして申し訳なかったですね」「いいえ。やりたかった仕事ですので、嬉しくおもっております。ご配慮いただきましてありがとうございます」、「貴方から買った方が貴方の営業成績が上がるだろうと思ったから、来るのを待っていたんです」「ご配慮いただき恐縮でございます」などの使い方をします。
お取り計らい
恐縮
「いつも頑張ってくれているのだから、風邪のときくらいゆっくり休んでください」「お気にかけていただき恐縮です」などの使い方をします。
[no_toc]
「気にかけていただき」を使うと不自然な場面
目下の人には使わない
「先輩、お忙しいのではありませんか。できることがありましたらおっしゃってください」「気にかけていただきありがとうございます。手伝ってもらえそうなことが出てきたら声をかけますね」は、「気にかけていただき」を省略した方が自然です。
ありがとう
目下の人に「できることがあれば言ってください」「お大事になさってください」と言われた場合は「気にかけていただき恐縮です」ではなく、「ありがとうございます」などの言葉を返したほうが自然です。
「気にかけていただき」を使うと失礼になる場面
確認作業中
「明日は来られそうですか」「納期は間に合いそうですか」は配慮してくれているのではなく確認です。この段階で「気にかけていただきありがとう」と言ってしまうと、相手からの心配りを求めるような形になってしまいます。まずは質問に答えましょう。
相手が怒っている時
「風邪はいかがですか。ご連絡がなかったのでご連絡したのですが」は「連絡が無かった」を伝えようとしてるので、「風邪はいかがですか」への返事として「気にかけていただきありがとう」と伝えるべきではありません。「ご連絡せず大変申し訳ありませんでした。寝込んでおりまして、家族もおりませんもので連絡できませんでした」などの返答が適切です。
「気にかけていただき」の敬語表現を使いこなそう!
「気にかけていただき」「気にかけてくださいまして」は習慣的に、同僚や直属の上司など立場が近い相手に対して使います。それ以外の相手には「ご配慮」を使うことが多いです。
「気にかけていただき」は正しい敬語表現ではありますが、相手が怒っているときなどに使うと気分を害させてしまうこともあるので注意が必要です。
「気にかけていただき」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。