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銀行での出向とは?
銀行が出向させる理由とは?
もう一つの理由としては、出向した先の会社を支援するためです。特に会社の資産経営を立て直すには、財務や経理の観点から的確な支援が必要です。そこで多くの経験や経歴を持つ銀行員が、融資先等の関連会社に出向し、直接、経営の立て直しを支援します。
出向のパターンには2つある
もう一方のパターンは、「片道切符」の出向です。片道切符は、文字通り、出向先から出向元へ戻ることはなく、この場合には、最終的には出向先に転籍となり、そのままキャリアを終えることになります。このような出向では、銀行の人員整理と銀行内における若手の雇用維持が目的とされることがほとんどです。
銀行員は、どこに出向するの?
銀行のホームページを見ると、ほとんどの銀行のページには、グループ会社や関連会社へのリンクが掲載されています。それらの会社を大きく分類すると、主には、以下のような会社となります。これらの会社は、大手の銀行ほど、その数は多く、国内だけではなく海外にも渡ります。
・リース会社
・保険会社
・保証会社
また、グループ会社や関連会社ではなく、融資等で関連の強い会社や団体にも出向する場合があります。このような場合の主な出向先としては、以下の通りです。
・地方自治体
・外郭団体
・学校法人
・融資取引先
普通の会社と比較すると、その種類は、多岐多様です。
出向先での待遇
銀行の出向先の際の年収・給料
一方、若い頃の出向については、一般的には、出向に伴い出向手当と呼ばれる手当が支払われます。出向期間中、仮に全く昇級しなかった場合と比較すると、出向手当分は増えることなります。が、殆どそのようなことはないので、やはり銀行に残っている方が収入は高いということになります。
銀行の出向は左遷?
出向元には戻らない「片道切符」のパターンです。その場合、収入も役職級も下がります。世間の方が、銀行員の出向と聞くと、すぐに左遷とイメージするのは、このことから来るのかもしれません。
出向からの転籍はある?
但し、転籍する場合には、出向元である銀行を一度退職して、出向先に入社することになりますので、出向元の銀行と出向先の関連会社とで二度の退職金を受け取れるということになります。
銀行員の出向は何歳くらいが多いの?
しかし、出向の多くは、50才代を目安とし、この年齢までに、いわゆる出世コースから外れ、管理職につけなかった銀行員が、関連会社や融資先企業への出向が命ぜられるケースです。最近では、経済が停滞する中での経営状況の悪化等が理由となり、40才代でも、同じような理由で、関係会社に出向させられることもあるようです。このような出向の場合には、最終的には、出向元には戻らずに、出向先に転籍となり、そのキャリアを終えるケースがほとんどです。
なお、最近の傾向として、50才代が銀行の就職氷河期の時代と重なり、50才代の銀行員が減少する傾向にあります。そのため、経験を持つ貴重な50才代の銀行員を出向させずに、銀行に残すという動きも見られます。
どのくらいの人が出向するの?
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一方、支店長や部長クラスの役職に就いたとしても、55才を迎えると役職定年となります。この場合、そのまま銀行に残るためには、役職を落とさなければなりません。役職定年の日を境に、今まで部下だった後輩が上司となるわけです。それに耐えられない銀行員は、銀行には残らずに関連会社などに出向し、そのまま銀行を去るという選択をすることになります。
大手の銀行では、関連会社だけでも数百の企業があります。そういった意味では、出向先の受け口は、普通の会社よりも多く、かなりの数の銀行員が出向しているのではないでしょうか。
出向した方が良い場合もある?
また、出向先で配属された部署に働きがいを見つけ、思いもよらぬ自分を見つけるというケースも少なくありません。その場合には、新たに見つけた才能を元にキャリアを伸ばし、銀行に居続けたよりも、結果的には幸せな銀行員生活を送ることができます。
銀行員の出向は新しい自分探しのチャンス!
また、出向という大きな銀行員としての転機が、新たな自分を見つけ、その後の社会人生活を幸せなものにする可能性もあるのです。そういった意味で、一概に出向を左遷という暗いイメージの一言で捉えるのは、正しくないのかもしれません。
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