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「覚えておく」の敬語表現
「いざと言う時のために会社の住所と電話番号は覚えておいてください」「分かりました。覚えておきます」「ここはテストに出るので覚えておいてください」「覚えておきます」などの使い方をします。
「覚えておく」の敬語での使い方
「明日までにこちらを覚えておいていただけますか」、「取引先の担当者の名前なので覚えておいてください」など、何かを「覚えておいて欲しい」と伝える場面や「覚えておく」と伝える場面で使います。
必要な時に分かるようにしておけばそれでよいような場合は、「メモしておいてください」「分かるようにしておいてください」「記録しておいてください」「知っておいてください」などの言い方をします。
敬語の種類
謙譲語の「覚えておかせていただく」は聞き取りづらいためあまり使われません。「覚えておきます」の方がよく使われます。
使い方
「覚えておく」の敬語表現・シーン別の例文
「社訓なので覚えておいてください」「承知しました。覚えておきます」、「次は一人で行ってもらうので、道順を覚えておいてください」「分かりました。覚えておきます」などの使い方をします。
メールでの使い方
お客様に対して「予約を覚えておいて欲しい」などの気持ちを伝える場面では「覚えておいて」ではなく「ご確認ください」などの言葉を使います。
「次回のご予約は5月の15日でございます。ご確認くださいませ」などの使い方をします。
ビジネスでの使い方
「取引先は8月10日からお盆休みに入ります。ですので、毎年事前に発注しております。お含みおきください」、「学生のバイトさんはテストの時期には入ってもらえません。シフトを作る際はご留意ください」などの使い方をします。
「覚えておく」を敬語表現するときの例文
覚えておきます
覚えておくようにいたします
「どうして社長の名前を覚えていないんですか。覚えておかないと」「申し訳ありません。覚えておくようにいたします」、「このファイルのパスワードはPASSWORDです。前にも言ったように思うのですが」「すみません。覚えておくようにいたします」などの使い方をします。
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覚えておいていただきたいです
「浴衣の畳み方をお教えします。覚えておいていただきたいです」、「メールの送付方法とファイル添付のやり方を教えます。覚えておいていただきたいです」などの使い方をします。
覚えておいてくださいますか
「鍵をこのスロットに差すと部屋の明かりが点きます。抜くと消えますが冷蔵庫の電源は切れません。覚えておいていただけますか」、「このカードの暗証番号は1111です。覚えておいてくださいますか」使い方をします。
「覚えておく」が失礼になる場面はあるか
目上の人に「覚えておいてください」と伝える場合は「お含みおきください」「ご留意ください」などの言葉を使います。
「覚えておく」の別の敬語表現例
ご承知おきください
「承知」は「知る」の謙譲語ですので、相手に対して使うべきではありません。「こちらの契約は二か月間解約できません。ご承知おきください」は「こちらの契約は二か月間解約できません。ご確認ください」あるいは「二か月間解約できません。覚えておいてください」と言うのが正しいです。
ご認識下さい
「こちらが新しいシステムのガイドラインです。移行期間などを記載しておきますので、ご認識下さいますようお願いいたします」「フレックスタイム制を導入いたしました。導入日をご確認の上、内容をご認識くださいますようお願いいたします」などの使い方をします。
お含みおきください
「出張にはもちろん社用の携帯を持っていきますが、移動中などは電話に出られないこともあるかと存じます。お含みおきください」などの使い方をします。
「覚えておいて欲しい」の言い換え
何かに書いておいてください
「ここはよくテストに出ますのでメモしておくように」、「覚えられそうですか」「書いておきます」などの使い方をします。
分かるようにしておいてください
「提案書の作り方を教えますので、分かるようにしておいてください」、「フレックスタイム制が導入されます。使う社員も出て来ると考えられますので管理者の方は内容が分かるようにしておいてください」などの使い方をします。
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知っておいてください
「営業成績の良い人は毎年表彰されることになっています。廊下に名前が張り出してあります。知っておいてください」、「この会社は今は関東中心に出店していますが、一号店は大阪にありました。知っておいてください」などの使い方をします。
「覚えておく」は目上の人に使っても良いか
お含みおきください・ご留意ください
「明後日から新システムに移行します。お含みきください」、「学生のバイトさんはテスト期間前にはいつも休みをとります。シフト作成時はご留意ください」などの使い方をします。
ご承知おきください
「覚えておく」の敬語表現を使いこなそう!
「会社の電話番号は覚えておいてください」、「取引先の担当者の名前を覚えておいていただけますか」「分かりました。覚えておきます」などの使い方をします。
「覚えておく」は基本的に目上の人に対しては使いません。目上の人に何かを覚えておいて欲しい、と伝える場合は「お含みおきください」「ご留意ください」などの言葉を使います。
「覚えておく」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。