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【履歴書】結婚退職の書き方と例文紹介|結婚予定や結婚歴など

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履歴書への結婚退職の書き方と例文

履歴書を見る採用担当者が知りたいのは、あくまでも志望動機や学歴、職歴、そして経験や資格です。あるいは履歴書の正しい書き方から基本的ビジネスマナーを身につけているかを探ります。さらには自己PRでやる気や人物を知りたいのです。そのため、プライベートである結婚は、本来採否とは直接関係ないはずです。

ところが、実際に就職活動をしている人に聞くと、面接で「結婚の予定は」と聞かれたと言います。結婚していると、「出産のご予定は」と聞かれた女性もいます。補足的な意味での質問ならまだしも、それを採否の理由にする会社だとすれば、就職は考えたほうがいい会社かもしれません。

なぜなら結婚・出産・育休などに理解がない会社と想像するからです。「夫の育休などもってのほか」という考えの会社も残念ながらありますので、見極めることも必要です。

結婚退職を履歴書に書いたほうが良い場合

新卒ではなく転職や再就職の場合、履歴書に職歴を書きます。その時に採用担当者が最も知りたいのは退職理由です。

履歴書に嘘偽りを書くと経歴詐称になりますので、全て正直に書かなければいけません。例えば自分が辞めたいから辞めたのに、「会社都合のリストラ」と履歴書に書いたら、経歴詐称になってしまいます。

結婚で退職した場合も、本来なら「一身上の都合により退職」で良いのですが、採用担当者は「どういう理由で退職したのか」を知りたがります。それは、「長く働いてくれるかどうか」を心配するからです。

「結婚により退職」だと、理由がはっきりしているので、採用担当者も安心します。では、「結婚により退職」と履歴書に書いたほうが良い場合のケースを見ていきましょう。

転職が多い場合やブランクが長い場合

20代で3回以上、転職を繰り返していると、職を転々としているという良くない印象を与えます。そういう場合は、「一身上の都合により退職」だと、採用担当者は、「当社でも長続きするのか」と懸念が生じます。

この懸念を一発で払拭するのが、「結婚により退職」という一行です。結婚で退職したのなら、会社を転々としたわけではないと、すぐにわかります

もう一つ、退職したあと半年以上ブランクがある場合、採用担当者は、「この半年間何をしていたのか」と気になります。こういう場合も、「結婚により退職」と履歴書に書いてあれば、半年や一年ブランクがあいても何も疑いません。履歴書に「結婚により退職」と書いたほうが有利なケースは、ほかにもあります。

業種に一貫性がない場合

例えば、看板製作取り付けの次が営業で、その次が飲食店、次が事務職で、その次に倉庫内部品管理と、業種がバラバラの場合、採用担当者は、飽きっぽいのではないかと疑ったりします。一つの仕事にじっくりと腰をすえられないという印象を持ち、「飽きたら当社も辞めてしまうのではないか」と不安になります。しかし、結婚という生活の環境を一変させるイベントあれば、少し違ってきます。

結婚により退職し、妊娠をしたために、肉体労働はできないので、デスクワークを選んだり、子育てが落ちついたので、ハードな仕事に就けたりと、決して飽きっぽいわけではないと思わせることが大事です。面接で聞かれれば答えられますが、面接をする前に履歴書で落とされることもありますので、履歴書の書き方は重要です。では、具体的な言葉を紹介しましょう。

履歴書に結婚退職と書く時の例文

履歴書には職歴を書きますが、退職理由も短く書きます。例文としては、「結婚により退職」「結婚により退社」「結婚のため退社」「一身上の都合により退職(結婚のため)」などです。

本来、結婚により退職したことを、履歴書に書く必要はないという意見も多いのですが、採用担当者からしてみれば、「一身上の都合により」という言葉は、実際の理由が見えません。

結婚が理由とわかれば、面接で聞く必要もなくなります。転職や再就職の場合は、面接で退職理由を聞かれる可能性は高いのです。

結婚予定は履歴書に書くべき?

結婚しているから、あるいは結婚の予定があるからという理由で、採否を決める会社は、就職するのを考え直したほうがよい会社の可能性があります。本来、結婚の有無は関係ないはずです。

しかし、企業は不採用の理由を本人に伝えない場合があります。「ご縁がなかった」の一言で不採用を伝えることも多いでしょう。

面接まで辿り着かず、履歴書で不採用になることもあるので、結婚に関して、不利にならない履歴書の書き方を考えていきましょう。企業が危惧するのは、結婚の次に来る出産、子育てにより、労働条件などで折り合いがつかなくなることです。

そこで、企業の懸念を払拭し、ほかのことで採用を勝ち取る履歴書を完成させることが大事になってきます。

履歴書で大事なのは「今」

結論から言うと、結婚予定を履歴書に書く必要はありません。まだ起こっていない未来のことだからです。結婚している場合は、扶養家族の有無などを会社に伝える必要がありますので、知らせるほうが良いのですが、結婚を予定していることまで伝える必要はありません。

恋人の有無を聞く企業はありませんし、もしも面接でそんなことを聞く会社は、考え直したほうがよいでしょう。最初にも触れたように、育休などに理解のない古い考えの企業と想像するからです。

採用担当者が履歴書のどこを見るかというと、「なぜ当社に応募したのか」「今後当社で何をしたいのか」「何ができるのか」ということです。採用担当者を納得させ、「欲しい」と思わせる内容の履歴書であることが大事です。履歴書は、「今」のことを正確に書くものです。結婚予定は関係ありません。

なぜ会社は結婚の有無を心配するのか?

これだけ女性の社会進出が当たり前の時代になっても、まだ古い考えの企業はあるかもしれません。あなたが履歴書を提出する会社が、女性の働き方改革に先駆的な考えであれば良いのですが、それは面接をし、入社するまでわかりません。会社自体は時代感覚に敏感であっても、上司が古い考え方のままという場合があるのも、職場の複雑にして難しいところです。

主に男性の幹部が心配しているのは、入社して、一生懸命仕事を教えても、結婚してすぐに辞めてしまうのではないかと、まだ起こっていない未来のことを心配しているのです。結婚後も仕事を続ける場合でも、出産すれば、長期休養は必要です。

さらに、子供が生まれて職場に復帰しても、子供が病気のたびに休んでしまうのではないかと心配の種が長く続きます。これらを払拭する履歴書を完成することは大変ですが、不備があればそれを不採用の理由にできてしまいます。

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本気の熱が伝わる履歴書

人事担当者が、履歴書のどこを見るのか、詳しく紹介しましょう。一番は志望動機で、「なぜ当社に応募したのか」です。志望動機は一番大切な項目ですが、履歴書の中でも一番難しいといえます。

本当にその企業に入りたい場合は、情熱を込めて書けますが、滑り止めも含めて複数の会社に当たることは珍しいことではありません。その場合、「条件がいいから」「給料が高いから」とは、なかなか書けません。

「御社の」と日頃使わない言葉で、いかにもこの会社を希望しているという思いを文章にしなくてはいけないから大変です。数え切れない履歴書を見てきた人事担当者も、履歴書を見れば無理して書いているか、本気の熱があるか、見抜いてしまいそうです。

結婚も婚約も人生において喜ばしいイベントですが、人事担当者は、環境の変化がビジネスに及ぼす影響を検討する場合はあります。しかし、「ここでやりたい」「貢献したい」という本気の熱が伝われば大丈夫です。

結婚しても仕事を続けるなら問題なし

結婚予定があっても、結婚後も仕事を続けるなら何の問題もありません。会社の人事担当者は、「この会社でこういうことをやりたい」「こういうことができる」という前向きな言葉が聞きたいのです。例え結婚の予定があっても、本気度で人事担当者が納得すれば、結婚は関係ないはずです。

入籍予定がわかっている場合、速やかに会社に伝えたほうがいいことがあります。まず氏名が変わることと、引越す場合は住所が変わるので、採否の連絡を受け取るために携帯電話の番号を伝える必要があります。履歴書は応募時点の住所と氏名を書いて大丈夫です。

一見、これから就職するのに不利に感じるかもしれませんが、時代感覚に敏感で先駆的な会社なら、結婚で採否を決めることはありませんし、結婚が理由で不採用にする会社は時代逆行です。それらを凌駕する内容の履歴書が勝負の分かれ目になります。

履歴書に書いてはいけないこと

結婚後も仕事を続ける場合は、特に結婚予定を履歴書に書く必要はないし、面接で正直に答える必要もありません。しかし、実例として30代の独身女性が不採用になり、落とされた理由が全くわからないというケースもありました。結婚に関してどう考えるかはその人の自由です。ところが古い考えだと30代の独身女性と聞いただけで「結婚が近い」と勝手に想像することはあり得そうです。

その場合でも、結婚関連を理由に不採用にできないので、ほかのことで落とそうとする場合が考えられます。だからこそ履歴書の書き方が大事になってきます。そこで、マイナスポイントを加算してしまう「履歴書に書いてはいけないこと」を紹介しましょう。

履歴書に退職理由を詳しく書く時に、前職の会社の批判をしたり、パワハラ・セクハラや職場の人間関係が原因で退職したということは、履歴書に書いてはいけません。例え正当な訴えでもマイナスになってしまいます。

人事担当者が喜ぶ履歴書とは?

「前職では、マーケティングを担当していましたが、結婚のため退職をしました。現在は、これまでの経験とスキルを活かし、御社の集客業務に挑戦したいと考えています」

上記のように、人事担当者は、「自分のスキルを伸ばしたい」「スキルアップしたい」という前向きな言葉が好きです。苦労話は自慢話に聞こえるのでNGです。今までに何を得たか、何を学んできたかを知りたいのです。成果が出たことで満足している感じが出ているとマイナスになります。

ほかにも、幅広い経験を積んでいるか、社会人スキルを習得しているか、チームワークを大切にできる人か、実務能力があるかなど、履歴書の書き方と内容から見極めようとします。履歴書は前向きな表現を意識して、わかりやすく簡潔に書くことが大事です。

履歴書に結婚歴を書くケース

履歴書に結婚歴を書くべきか迷っている人も少なくないでしょう。結婚の場合は、履歴書に書いたほうが良いケースのほうが多いです。結婚により退職に至った理由も様々なものがあります。そこで、人事担当者が見て「前向き」と感じる履歴書と職務経歴書の書き方を紹介しましょう。

履歴書には、「一身上の都合により退社(結婚のため)」と一行で書くことが多いですが、詳しいことを職務経歴書に書いたほうがよい場合があります。結婚しても仕事を続ける女性が多いので、なぜ辞めて、なぜ再就職するのかを、わかりやすい理由を添えて、職務経歴書を見た担当者を納得させることが大事です。

辞めた理由と再就職の理由

結婚して新居に引越し、通勤が不可能になったため、前の会社を退職した場合は、「御社への通勤時間は40分のため通勤が可能」と書けば、「だから再就職するのか」と、すぐにわかります。結婚して妊娠し、出産し、子育てのために退職した場合も、「現在は子供を保育園に預けているため就業が可能となり」という趣旨を書けば担当者も納得できます。

結婚して家庭に入るため退職したとしても、「パートナーと話し合い、再度就業することになりました」と書いてあれば、職務経歴書を見た担当者が、夫の応援や理解を得ていると判断するでしょう。

ほかにも、子供が病気になっても、祖母が見てくれることになっている旨を記せば、ぬかりのない履歴書です。人事担当者の懸念を払拭しています。

離婚歴を履歴書に書く必要はない

結婚歴の中でも、離婚歴は喜ばしいことではありません。結婚と違い、あまり言いたくない気持ちのほうが強いでしょう。履歴書には、配偶者の有無を記す項目があるので、自然に結婚していることを伝えることになります。しかし、離婚は関係ありません。離婚はあくまでもプライベートのことで、仕事に離婚歴は一切関係ないので、履歴書に書く必要はありません。

離婚歴を履歴書に書くケース

結婚をして、子供が生まれて、そのあと離婚し、シングルマザーになった場合、自然に離婚したことを企業に伝えることになります。例えば結婚して何年も仕事をしていない場合、長いブランクの間、何をやっていたのか人事担当者は気になります。

しかし、結婚して退職し、離婚したため、子育てのために再就職するとわかれば、数年の長いブランクも、再就職の理由もはっきりとわかります。むしろ、子育てのために真剣に働く強い意志を履歴書で示せれば、「家族のために一生懸命働くだろう」「簡単には辞めないだろう」とプラスの印象を与えることも可能です。

志望動機に結婚予定の内容を書くのは大丈夫なのか?

女性の社会進出を喜ばしいことと考え、働く女性を応援する気持ちの強い企業は、結婚や結婚予定で不採用にすることはありません。しかし、実際に就職活動をしている女性の声として、結婚予定を正直に話すと不採用になるという話もあります。

やはり結婚予定を正直に話すのは就職に不利なのでしょうか。本来は、結婚予定は採否に一切関係ないはずです。関係ないのだから、履歴書に結婚予定を書くことはないですし、志望動機に書く必要もありません。

例え同棲していても、籍を入れていない段階ならば、ただの恋人同士なので、企業に報告する必要はないわけです。もしも彼氏の有無を面接で聞くような会社であれば、就職を考え直したほうがよいでしょう。興味本位か、結婚・出産・子育てに理解のない会社の可能性が高いです。

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結婚予定を履歴書に書いたほうが良いケース

あなたが履歴書を提出する企業の勤務地が全国にある場合や、あるいは工場が自宅から遠距離にある場合、しっかりと希望の勤務地を書く必要があります。どこに配属になるかわからないので、「東京勤務希望」を伝えたい場合は、はっきりと東京を希望したほうがよいのです。

今はまだ婚約していなくても、近い将来、結婚して東京で暮らすことが決まっているならば、結婚予定を理由に書いたほうが良いでしょう。なぜなら、それ以外に説得力のある理由が思いつかないと、抽象的な文章になってしまうからです。まさか社会人が「遠くは嫌です」と書くわけにはいきません。

人事担当者は、「御社でなければいけないのです」という熱い思いのある志望動機であれば、結婚予定は補足的なものでしかないと感じるはずです。知りたいのは能力や経験、そして会社に貢献できる実力と意欲です。

人事担当社が興味を持つ志望動機

履歴書を書く機会というのは、人生でそう何回も経験するものではないし、そもそも履歴書など何回も書きたくないのが本音でしょう。ですから履歴書を書くのが得意という人もあまりいません。履歴書の中でも特に難しい志望動機の書き方を、ハローワークや書籍で学ぶ人もいますが、多くはネットで検索し、例文を参考にして書いています。

ここで要注意なのは、履歴書を見る人事担当者は、数え切れない枚数の履歴書を見て比較しているので、皆同じような内容の志望動機だと、当然プラスの点数はあげにくいのです。もしもその中に、オリジナリティ溢れた志望動機があれば、かなり目立つし、個性を感じるのではないでしょうか。その履歴書を書いた人物に興味を持つかもしれません。

個性的な志望動機を書く方法

オリジナリティを出すといっても、奇抜過ぎるとふざけていると思われて、一発レッドカードを出されたら元も子もありません。個性を出すというのは、逸脱ではなく、研究の成果です。それは、これからあなたが履歴書を提出する会社を徹底的に調べる「企業研究」です。

まずはその会社のホームページを開き、企業理念を読みます。社長の「ごあいさつ」の中に、自分も共感できる内容があればピックアップします。例えば、「地球環境の継続的改善と汚染の予防」など環境保全に力を入れている会社ならば、共感しやすいです。

さらに、「社会貢献と社員の幸福と会社の発展」を目指している会社で、技術的な方面では、「品質の確保が顧客満足を得るうえで最重要課題」と企業理念を書き出します。この言葉や内容を志望動機に入れれば、かなり具体的で、人事担当者も「当社限定の志望動機」と感じ取ることができます。

イエローカードな志望動機

こんな志望動機はイエローカードを出されてしまうという例を挙げましょう。「どうしても御社で働きたい」という言葉だけでは漠然としています。「なぜ当社で働きたいのか」という具体的な理由を企業側は知りたいわけです。「やりがいのある職場」も「貢献したい」も抽象的です。なぜ、当社にやりがいを感じるのか、あなたはどんな貢献ができるのか、具体的な理由が志望動機には不可欠なのです。

「福利厚生が充実している」「家から近い」は志望動機の決定打ではないはずです。その企業を過剰に褒め過ぎるのも、好印象を与えません。「御社は将来性のある会社」という言葉は上から目線で褒め言葉にはなっていません。「今はダメなのですか」と聞かれてしまいます。「将来起業したい」と履歴書に書いてあれば、近い将来辞めることが前提での入社と思われてしまいます。熱意に溢れた意欲的な言葉のようで、実は人事担当者の心に響かないものは結構多いのです。

受かる志望動機とは?

自信に満ち溢れている履歴書は頼もしいのですが、自信過剰でスタンドプレイヤーは困ると人事担当者が心配することもあるので、協調性があり、チームワークを重んじる人間であることをアピールしたいものです。例えば前職で研究発表会の際、リーダーを務めて尽力したことなど、具体的な実例が説得力を増します。ただ「私は協調性があります」だけでは抽象的です。

一番は、やはりその会社をよく熟知し、企業理念に沿った志望動機を書くことです。「この人は当社のことを調べたな」と人事担当者が思っても、それはプラスにはなっても、マイナスにはならないでしょう。ただし、履歴書が凄く立派なのに、面接で企業理念について何も答えられないとしたらマンガです。このギャップは不採用の危険が高いので、血肉になるほど覚えることが肝要です。心から理念に共感していれば、ノー原稿で語れるはずです。

女性が安心して暮らせる社会へ

いろいろな角度から語ってきましたが、本来は結婚していることも、子育てに真っ最中のことも、結婚予定があることも、就職に不利になることはないし、あってはならないことです。

もちろん離婚歴も不採用の直接の理由にはならないはずです。そうはいっても実際に不利を感じた女性も少なくないことは事実です。あとはそれらを凌駕する、人事担当者の心に響く履歴書を完成させることが勝負の急所です。

結婚後、出産のため会社を一年休養したあとに復帰し、以前と同じ業務に就くことだってじゅうぶん可能なのです。働く女性に理解があり、体制が整っている会社に就職できるよう見極めると同時に、女性が安心して暮らせる社会を目指しましょう。

家事などにとられる時間も多く、1人では転職活動も一苦労ですが、転職エージェントを使うことで効率的に進めることができます。最近は女性専門のサービスを提供する会社も出てきていて、安心して使えるかと思います。

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