cms-import-tapbiz-wp

「OKです」の敬語表現・OKですの使い方と例文・別の敬語表現

[allpage_toc]

「OKです」の敬語表現

「OKです」という表現は「です」が付いているので敬語のような気がしますが、正しい敬語ではありません。「OKです」と正しく敬語で言う場合はどのように言うのでしょうか。「OKです」の敬語表現について詳しくご紹介していきます。

丁寧語

「OKです」の丁寧語にあたるものは「承知しました」です。分かっていることを意味する「承知」という言葉に「しました」という丁寧語を付け足すことで「OKです」を正しい日本語で言うことができます。

「了解しました」や「分かりました」も日本語で「OKです」と丁寧語で表したい場合は使うことができます。「了解」や「わかる」という単語の後ろに丁寧語「です・ます」の過去形「ました」をつけると考えると丁寧語としては成立します。

しかしビジネスシーンでは「OKです」は「了解です」や「分かりました」よりも「承知しました」という表現が好まれます。「OKです」というよりも「了解です」や「分かりました」という方が丁寧さはありますので親しい関係の上司など親しい目上の人へは使うことはあります。

しかし親しい目上の人以外の一般的なビジネスシーンでは「承知しました」を使うことが無難ですので時と場合で使い分けましょう。

「OKです」の敬語での使い方

敬語の種類

敬語の種類には丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。

丁寧語は「です、ます、ございます」などを用いて話し手に敬意を示します。

尊敬語は相手の動作に敬意を示します。例えば上司は目上の人で上司の動作には敬意を示して表現しなければいけません。なので上司が書類を見る場合、上司の動作に敬意を示して「上司が書類をご覧になる」となります。

謙譲語は自分の動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示す表現です。たとえば目下である自分が書類を見るときには上司に対して「書類を拝見する」となります。

「OKです」の尊敬語と謙譲語

「OKです」ということを言いたいとき丁寧語、尊敬語、謙譲語ではどのようにいうのでしょうか。丁寧語は先ほど述べたように「承知しました」になりますが、ここでは「OKです」の尊敬語と謙譲語をご紹介していきます。

まず尊敬語ですが、目上の人が「OKです」とOKをもらった場合「承諾いただきました」、「ご了承いただきました」、「許可をいただきました」など状況に応じて使い分ける必要があります。

続いて謙譲語ですが自分がへりくだって「OKです」と伝える場合には、「かしこまりました」や「致す」という謙譲語を使って「承知致しました」と言います。

使い方

会話では目上の人との関係や親しさによって使い分けましょう。

上司や目上の人に「OKです」と言う場合は「承知しました」が一般的によく使われます。

また礼儀に厳しい上司、会社でかなり役職の高い人、クライアントやお客様などに「OKです」ともう少し丁寧に言うには謙譲語を使ってへりくだり「承知致しました」や「かしこまりました」が使われます。

逆に目上の人側が堅苦しいのは好きではなく、「承知しました」は堅いと思うタイプの人であるときや、もっと気楽に話しくれることを望む目上の人には「了解です」、「了解しました」、「わかりました」の方がいい場合もあります。

メールでの使い方

メールでは「OKです」と敬語で表現する場合「~の件承知致しました(承知しました)」、「~の件かしこまりました」という形で使用されることが多いです。

LINEなどのチャット形式のものだと以前のやり取りがすぐに目に入るので「承知致しました」や「かしこまりました」のように一言で済ますこともありますが、メールで敬語を用いてやり取りするような相手には「承知しました」や「かしこまりました」の文言だけでなく何について「OKです」なのかを明記します。

また文頭に「ご連絡ありがとうございます」や「お世話になっております」など「OKです」という内容に入る前に何かしらの文言を入れてから内容に入ります。またメールの終わりも「OKです」という内容を伝えて終わりではなく「~しますのでよろしくお願いします」など何かしらの文章を入れて締めることが多いです。

ビジネスでの使い方

ビジネスでは「OKです」の敬語表現としては「承知しました」、「承知いたしました」、「かしこまりました」が主流です。

上司から「明日の会議の時間15時からに変わったよ」と言われて「OKです」と言いたい場合は「承知しました」、「承知いたしました」、「かしこまりました」と返答します。

同じ会社の上司で特にそこまで畏まる必要のないとき、「承知しました」は長いと感じるときには「了解です」や「わかりました」も使われます。

「OKです」を敬語表現するときの例文

[no_toc]

承知しました、かしこまりました

まずはビジネスシーンでよく好まれて使われている表現である「承知しました(承知致しました)」と「かしこまりました」の例文をご紹介していきます。

・「取引先に会議の日時確認しておいて」「承知しました」
・「御社の見積もり欲しいんだけど」「承知致しました、今週中にメールにて送付いたします」
・「この商品を今月末までに100個欲しいんだけどお願いできますか」「かしこまりました、至急手配いたします」

このようにビジネスシーンではよく用いられる表現です。

もちろん

ここまで「承知しました」、「承知いたしました」、「かしこまりました」を主に取り上げてきましたがここでは「もちろん」を使って「OKです」を敬語で表現する場合の例文をご紹介していきます。「承知しました」、「承知いたしました」、「かしこまりました」を使うほどではないけれども敬語が必要だという場合に便利です。

・「ちょっと頂いてもいいですか」「もちろんです」
・「お隣座ってもいいですか」「もちろんです」
・「お手洗い借りてもいいですか」「もちろんです」

「もちろんです」を使うと「OKです」よりもより快諾するニュアンスを堅苦しくなることなくかつ敬語を用いて出すことができます。

「OKです」の別の敬語表現例

「OKです」ということを敬語で言いたい場合いろいろな表現がありますのでいくつかご紹介していきます。

問題ございません

それで問題がないので「OKです」という意味で、「問題ございません」という表現もビジネスでは使われます。「承知しました」、「承知いたしました」、「かしこまりました」と同じようにビジネスシーンで主に用いられる表現です。「ございません」と付けることでとても丁寧な印象になります。

少し堅い表現なのでもう少し軽くするために「問題ないです」という形でも使われますが、敬語ではありますがそこまで丁寧さは感じられないので使っていいのか見極めがたいときは使わない方が無難です。

・「少しこちらの方で内容を変更しました」「問題ございません、ありがとうございます」
・「新しいプリンタここに置きたいんだけど○○君の席の場所変えていいかな」「問題ないですよ」

このように目上の人との会話でも比較的カジュアルな内容の場合は「問題ないです」と使われることもありますが、大事な場面では「問題ございません」が好まれます。

差し支えありません

「差し支えありません」も「問題ございません」と同じような意味合いで問題がない(差し支えがない)ので「OKです」という意味合いの敬語として使われます。

・「今、出先なので明日になりますが大丈夫ですか」「はい、明日でも差し支えありませんのでお手すきの際によろしくお願いいたします」
・「差し支えなければお名前お伺いしてもよろしいでしょうか」

このように「OKです」の別の敬語表現として「差し支えありません」と使われることもありますが「差し支えなければ(OKであれば)」という形で使われることも多々あります。

大丈夫です、構いません

「OKです」の別の敬語表現として「大丈夫です」や「構いません」という表現もあります。「です、ます」がついているので丁寧語ではありますが、正式なビジネスの場面では使うべきではないとされています。目上の人なので敬語は使わなければいけませんが、特に畏まる必要のないカジュアルな会話の場面で使われます。

・「明日申し訳ないけどシフト早番にしていいかな」「大丈夫ですよ」
・「これから会議だから終わってからでいいかな」「構いませんよ」

このように目上の人が堅苦しいのは嫌いでフランクに気楽に話しかけてほしいという場合やあまり敬語に対して厳しくない環境であったりカジュアルな場面ではよく「OKです」の敬語表現として「大丈夫です」や「構いません」が登場します。

結構です

「OKです」の敬語表現として「結構です」という場合もありますが、「結構です」は「OKです」なのか「OKではない」のかが紛らわしいためあまり使うべきではないとされています。

まず「結構です」が「OKです」の場合の例文を挙げます。
・「ちょっと今立て込んでいるから5時に折り返していいかな」「結構ですよ」

続いて「結構です」が「OKではない」場合の例文を挙げます。
・「我社の新製品一台いかがでしょうか」「間に合ってますので結構です」

以上のように「結構です」は「OKです」の意味と「OKではない」の意味の両方を表すことができるので、文脈や話の内容からどちらなのかを判断できるにしても大事な場面では誤解を生んでしまうことがあります。

また「結構です」は上から目線に聞こえることもあり、横柄だと思われる可能性もあります。なので目上の人に対してはあまり使うべきではない敬語です。

「OKです」の敬語は「承知しました」

[no_toc]

今回は「OKです」のいろいろな敬語表現をご紹介してきましたが、一番使いやすく失礼にならない「OKです」の敬語は「承知しました」です。ビジネスにおいては「承知しました」を「OKです」の敬語として使うことが一般的であり無難です。

例えば接客業なら「承知しました」ではなく「かしこまりました」が好まれたり、ビジネスシーンではなく単に目上の人と話す場合は「承知しました」では少し堅苦しく「了解です」や「大丈夫です」の方が自然な場合もあります。

業界や働いている会社、話し相手によって「OKです」の敬語として好まれるものは変わってきますので雰囲気や内容に合わせて臨機応変に使い分けましょう。

モバイルバージョンを終了