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通勤時間は2時間と決まっているのか・対策|一人暮らし

更新日:2024年02月17日

通勤時間の上限は、法的に決まっているのでしょうか。車での通勤時間が2時間の場合は、きついのでしょうか。長時間の通勤時間の対策には、どのような対策が有効なのでしょうか。2時間の通勤時間が退職理由になる?主婦の2時間の通勤は辛い?さまざまな疑問におこたえします。

通勤時間は2時間と決まっているのか

総務省統計局が発表している「通勤・通学時間が長い!?一覧」によると、通勤・通学に最も時間がかかっている時間の平均は、1時間20分であるといわれています。このことから、2時間の通勤時間は、長い通勤時間であるといえるでしょう。

通勤時間の上限は、法律や労働基準法などでの決まりがあるのでしょうか。法的制限があるのか、詳しく探っていくことにします。

法律

結論からいうと、法律に、「通勤時間は2時間」という定めはありません。労働についての法律に労働基準法という法律がありますが、その法律においても、「通勤時間は2時間」という定めはありません。

2時間の通勤時間に限らず、2時間を超える場合においても、法律における定めはありません。なぜなら、法律上に通勤時間の法的根拠がないからです。

労働基準法

労働基準法とは、労働条件の最低基準を定めた法律です。労働基準法で定められている内容は、労働にあたる全ての人、正社員はもとより、契約社員やパート・アルバイト、派遣労働者に適用されます。

先に述べたように、通勤時間の定めは、労働基準法内でも定められていません。よって、たとえ2時間を超える通勤時間であっても、法的根拠はないので、理論上は問題ないということになります。

車で通勤時間が2時間はきついのか

車で通勤することは、電車通勤に比べて、少々の自由度があります。会社まで直行することができますし、電車の運行時間に縛られることもありません。満員電車のように人にストレスを感じることなく、通勤できるメリットがあります。

しかし、車で通勤時間が2時間になる場合には、リスクと隣り合わせとなります。事故のリスクや、心理的負担や身体的負担について考えなければなりません。

事故のリスク

車通勤をすることは、事故のリスクがあります。車に乗っている時間が長ければ長いほど、事故のリスクは高まります。そのため、通勤時間が2時間の場合には、事故のリスクは高いといえます。

例えば、残業の後に2時間かけて帰宅する場合には、事故のリスクは通常以上に高まるでしょう。残業による疲労で、集中力はいつもより低下し、そのような状況下での運転は非常に危険な状態だからです。

通勤は毎日のことなので、事故を起こさぬよう、2時間も集中力を切らすことなく運転し続けることは、きついといえるでしょう。

心の負担

車での2時間の通勤時間は、心理的負担が大きいです。車に乗っている以上、渋滞に巻き込まれることは付き物です。渋滞に巻き込まれることは、心理的負担を増大させます。

今の時代は便利になり、インターネットで渋滞チェックをすることは簡単になりました。車で通勤する場合には、渋滞をチェックし、出社する人が多いでしょう。しかしいくら渋滞情報を知っていたとしても、実際に渋滞に巻き込まれるとストレスがたまりますし、予測通りに渋滞緩和がされるという保証はどこにもありません。渋滞予測時間がズレることも、多々あります。

そのような状況下で通勤することは、「出社に間に合うか否か」という焦りを誘発し、心理的負担を高めます。それに、焦ることは事故のリクスを高めます。よって、2時間の通勤時間をすることは、心理的負担が大きく、きついといえるでしょう。

身体への負担

車での2時間の通勤時間は、身体への負担もかけます。仕事が忙しく、残業続きの場合には、残業という疲労度が溜まっている上に、運転による疲労も蓄積されていきます。

運転をする際には、常に集中をしていなければなりません。前方に注意し、歩行者に気をつけ、巻き込み事故をしないようにと、常に緊張した状態となります。それに伴い、疲労も蓄積されていきます。そのため、2時間の通勤時間は、身体的にもきついといえるでしょう。

通勤時間が2時間になるときの対策

会社勤めの人は、辞令にともなって転居をしなければならない場合があります。さまざまな事情で転居することが難しく、通勤時間が2時間になってしまうことがあるでしょう。郊外にマイホームを建てて、通勤時間が2時間になってしまうときもあるでしょう。

さまざま事情で通勤時間が2時間になってしまうときがあります。そのようなときには、どのような対策が有効なのでしょうか。詳しくみていくことにしましょう。

一人暮らし

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初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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