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「話し合い」の敬語表現
丁寧語
「話し合い」の丁寧語「話し合いをします」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。
「この件に関しては明日改めて話し合いをします。」
「これから話し合いをしますので集まってください。」
「今回は全員参加で話し合いをしましょう。」
尊敬語
尊敬語は動作主に敬意を示す敬語表現なので話し合いをするのは目上の人です。この目上の人の言動に敬意を示す表現を使わなければいけません。尊敬語の敬語表現である「なさる」という敬語表現を利用して「話し合いをなさる」ととします。
「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」を用いた例文をあげます。
「この後3時から新しいイベントについての話し合いをなさるとのことです。」
「各代表の方々が集まって話し合いをなさる。」
「皆さまで話し合いをなさった結果A案を採用することが決まりました。」
謙譲語
謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す敬語表現であるため「話し合い」という動作を行うのは自分自身になります。「話し合い」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「いたす」をつけて「話し合いをいたします」とすることで謙譲語にすることができます。
「話し合い」の謙譲語「話し合いをいたします」を用いた例文をあげていきます。
「関係者のみで話し合いをいたします。」
「今後の予定については本日話し合いをいたしますので少々お待ちください。」
「明日該当者を集めて話し合いをいたします。」
「話し合い」の敬語での使い方
敬語の種類
丁寧語「話し合いをします」は「です、ます、ございます」などを使って丁寧に表現します。尊敬語「話し合いをなさる」は動作をする人に敬意を表す敬語表現なので動作主は相手です。謙譲語「話し合いをいたします」は自分の行動をへりくだって表現して相手に敬意を示します。
話し相手や実際に行動をする人に合わせて使い分けましょう。
使い方
「話し合い」の使い方としては丁寧語「話し合いをします」では話し合いをするということを目上の人に敬語を使って表現する際に簡潔に、シンプルに伝えることができます。
「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」を用いると敬意をはらうべき目上の人が話し合いをしてくれている場合にその目上の人に対して敬意を示すことができます。
「話し合い」の謙譲語の「話し合いをいたします」は自分が話し合いをするときに用いられる表現です。
メールでの使い方
丁寧語「話し合いをします」を用いた例です。「以前からご連絡していたように来週の木曜日午後3時から新しいイベントの件について話し合いをしますので、参加が難しいという方は今週金曜日までにご連絡ください。」
続いて「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」を用いた例です。「上層部の方々で話し合いをなさった結果、イベントは延期になったとただいま連絡を頂きましたのでお知らせいたします。」
最後に「話し合い」の謙譲語「話し合いをいたします」の例です。「明日該当者を集めて話し合いをいたしますので結果が出次第ご連絡いたします。」
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ビジネスでの使い方
丁寧語「話し合いをします」を用いた例です。「新しい案件について全体会議の前に少し話し合いをしますので集まってください。」
続いて「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」を用いた例です。「ただいま課長は取引先の方々と話し合いをなさっています。」
最後に「話し合い」の謙譲語「話し合いをいたします」の例です。「これから○○と話し合いをいたしますので終わり次第ご報告します。」
「話し合い」を敬語表現するときの例文
「話し合いの場」という表現を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。「話し合いの場」は話し合いの機会を意味する表現としてよく使われます。たとえば「話し合いの機会を設ける」は「話し合いの場を設ける」と表現されます。「話し合いの場」は敬語ではどのように用いられるのかを例文をあげながらご紹介していきます。
話し合いの場
尊敬語で「話し合いの場」という表現を用いた例文をご紹介します。「話が先に進まなかったので、課長が後日この件に関する話し合いの場を設けてくださった。」
尊敬語の場合動作主の動作に敬意をはらう敬語表現なので話し合いの機会を設けてくれた人に敬意をはらって表現します。
謙譲語で「話し合いの場」という表現を用いた例文をご紹介します。「このままでは話が先に進まないので別途話し合いの機会を設けさせていただきたいのですがいかがでしょうか。」
謙譲語の場合自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す敬語表現なので話し合いの場を設けるのは自分です。自分の話し合いの場を設けるという動作をへりくだって表現することで相手を敬います。
「話し合い」の別の敬語表現例
会議
たとえば「話し合い」の丁寧語「話し合いをします」は「会議」を用いると「会議をします」となります。例をあげると「午後3時から来月のイベントについて話し合いをします」は「午後3時から来月のイベントについて会議をします」と言うことができます。
「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」は「会議」を用いると「会議をなさる」となります。例をあげると「会長が午後3時から来月のイベントについて話し合いをなさる」は「会長が午後3時から来月のイベントについて会議をなさる」と言い換えることができます。
最後に「話し合い」の謙譲語「話し合いをいたします」は「会議」を用いると「会議をいたします」となります。例をあげると「これから話し合いをいたします」は「これから会議をいたします」と言い換えられます。
打ち合わせ
たとえば「話し合い」の丁寧語「話し合いをします」は「打ち合わせ」を用いると「打ち合わせをします」となります。例をあげると「来月のイベントについて話し合いをします」は「来月のイベントについて打ち合わせをします」と言うことができます。
「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」は「打ち合わせ」を用いると「打ち合わせをなさる」となります。例をあげると「会長が来月のイベントについて話し合いをなさる」は「会長が来月のイベントについて打ち合わせをなさる」と言い換えることができます。
最後に「話し合い」の謙譲語「話し合いをいたします」は「打ち合わせ」を用いると「打ち合わせをいたします」となります。例をあげると「関係者と話し合いをいたします」は「関係者と打ち合わせをいたします」と言い換えられます。
協議
たとえば「話し合い」の丁寧語「話し合いをします」は「協議」を用いると「協議をします」となります。例をあげると「来月の企画について話し合いをします」は「来月の企画について協議をします」と言うことができます。
「話し合い」の尊敬語「話し合いをなさる」は「協議」を用いると「協議をなさる」となります。例をあげると「会長が来月の企画について話し合いをなさる」は「会長が来月の企画について協議をなさる」と言い換えることができます。
最後に「話し合い」の謙譲語「話し合いをいたします」は「協議」を用いると「協議をいたします」となります。例をあげると「関係者と話し合いをいたします」は「関係者と協議をいたします」と言い換えられます。
「話し合い」の敬語表現は応用範囲が広い
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敬語は使い方を間違えると敬うべき相手を誤ってしまい失礼になってしまうことがありますので難しく、慎重にならなければいけないことがたくさんあります。
しかし今回の「話し合い」の敬語表現は基本的な敬語のルールにのっとっており、複雑な表現はなく覚えてしまえば使いやすいものばかりで、さらに「会議」や「打ち合わせ」などビジネスの場面で非常によく使われる表現に言い換えや応用が可能ですので、使えるようになるととても便利な表現です。