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敬語「貸していただく」とは
「貸す」と「借りる」
普段は気軽に使える「貸す」「借りる」ですが、相手が目上の人だったりビジネスシーンでどのような使い方をしていますでしょうか。社会人のマナーとして敬語を使いたいものですが、敬語ではどのように使えばよいのでしょうか。こちらではまず、「貸していただく」について意味や使い方をご紹介いたします。
敬語「貸していただく」の意味
「貸す」「借りる」は本来反対の意味の言葉で、「貸す」は、相手に何かを貸すこと。「借りる」は、相手から何かを借りることを言います。
「貸していただく」の主語は?
「貸していただけますでしょうか。」「お借りしてもよろしいでしょうか。」「お貸しいただいてもよろしいでしょうか。」は、「(自分が)貸してもらう=(自分が)貸していただく」という、いずれも同じ意味になります。
敬語「貸していただく」の使い方
「貸してもらう」は「貸していただく」に
「貸していただけますか」「貸していただけますでしょうか」「お貸しいただけますか」「お貸しいただけますでしょうか」「貸していただいた○○ですが」「お貸しいただきありがとうございます。」などと使うことができます。
敬語の種類
小・中学校から習う敬語ですが、ビジネスマナーとして、社会の一員として、実生活の中でも正しく使っていけるように、敬語はぜひ習得したいもののひとつです。
敬語とは、話し手(書き手)が聞き手(読み手)や話題の中の人物に対する敬意を表す言い方、またはその言葉で、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類されています。
尊敬語
尊敬語は自分より目上の人に対して、また自分より相手を立てるため、尊敬の気持ちを表わします。「(相手が)いらっしゃる」「(相手が)おっしゃった。=(相手が)お話しされた。」のように、主語を相手、相手側にして考えることができるのが、尊敬語になります。
「貸していただく」の尊敬語
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謙譲語
自分を下げることにより、相手に尊敬の意を表わします。「(私が)申し上げる。」「(私が)拝見します。=(私が)見させていただきます。」など、主語を自分、自分側にして考えることができるのが謙譲語になります。
「貸していただく」は、謙譲語
丁寧語
丁寧語は、主語は相手側でも自分側でも気にすることはなく、相手を思いやり礼儀正しい言葉を使うよう心がけることで、難しく考えることなく使うことができます。「(相手が)言います。」「(私が)行きます。」「お返事します。」
「貸していただく」を丁寧語で表現すると、「貸していただきます」「貸してくださいます」となります。
「貸していただく」の使い方
「貸していただく」は、自分が主語になりますので、つまり謙譲語ということになります。自分を謙って(へりくだって)表現するので、「貸してもらう」ときには、相手が目上の人でもそうでなくても、「貸していただく」を使うことができます。
貸してほしいものがあるとき=借りたいものがあるときに、相手に「貸していただけますか。」より丁寧に言いたいときは「貸していただけますでしょうか。」という使い方ができます。
「貸していただく」の例文
貸してほしいときの依頼文として「貸していただけますか。」「貸していただけますでしょうか。」「貸していただいてもよろしいでしょうか。」など挙げられます。どの例文も文頭に「お」をつけて「お貸しいただけますか。」「お貸しいただけますでしょうか。」などとしてもよいでしょう。
また、「お貸しいただきたく存じます。」「お貸しいただければと思います。」「お貸しいただければ幸いです。」
貸してもらう宣言や、お礼を述べるときは「貸していただきます。」「貸していただいた○○です」「貸していただきありがとうございます。」など使うことができます。
「貸していただく」の別の敬語表現例
「借りる」の謙譲表現である「拝借」を使うと、非常に丁寧な言い方で「拝借させていただけませんでしょうか。」「拝借してもよろしいでしょうか。」「拝借したいのですが」などの表現ができます。
「借りる」を使うと、「お借りしてもよろしいでしょうか」「お借りしたいのですが」「お「お借りできますか?」などの表現をすることができます。
まとめ
敬語は、日本語の中でも複雑な構造をしており、外国の方から理解し難いもののひとつと言われているようですが、その分、周りの方へ細かな気遣いを表現できる、日本人の心の美しさを表現できるもののひとつでもあると言えます。
より気持ちのよい社会を創っていくために、ビジネスマナーとして、また社会の一員として、正しく敬語を理解し使っていきましょう。
今回の「貸していただく」の敬語表現について、これからビジネスマナーのひとつとして、社会の一員として、正しい敬語を使っていくために活用していってください。