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「付ける」の敬語表現・付けるの使い方と例文・別の敬語表現例

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「付ける」の意味は?

「付ける」の主な意味は、接合する・くっつける・触れる所まで近づける・付着・浸透させる・付随してるものをつける・あとを残す・備える・そばに寄せる・あとを追う・(何かを)加えて新しくする・説明を加える・実現や決着させる・はっきりさせる・差が出るようにする・判断や予想を行う・感覚や意識を働かせる・関係を持たせるなどです。

このように「付ける」には、多くの意味があるので間違えて使用すると相手に意味が伝わらない可能性がありますので間違えないように使用しましょう。

「付ける」の英語は?

「付ける」の意味がいっぱいあるので英語だとさまざまな単語があります。「join」「fix」「attach」「put」「stick something」「sew」などがあります。

「join」は、結合するや接合するの意味です。「fix」は、取り付けるや据えるの意味です。「attach」は、取りつける、くっつける、附属させるなどの意味があります。「put」は、~をつけるの意味です。「stick something」は、~を張り付けるや、~を付着させるの意味です。「sew」は、縫い付けるの意味です。

「付ける」を英語に訳する場合に間違えて訳してしまうと相手に誤解されたり迷惑をかけてしまい思わぬトラブルになってしまう可能性があります。「付ける」を英語に訳する場合は、よく調べて間違えないように充分気をつけることが必要です。

「付ける」の敬語表現は?

「付ける」の敬語表現は、尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ、丁寧語、美化語で表現します。「付ける」の尊敬語が「付けられる」です。「付ける」の謙譲語Ⅰは、「お付けする」で謙譲語Ⅱは、「お付けいたす」です。「付ける」の丁寧語は、「付けます」で美化語は、頭に「お」をつけます。

「付ける」の敬語での使い方は?

「付ける」の敬語での使い方について説明します。

敬語の種類は?

敬語の種類は、尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ、丁寧語、美化語の5種類です。尊敬語は、目上の人やお客様のすることに対して敬意を表し「付ける」の尊敬語は、「付けられる」です。

謙譲語Ⅰは、自分や身内のすることを目上の人やお客様に対して敬意を表し「付ける」の謙譲語Ⅰは、「お付けする」です。

謙譲語Ⅱは、自分や身内のすることを目上の人やお客様に対して伝える場合に、聞き手に敬意を表し「付ける」の謙譲語Ⅱは、「お付けいたす」です。

丁寧語は、「です」や「ます」を使って丁寧に表現して敬意を表します。「付ける」の丁寧語は、「付けます」です。

美化語は、言葉の頭に「お」や「ご」を付けて他の敬語と組み合わせて使用します。「付ける」の場合、「お付けする」や「お付けいたす」などです。

使い方は?

「付ける」には、さまざまな意味がありますが、敬語表現では、意味によって変わるということはなく、尊敬語は、「付けられる」で過去形では、「付けられた」です。

謙譲語Ⅰは、美化語の「お」を加えた「お付けする」で過去形では、「お付けした」です。謙譲語Ⅱは、美化語の「お」を加えた「お付けいたす」で過去形では、「お付けいたした」です。「付ける」の丁寧語は、「付けます」で過去形は、「付けました」です。

メールでの使い方は?

メールでの「付ける」の敬語表現は、どの意味の「付ける」の敬語表現かを、相手に正確に伝わるように前後の文章に注意します。「付ける」以外に「つける」と読む字は、「点ける」や「着ける」「漬ける」など数多くあるので、意味を間違えて伝わってしまうとトラブルの原因になったり不信感を与えてしまいます。

「お体にお気をつけて」のように、状況によっては、「付ける」と漢字で表現するよりも「つける」とひらがなで表現した方が相手に伝わりやすかったり、好印象を与える場合があります。どちらを使うか会社の慣例なども考慮して、決めたら統一しましょう。

誤字・脱字・誤変換・句読点のつけ間違いにも注意して、送信ボタンを押す前に、もう一度読み返して最終チェックしてから送信ボタンを押すように習慣づけます。

ビジネスでの使い方は?

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ビジネスでの「付ける」の敬語表現は、会話や電話、メール、手紙、ハガキなど多岐に渡り、重要な意味を持つ言葉です。特に、気をつけるのは、「付ける」の意味が他の意味に勘違いされないように、特に会話や電話では、聞き間違えたりすることが多いので注意します。

「付ける」を敬語表現するときの例文は?

ここでは、色々な場面別での「付ける」を使った敬語表現の例文を紹介します。

話をつけるは?

「話をつける」の意味は、相談事や交渉事をまとめることでビジネスでは、求められる能力のひとつです。「話をつける」の敬語表現の例文を紹介します。

・本件は、明日、弁護士の先生が来て話をつけられます。
・先週の事案について部長が話をつけられることになりました。
・その件は、私の方で話をおつけします。
・その件については、私の方で話をおつけいたしますとお伝えください。
・いくつかの懸案事項は、これから話をつけます。

「味方につける」は?

「味方につける」の意味は、助力を与え加勢する人を加えることです。ビジネスでは、味方を多くして敵を少なくすることは重要です。「味方につける」の敬語表現の例文を紹介します。

・部長が味方につかれてとても心強いです。
・今回は、味方におつきいただきありがとうございます。
・本件では私も味方におつきいたします。
・大事なお客様のために味方をおつけします。
・成功するためのコツは、大勢味方をつけます。

見当をつけるは?

「見当をつける」の意味は、だいたいこうではないかという予想をたてることです。ビジネスでは、見当をつけることによって作業を絞り込み無駄な作業を減らすことが可能です。「見当をつける」の敬語表現の例文を紹介します。

・お客様が見当をつけられた場所で落し物が見つかりました。
・昨日は見当をつけていただきありがとうございました。
・来週の件については、こちらで見当をおつけいたしますとお伝えください。
・今度の試験の出題内容について見当をつけます。

○○さんをつけるは?

「○○さんをつける」の意味は、「○○さんを同行させる」あるいは、「○○さんを部下にする」ことです。ビジネスで「○○さんをつける」ことは、協力者または、パートナーとして、研修のため、監視のためなどがあります。「○○さんをつける」の敬語表現の例文を紹介します。

・課長が私の今日の訪問先に同行者として新人の○○さんをつけられた。
・私の部下として後輩の○○さんをつけていただきありがとうございました。
・駅まで○○をおつけしますので遠慮なく使ってください。
・明日の工場見学に○○をおつけいたしますのでよろしくお願いいたします。
・今度○○さんを社長の秘書につけます。

気をつけるは?

「気をつける」の意味は、留意するや用心することです。「元気をつける」の意味で使われることもあります。「気をつける」は、ビジネスでは、常に備えていなければいけないことのひとつです。「気をつける」を美化語で表現するときは、「気」の前に「お」をつけ「お気をつける」と表現します。「気をつける」の敬語表現の例文を紹介します。

・お客様は、前の人にぶつからないようにゆっくりと周りをよく見ながら歩き、お気をつけられました。
・昨日は、お気をつけていただきありがとうございました。
・お体にはくれぐれを、お気をつけてください。
・お客様の安全にお気をつけいたします。
・先日は、すいませんでした。以後、気をつけます。

名前を付けるは?

「名前を付ける」は、人や物の名前を付けることです。ビジネスでは、新製品などの名前を付けるときに使用します。「名前を付ける」の敬語表現について例文を紹介します。

・会長が今度の新製品の名前を付けられます。
・商品の名前をお付けいただきありがとうございました。
・私の方で名前をお付けしてよろしいでしょうか
・先ほど名前をお付けいたしました。
・わたしが今度生まれる子供の名前を付けます。

くっつけるは?

「くっつける」の意味は、(物と物を)接合するという意味です。ビジネスでも外れたり取れたりしたものを復元したりする時などに使用します。くっつけるというのは、口語表現なので敬語表現する場合は、丁寧語を除き「つける」の敬語表現を使います。「くっつける」の敬語表現を紹介します。

・お客様の方で外れてしまったので付けられました。
・お付けいただき大変恐縮です。
・それについては、私の方でお付けします。
・こちらでお付けいたしますのでよろしくお伝えください。

薬を付けるは?

「薬を付ける」の意味は、薬を塗ることまたは、貼ることです。飲み薬には、「薬をつける」の表現は使いません。飲み薬の場合は「薬を飲む」と表現します。「薬を付ける」の敬語表現例を紹介します。

・会長は、先日から背中に薬を付けられているとのことです。
・そのお客様は、薬を付けられるところをどなたにも見せられていません。
・背中の届かない部分は、私の方で、薬をお付けします。
・昨日、薬をお付けいたしたところ大丈夫でしょうか?
・明日から薬を付けます。

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「付ける」の別の敬語表現は?

「付ける」の別の敬語表現は、「お付けになる」です。「付ける」の頭の美化語の「お」を付けて「付ける」を別の敬語表現した「お付けになる」は、尊敬語です。過去形は、「お付けになられた」です。

「お付けになる」の使い方は、尊敬語なので目上の人のすることに対して使い敬意を表します。

・会長が、車をビルの前にお付けになられた。
・新製品の名前は社長がお付けになる予定です。
・先方の会社を出るときにお客様が駅までお付けになられた。

「付ける」の意味を理解して使い分けよう

これまで述べてきたように「付ける」には、いろいろな意味があります。その中には、ビジネスで重要な言葉もたくさんあります。意味を聞き違えたり、相手に間違えて伝わってしまうと、さまざまな誤解が生じて余計なトラブルになりかねません。また、敬語表現も正しく使わないとビジネスマナー違反になるだけでなく、大きな足かせになってしまいます。

そのことは、裏返せば「付ける」の意味を正確に伝え、正しい敬語表現ができればビジネスにとって最強の味方を付けることになります。「付ける」の意味をしっかりと理解して、正しい敬語表現をマスターして正しく使いわけビジネスに役立ててください。

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