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「返信する」の敬語表現
まずは「返信する」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語に分けてご紹介していきます。
丁寧語
「返信する」の丁寧語「返信します」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。
「今日中に返信します。」
「戻り次第返信します。」
「早めに返信します。」
尊敬語
尊敬語は動作を行う人に対して敬意を示す敬語表現になるので「返信」を行う人が敬意をはらう対象人物になります。尊敬語の敬語表現「~くださる」や「~なさる」をつけて「返信くださる」や「返信なさる」とすることで尊敬語になります。
「返信する」の敬語表現「返信くださる」や「返信なさる」を用いた例文をあげます。
「お客様が今日中に返信くださる。」
「店長が早急に返信なさった。」
「この件に関しては明日返信なさるそうです。」
謙譲語
謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す敬語表現であるため「返信」という動作を行うのは自分自身になります。「返信」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「いたす」をつけて「返信いたします」とすることで謙譲語にすることができます。
「返信する」の謙譲語「返信いたします」を用いた例文をあげていきます。
「本日中に○○さんへ返信いたします。」
「終わり次第返信いたします。」
「代わりに返信いたしましょうか。」
「返信する」の敬語での使い方
敬語の種類
丁寧語は相手に敬意を示すために、「です」、「ます、「ございます」などを用います。
尊敬語は相手の動作に敬意を示めす敬語表現です。動作主は話し相手です。
謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。動作主である自分を下げて相対的に相手を上げる敬語表現で、動作主は自分自身です。
話をする相手や実際に動作をする動作主に合わせて適切に使い分けることが必要です。
使い方
「返信する」の使い方としては丁寧語「返信します」では話を聞くということを目上の人など敬語を使わなければいけない相手に使われる簡単でシンプルな表現です。畏まり過ぎる必要はないけれど敬語が必要な場面で使われることが多いです。
「返信する」の尊敬語「返信くださる」や「返信なさる」を用いると目上の人が返信することに敬意を示すことができ、少し丁寧さが要求される場面でも使うことができます。
「返信する」の謙譲語の「返信いたします」は目上の人に返信をするときに用いられる表現です。
メールでの使い方
「返信する」の丁寧語「返信します」を用いた例です。
「資料をお送りいただきありがとうございます。周囲と話し合い決まり次第返信しますのでもう少々お待ちください。」
続いて「返信する」の尊敬語「返信くださる」や「返信なさる」を用いた例です。
「早急に返信くださり大変感謝しております。○○の件承知いたしました。」
最後に「返信する」の謙譲語「返信いたします」の例です。
「お問い合わせありがとうございます。明日中に担当者より返信いたしますのでお待ちいただきますようお願いいたします。」
ビジネスでの使い方
「返信する」の丁寧語「返信します」を用いた例です。
「部長のご意見を伺い次第、明日中には返信しますのでお待ちいただけますでしょうか。」
続いて「返信する」の尊敬語「返信くださる」や「返信なさる」を用いた例です。
「この件に関しては部長が返信なさるとのことです。」
最後に「返信する」の謙譲語「返信いたします」の例です。
「取引先には内容が確定次第早急に返信いたします。」
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「返信する」を敬語表現するときの例文
今回は「返信待ってます」というときと「返信ありがとう」に使える敬語表現の2つをご紹介していきます。
返信待ってます
丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて丁寧な言い回しにする表現ですので「返信待ってます」という場合はそのまま「返信待ってます」というか「待つ」に丁寧な印象を与える「お」をつけて「返信お待ちしています」です。例文をご紹介します。
「○○様からの返信お待ちしています。」
尊敬語で「返信待ってます」という場合は「返信お待ちです」です。尊敬語は動作主に敬意を示す敬語表現であるため返信を待っている人に敬意を示さなければいけません。
「お客様が返信をお待ちですのでなるべく早めに返信お願いします。」
謙譲語で「返信待ってます」という場合は「返信お待ちしております」です。例文をご紹介します。
「○○様からの返信お待ちしております。」
返信ありがとう
丁寧語では「返信ありがとうございます」とシンプルに表現したり、尊敬語で相手の動作に敬意をはらうには「返信くださりありがとうございます」と表現できます。
また謙譲語で自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意をはらうためには、謙譲語の表現「いただく」を使って「返信をいただきありがとうございます」と表現します。
「返信する」の別の敬語表現例
ご返信
たとえば「ご連絡」、「ご了承」、「お引越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんありす。
「返信」にも「ご」をつけて丁寧語「ご返信します」、尊敬語「ご返信くださる」や「ご返信なさる」、謙譲語「ご返信いたします」とすることで「返信」というよりも「ご返信」の方が丁寧な印象の敬語表現になります。
お返事
ただし「ご返信」は「返信」なのでメール、FAX、手紙といった文字での「返信」に限られます。一方で「お返事」はあくまでも「返事」をすればいいためメール、FAX、手紙でもいいですし、電話でも直接会いに行っても構いません。「返事」は手段は問いません。
たとえば丁寧語「ご返信します」は「お返事します」を用いると「明日ご返信します」を「明日お返事します」と言い換えることができます。
続いて尊敬語「ご返信くださる」や「ご返信なさる」は「お返事くださる」や「お返事なさる」を用いると「明日ご返信くださる」は「明日お返事くださる」と言い換えられます。
最後に謙譲語「ご返信いたします」は「お返事いたします」を用いると「明日ご返信いたします」は「明日お返事いたします」と言い換えることができます。
ご連絡
ただし「お返事」と同じように「ご返信」は「返信」なのでメール、FAX、手紙といった文字での「返信」に限られますが「ご連絡」はあくまでも「連絡」をすればいいためメール、FAX、手紙でもいいですし、電話でも直接会いに行っても構いません。「連絡」は「返事」と同じように手段は問いません。
たとえば丁寧語「ご返信します」は「ご連絡します」を用いると「明日ご返信します」を「明日ご連絡します」と言い換えることができます。
続いて尊敬語「ご返信くださる」や「ご返信なさる」は「ご連絡くださる」や「ご連絡なさる」を用いると「明日ご返信くださる」は「明日ご連絡くださる」と言い換えられます。
最後に謙譲語「ご返信いたします」は「ご連絡いたします」を用いると「明日ご返信いたします」は「明日ご連絡いたします」と言い換えることができます。
「返信する」は頻出表現
しかし「返信する」の敬語表現は公私問わず頻繁に使われるので使えるように習得しておくと役に立ちます。敬語は間違った使い方をすると失礼になってしまったりするので気を付けないといけないですが、簡単なものやよく使うものから少しずつ習得して使いこなせるようになりましょう。