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市役所に応募する際の自己PRの書き方
自己PRと志望動機の違いを理解する
自己PRと志望動機について似たイメージが持たれがちです。市役所を応募する方の中には、自己PRが求められているのに志望動機を書いてしまうというミスをしてしまうことも少なくありません。市役所の採用担当者は応募者に対して高い事務処理能力を求めています。これらを混同することにより、事務処理能力に問題がありと判断されることもあるかもしれません。注意しましょう。
「自己PR」とは、自分の得意なものやスキル、モチベーションの上がるもの挙げ、それらをどう仕事に活かせられるかを説明したり、自分の特性や能力を説明したりするものです。一方、「志望動機」は、応募に至った経緯や理由を説明するものです。つまり、自己PRと志望動機の違いは、説明する内容の違いであり、その違いは自分の能力のことか応募の理由のことかにあります。
自己PRに4つの構成を設定する
(1) 自己PRしたいポイントを一つに絞る
市役所の応募者の中には、自己PRしたいポイントをたくさん書きたいという方もいらっしゃいますが、あまり好ましくありません。なぜなら、長い文章になってしまうからです。採用する側も、日ごろ他の業務にも携わっていることがあり、なかなかじっくり読む時間がない場合もおおいものです。この部分に当てる文字数は、30字以内が望ましいです。
(2) 自己PRしたいポイントを裏付ける経験やエピソードを書く
自己PRしたいポイントを一つに絞ったら、それを裏付ける経験やエピソードを書きます。そうすることで、ストーリーが生まれ、市役所の採用担当者を納得させやすくなります。この部分に当てる文字数は、150字以内が望ましいでしょう。
(3) 経験やエピソードから学んだことを書く
経験やエピソードを書いたら、そこから学んだことを加えましょう。そうすることで、市役所採用担当者に、応募者に対するイメージが積極的な姿勢を印象付けることができます。この部分に当てる文字数は、150字以内が望ましいでしょう。
(4) 学んだことを仕事にどう活かすかを書く
さらに、学んだことを採用後の仕事にどう活かすのかを書くと、より具体的な自己PRとなり、市役所採用担当者に伝わりやすくなります。この構成に当てる文字数は、70字以内が望ましいでしょう。
市役所に応募する際の自己PRの例文
市役所に応募する自己PRを書く前に
まず、上記で述べました書き方のポイントを活用して、自己PRの4つの構成を設定しましょう。ここでは、市役所に応募するための例文を作るにあたり、構成を設定する例として、以下のように設定をすることとします。
(1)自己PRしたいポイント「コミュニケーションがとれること」
(2)経験やエピソード「アルバイトでの出来事」
(3)学んだこと「相手の立場で考える大切さ」
(4)仕事にどう活かすか「住民一人ひとりの立場で考えてコミュニケーションをとる」
例文
ある日には、小さなお子様が泣き出したときに、小さなぬいぐるみをさわらせてあげました。すると、そのお子様が泣くのをやめて笑顔を見せてくれました。そのご家族の方から数々のお礼の言葉をいただいたときに清々しい気持ちになりました。
このとき、お客様の立場で物事を考える大切さを知りました。市役所の仕事においても、アルバイトで学んだことを活かして、住民一人ひとりの立場になって考え、しっかりコミュニケーションをとりながら、窓口業務や観光、福祉など多くの分野にわたる市役所の仕事をさせていただきたいと願っております。(394文字)
社会人の転職・アルバイトに応募する場合の自己PRのポイント
社会人の転職の場合の自己PRの例文
消費者にとって必要と思うものが何なのか、既にご契約いただいている顧客の方に対してアンケートを行ったり、不具合の確認や提案、連絡も毎月欠かさず行っておりました。その努力が見事に報われ、売り上げに貢献することができ、多くの顧客から感謝の声をたくさんいただきましたことを今でも誇りに思っております。
これまで家電のメーカーで成功してきた実績と経験を活かして、これからもお客様のことを第一に思って、貴社の商品の売り上げに貢献していきたいと考えております。」(327字)
自己PRの際の長所説明のコツ
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「経験やスキルを応募先の仕事に活かすという説明法」は、オーソドックスですが、前職で経験したことや経験によって得られたスキルをどう応募先の仕事に生かせるかを説明します。前職で培ったスキルがそのまま応募先で生かせそうな場合はその点をアピールしましょう。転職の場合は、こちらをしっかりアピールする方が、説得力があるでしょう。
全然畑違いの職種に転職する場合などは、「長所を応募先の仕事に活かすという説明法」を採ることもできます。その場合、応募先がどんな人材を求めているのか把握しておくと採用される確率が上がるでしょう。
応募先が求めている人材とは、例えば、営業主体の組織であれば行動力や粘り強さなど、事務や経理主体の組織であれば正確性や誠実さなど、チームワーク重視の組織であれば協調性やリーダーシップなどが長所として自己PRに生かせます。転職の場合は、できるだけ仕事を通じて培ったり、気づいたりした長所を書くことが必要です。前向きな転職であることを印象付けることができます。
ただ、組織によっては、同じ業種だとしても、自己PRの際に説明した方がよい長所と、説明しなくてもよい長所とがあります。応募する勤務先のホームページや広報によりその組織の理念や事業の概要を確認しておきましょう。
応募先がどんな人材を必要としているのかを意識することは、転職活動には不可欠です。応募先にどう貢献できるのかという視点を作ることができ、志望動機にもつなげやすくなります。
なお、転職やアルバイトに応募する自己PRも、上記に述べました4つの構成を活用するとよいです。上記で記述しました自己PRの例文を参考に、作ってみてください。
有意義な自己PRをしよう!
自分の長所や経験、スキルなどを整理し、市役所に応募する場合も転職やアルバイトに応募する場合も、その組織が求める人材がどういったものなのかをホームページや広報などで調べておく必要があります。その上で、自己PRの構成を考えて、バランスよく400字までの字数程度に収まるようにすれば、読み手にもしっかり伝わります。しっかり伝われば、有意義な自己PRと言えるでしょう。
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