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「買ってもらう」の敬語表現
まずはじめに「買ってもらう」の敬語表現について丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分けてご紹介していきます。
丁寧語
「買ってもらう」の丁寧語「買ってもらいます」という敬語表現を用いた例文をいくつかあげていきます。
・また買ってもらいますので大丈夫です。
・明日新しいものを買ってもらいます。
尊敬語
「買ってもらう」の尊敬語「買ってくださる」を用いた例文をあげます。
・先輩が弁当を買ってくださった。
・部長は私たちのためにこれらを買ってくださった。
謙譲語
「買ってもらう」を謙譲語にするには謙譲語の敬語表現「~いただく」をつけて「買っていただく」とすることで謙譲語にすることができます。
「買ってもらう」の謙譲語「買っていただく」を用いた例文をあげていきます。
・昨日、お菓子を買っていただいた。
・新しい備品を買っていただいた。
「買ってもらう」の敬語での使い方
敬語の種類
丁寧語「買ってもらいます」は「買ってもらう」に「です・ます・ございます」などを使って丁寧に話をすることで話し相手に敬意を示す敬語表現です。
尊敬語「買ってくださる」は自分が「買ってもらう」ことではなく、相手が買ってくれることに対して敬意を示します。
謙譲語「買っていただく」は自分が買ってもらうことをへりくだって表現することで相手を持ち上げて敬意を示す表現です。
「買ってもらう」の使い方
「買ってもらう」の尊敬語「買ってくださる」を用いると敬意をはらうべき目上の人から何かを買ってもらう場合に使うことができます。目上の人に買ってもらうということ対して敬意を示すことができます。
「買ってもらう」の謙譲語「買っていただく」は自分が何かを買ってもらうという動作をへりくだって表現することで相手に敬意を示すことができます。
メールでの使い方
まずは「買ってもらう」の丁寧語「買ってもらいます」を用いた例です。
・昨日夫から新しいラケットを買ってもらいました。時間のある時に一緒にテニスをしにいきませんか。
続いて「買ってもらう」の尊敬語「買ってくださる」を用いた例です。
・昨日新しく買ってくださったプリンターなのですが、添付の写真のように赤いランプが点灯しているため印刷ができません。
最後に「買ってもらう」の謙譲語「買っていただく」の例です。
・昨日はたくさん美味しいお菓子を買っていただきありがとうございました。家族みんなで美味しくいただきました。
営業での使い方
まずは「買ってもらう」の丁寧語「買ってもらいます」を用いた例です。
・このセットをお申込みの場合はこちらのケーブルも買ってもらいますので、トータルではあちらのセットの方がお安くなります。
続いて「買ってもらう」の尊敬語「買ってくださる」を用いた例です。
・買ってくださった方皆さまに、この製品は使いやすくて便利だと言っていただいております。
最後に「買ってもらう」の謙譲語「買っていただく」の例です。
・今月中に買っていただくとサービスとしてこちらのオプションも無料でお付けすることができます。
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「買ってもらう」を敬語表現するときの例文
今回は買ってもらったあとに「ありがとう」というお礼を言う表現の敬語表現についてとりあげていきます。何かを買ってもらった際に正しく敬語で「ありがとう」とお礼を言うことは大切です。
買ってもらってありがとうと敬語で言うときにはどのように用いられるのでしょうか。例文をあげながらご紹介していきます。
ありがとう
・昨日のバザーでは私たちの物をいろいろ買ってもらいましてありがとうございました。
「買ってもらって、ありがとう」の尊敬語は「買ってくださいましてありがとうございます」です。例文をご紹介します。
・本日は美味しいお菓子をたくさん買ってくださいましてありがとうございます。
「買ってもらって、ありがとう」の謙譲語は「買っていただきましてありがとうございます」です。例文をご紹介します。
・本日はいろいろ日常生活で使えるようなものを買っていただきましてありがとうございます。
「買ってもらう」の別の敬語表現例
購入してもらう
たとえば丁寧語「買ってもらいます」は「購入してもらう」を用いると「購入してもらいます」となります。「なくなったので新しいものを買ってもらいます」は「なくなったので新しいものを購入してもらいます」と言うことができます。
尊敬語「買ってくださる」は「購入してもらう」を用いると「購入してくださる」となります。「買ってくださった方は抽選にご参加いただけます」は「購入してくださった方は抽選にご参加いただけます」と言い換えることができます。
最後に謙譲語「買っていただく」は「購入してもらう」を用いると「購入していただく」ということができます。「買っていただきありがとうございます」は「購入していただきありがとうございます」と言い換えられます。
「購入」の敬語表現には「ご」がつく
たとえば「ご連絡」や「ご依頼」、「お迎え」や「お引っ越し」などのように「お」や「ご」をつけて丁寧な敬語表現になる言葉はたくさんあります。「購入」にも「ご」をつけて「ご購入」とすることで「購入」というよりも丁寧な印象の敬語表現になります。
「お買い求め」「お買い上げ」
尊敬語「買ってくださる」は「お買い求め」や「お買い上げ」を用いると「お買い求め(お買い上げ)くださる」となります。「買ってくださいましてありがとうございます」は「お買い求めくださいましてありがとうございます」と言い換えることができます。
最後に謙譲語「買っていただく」は「お買い求め」や「お買い上げ」を用いると「お買い求め(お買い上げ)いただく」ということができます。「買っていただきありがとうございます」は「お買い求め(お買い上げ)いただきありがとうございます」と言い換えられます。
正しく使い分けて使いましょう
敬語は基本的に「です・ます・ございます」を使うと丁寧語、「~くださる」、「~なさる」、「お(ご)~になる」を使うと尊敬語、「いたす(自分が何かをする場合)」、「~していただく(何かを相手にしてもらう場合)」を使うと謙譲語になります。
「買ってもらう」の敬語表現も同じように丁寧語「買ってもらいます」、尊敬語「買ってくださる」、謙譲語「買っていただく」となり比較的シンプルで使いやすいです。ただし買ってもらう側の自分を下げるのか、買ってくれる相手を持ち上げるのかで「買ってもらう」の敬語表現は変わってきます。
誰を敬うのか、誰を下げるのかを正しく使い分けられるようになると他の言葉でも応用が利く敬語表現ですので使えるように練習していきましょう。