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短所として「飽き性」を伝える時のポイントとは?言い換え表現も紹介

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就職活動や転職活動につきものの面接。その中で短所について聞かれて困ったことはありませんか?

「長所と違ってしっかり用意していなかったから素直に答えてしまった……」なんて経験はないでしょうか?素直なのは良いことですが、限られた時間や文字数の中で自分の悪い所を伝えてしまうのは損。うまく言い換えて魅力としてアピールしていきましょう!

この記事ではよく上げられる短所の中でも「飽き性」の言い換えについてをピックアップしています。「飽き性」の人の特徴やポジティブな言い換え方など具体的にお伝えしていくので、この記事を読めば面接などで短所について聞かれても問題なく話せるよう対策ができます。

ぜひこの記事をチェックして態勢を整え、安心して面接に挑んでください!

企業が面接の際に短所を質問する理由とは?

面接を受けるとき、まず用意するのは自分をPRできるエピソードだと思います。自分を良くみせられるようにしっかりと準備する方が大半でしょう。

しかし、長所や自分が今までやってきたことは話せるように準備してきたけれど、予想外の質問に動揺してしまってうまく答えられなかったという苦い経験をしたことはありませんか?そういう方は意外と多いです。

なぜ企業は面接で短所を気にするのでしょうか?まずはその理由から確認していきましょう。

企業風土や職種への適性を判断したい

企業にも面接を通して採用したい人物像というものが存在します。そのため長所だけでなく短所もあわせて見ることで自社の企業風土や業種への適性を判断しようとしています。

例えばベンチャー企業で「裁量を持った中で指示を待つのではなく自ら行動できる人材」を求めているのに、短所が「自己主張が苦手」や「慎重すぎる」などが短所であった場合は採用したい人物像とのミスマッチが起こっていると判断できます。

面接で欠点を知りたいのではなく、自社にマッチする人材であるかの判断をしているのです。

応募者が自分の弱みに向き合っているか確認したい

短所がない人はこの世にいないでしょう。また、この自分の短所はいわば自分への課題ともいえます。大切のなのはこの課題、つまり自分の弱みに向き合っているかということも企業にとっては重要なチェックポイントです。

業務を行っていく中で課題や問題が出てくるのは当たり前のことです。その問題に直面したとき、なんの対策もせずに放っておくことはできません。

「短所」という自分にとって身近な課題・問題と向き合っているのか、また、改善するために前向きな姿勢で取り組むことができているかを面接官は確認しています。

「飽き性」の人の特徴

面接ではどれだけ自分を客観視できているかということも重要です。

しっかりを自己分析を重ねていくことが必要ですが、なかなか自分を見つめなおすということは難しいものです。一体どういう人が飽き性なのでしょうか。

ここからは実際に短所が飽き性の人にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

予定通りに行動するのが得意じゃない

飽き性な人というのは、そのとき一瞬一瞬の自分の気持ちを大切に行動します。

前々から予定を組んでいたとしても実際に行動してみると「やっぱりあれをやりたい」「これをやりたい」と興味をもつものが変化していきます。そして、「やりたい」と思ったことを我慢できずにすぐに実行していきます。

そのため、飽き性な人は緻密なスケジュールや決まりきった段取りがあると窮屈に感じてしまい、なかなか予定通りに行動することが難しく、得意ではありません。

責任感が希薄である

飽き性な人は思いついたことを色々やってみたいと考え、すぐに行動に移していきます。そこに失敗に対する不安や心配はありません。また、行動に移していくスピード感と同じく、うまくいかない物事に対しての見切りをつけるのも早いのが特徴です。

その結果、駄目なら駄目で特に対策を立てたり改善を図ろうとしたりはせず終わらせてしまうこともあります。

物事に取り掛かるスピードも速いですが、諦めてしまうスピードも速いため、すぐに投げ出してしまう印象になります。

結果、物事に対する見切りが早いために飽き性な人は責任感が希薄であるというイメージを周りにあたえがちです。

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器用貧乏に陥りやすい

飽き性な人は興味の対象が移り変わるのが早いため執着心がうすく、興味がおもむくまま、さまざまなことに挑戦していきます。そのため多くの経験をつむことができるため、色々なことができるようになります。

しかし、そのどれもが完璧を目指して道を極めるというところまでは続かないことが多いです。結果、できることにはできるが得意であるとはいえず、器用貧乏に陥りやすいです。

飽き性な人はなんでもこなせるといえなくはないですが、大成しづらいともいえるかもしれません。

物事が長続きしない

飽き性な人は執着心が強くなく、新しいものが好きで、興味の対象が目まぐるしく移り変わっていきます。

今までどんなに熱中していたものでも、他の対象が出てきたことによってあっさり興味をなくしてしまうこともあります。なかなか並行させて継続することはないので、新しい興味の対象がでてくると、飽き性な人は今までやってきたことをそこで終わらせて次に進みます。

このサイクルが早く熱しやすく冷めやすいため、飽き性であると物事が長続きしません。

就活において「飽き性」を短所として伝えるポイント

ここまで「飽き性」の特徴を説明してきました。悪いところばかりではありませんが、「飽き性」といってしまうとネガティブなイメージを相手に与えてしまいます。

就活や転職において大切なのは自分を雇うことによって企業にとってどんな利益があるか、企業が欲しい人材像とマッチしているかアピールすることです。

ここからは「飽き性」を短所としてどう伝えるといいのか、ポイントを説明していきます。

具体的なエピソードを交える

面接のとき短所を聞かれるときには自分とどれくらい向き合っているか、しっかりと短所を理解できているかという点を見ています。

どんな場面で、どんなことがあったから「飽き性」が自分の短所であると感じているのか、具体的なエピソードを交えて話しましょう。

そうすることで表面的な部分だけではなく自分のことを深く相手に伝えることができるため、相手に興味を持ってもらいやすくなります。生きた言葉である方が相手に届きやすいので具体性を持たせて話しましょう。

直接「飽き性」とせず言い換える

そもそも「飽き性」という言葉自体がネガティブなイメージが強い言葉です。面接官の雰囲気などから直接「飽き性」といいたくないと感じる場合もあるでしょう。

その場合は近しいものでネガティブなイメージがあまり強くない言葉に言い換えるのもいいでしょう。

たとえば「執着心が弱い」「目移りをしてしまいやすい」などがあります。

しかし短所を聞かれているのに長所に聞こえるような言い換えをしてしまうと、自分のことを客観視できおらず、自分のことがよく理解できていない印象を与えてしまう場合もあるので注意しましょう。

改善するために努力していることを伝える

働く中で課題や困難は必ず出てきます。面接では困難に直面したときどれだけ努力できるか、その姿勢を見ようとしています。

短所があるというのは人間として当たり前のことです。むしろ自分で自分の短所を認識していることを話すことで冷静に自分のことを振り返ることができるというアピールになります。

短所に対してどういう対策をして、改善するための努力をしているのかを素直に伝えましょう。短所だからと諦めず真面目に物事に取り組めることのアピールができます。

改善のプロセスで学んだことを具体的に伝える

面接では具体性が必要です。「短所の改善をするために努力しました」というだけでは相手にはなにも伝わりません。実際に努力していたとしても具体性がなければただ答えに困って取り繕ったように見えてしまいます。

エピソードに具体性を持たせるためには短所の改善のためにしたプロセスを話すことに加えて、そこから何を学ぶことができたのかを具体的に伝えましょう。

学んだことを具体的に伝えることで自分の短所にも向き合い、自分にとってプラスにできるよう行動できる積極性のアピールができます。

PREP法を用いてわかりやすく伝える

PREP法とは物事を論理的に順序だてて文章を相手に伝える方法です。

・Point【結論】
・Reason【理由】
・Example【具体例】
・Point【結論】

この単語の頭文字を取って「PREP法」といいます。

まず結論を最初に述べ、その理由を伝えます。この理由に対しての具体例を出して最後にもう一度結論を述べます。結論から伝えることでその後にどのような内容を話すのかが明確になるため相手に伝わりやすくなります。

相手によりわかりやすく伝えるためにPREP法を用いましょう。

「飽き性」のポジティブな言い換え表現

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ここまで短所としての「飽き性」を見てきましたが、「飽き性」は長所として言い換えるともできます。

良いところより悪いところは目立ちやすいものです。「短所はすぐ思いつくのに自分の長所はなかなか思いつかない……」という方もいるのではないでしょうか?

面接など、極度に緊張する可能性がある場所に直面するとせっかく用意してきたはずの話す内容が飛んでしまうこともあります。そういった場面でも困らないよう、「飽き性」のポジティブな言い換え表現を見ていきましょう。

気持ちの切り替えが早いことをアピールする

飽き性な人は執着心があまりないため、次々に新しいものへ興味を移していきます。これは自分がなにか失敗をしてしまったときでも同じです。

失敗をして一度嫌な思いをしたら、いつまでもその失敗に執着して落ち込んだりふさぎこんだりするのではなく、また新たなことにどんどん挑戦していけます。

失敗してもすぐ次に気持ちを切り替えて行動するということは人によってはとても難しいことです。失敗に固執してストレスを抱えこんでしまうこともないので気持ちの切り替えが早いことは十分アピールになります。

フットワークが軽く行動的であることをアピールする

飽き性という短所はフットワークが軽いという言い換えもできます。

就職をして日々仕事をする上で今までなかったような新しいものは次々現れます。それらに対処したり、学んでいく姿勢は大切です。

また目標を決めて計画を立てたとしても不測の事態は起こります。トラブルが起こったときに計画通りに進めたいからといって今までのやり方に固執してしまってはイレギュラーに対応できなくなってしまいます。

フットワークが軽いということは別の対処方法を選べるということであり、柔軟に物事に対応できるというアピールになります。

チャレンジ精神・好奇心が旺盛であることをアピールする

飽き性な人は新しいものや変化に対して肯定的であるため「楽しそう」「面白そう」という感情をもって前向きに行動できます。また、未知のものに対する恐怖や失敗に対する恐怖もうすいので、物おじせず積極的に新しいことへチャレンジしていけます。

また、新しいものが好きであるために常にアンテナを張って外からの刺激を受けて行動するので、情報取集能力が高く、好奇心が旺盛であることもアピールできます。

新しい業務であっても物おじせずに挑んでいく姿勢は大切です。チャレンジ精神・好奇心が旺盛であることをアピールしていきましょう。

「飽き性」を短所として伝える例文

ここからは実際に「飽き性」を短所として伝える例文を説明していきます。

よくありそうな事例をあげていきますので参考にしてうまく自分のアピールにつなげてください。

部活を例とする場合

私の短所は目移りをしてしまいやすいところです。

小学校のころは水泳をしていましたが、四泳法すべてができるようになると他のスポーツがやってみたくなりました。中学校はバスケットボール部、高校からはダンス部に入部していましたが、大学からは今までにやったことがないものがやりたいと思い、ラクロス部というように全く別のスポーツをやっています。

どれも嫌いになったわけではなく、常に新しいことに挑戦していきたいと考え、自分の中で決めた目標を達成するたびに新しい競技へ挑戦をしてきました。

これまでの部活の経験から得た経験から得られた好奇心とチャレンジ精神をもって仕事にも挑戦していきたいです。

アルバイトを例とする場合

私の短所は飽き性なところです。

大学生になり、スーパーマーケットでのアルバイトを始めましたが、数カ月たって自分の持ち場の全ての業務をマスターしたところで飽きて辞めてしまいました。

次に個人経営の居酒屋のアルバイトを始めたところ、その店では月間の売り上げが課題になっていました。自分の中で前回のアルバイトをすぐにやめてしまったのは目標もなく慣れてしまうと単調な作業が増え、飽きてしまうからだと感じていました。そのため店長と話し合い、二倍の売り上げを目標にして施策を考えました。

まず、SNSを駆使した集客率のアップです。他の飲食店の投稿内容や頻度、時間帯などをリサーチし、改善を繰り返しながら毎日投稿を行いました。フォロワー数が増え、実際に客足が増えたところで次は客単価の向上を目指しました。

新メニューの考案や、収益率の高いドリンク類を売るためのセールストークを磨き、実際に売り上げを二倍にすることができました。今はさらなる売り上げの向上を目指しています。

この経験から就職しても単調にならないよう常に目標を設定し、改善案を講じて挑戦していきたいです。

日常における出来事を例とする場合

私の短所は他人の影響を受けやすいところです。

他の人がやっている色々なものに興味を持ってしまうため写真撮影や映画鑑賞からキャンプやテニスなどインドアからアウトドアまで色々な趣味があります。

嫌になってやめることはありませんが、完璧にこなせるようになるまでに別のことを始めてしまうこともあり短所であると感じています。

しかし、あるときその状況を見かねた友人に「投げ出さずになにか一つは極めた方が良いんじゃないか」と厳しい指摘を受け二人でハンドメイドアクセサリーの販売をすることを決めました。

ビーズでアクセサリーを作るのですが、自分でデザインを考えたり利益計算をして価格を決めたりとまったくやったことがないことばかりで熱中しました。毎日必ず一作品は仕上げてSNSで宣伝、市場の情報収集を重ねて利益が出せるようになりました。

この経験から興味をもちやすいという短所は特性ともいえるのだと感じました。
今後も様々なことに興味を持ってそこから必要なものを分析・派生させて取り組んでいきたいです。

短所として「飽き性」を伝える際はポジティブな表現に言い換えよう

短所としての「飽き性」を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

「飽き性」と一言にいっても良い面も悪い面もあります。自分の特性から目を背けるのではなく受け入れて相手にどう伝えるのかを考えましょう。

短所を聞かれた時に必要なのは、ただ短所として伝えるのではなく、「そこからなにを得たのか」「どう行動してきたのか」ということです。しっかり自分のやってきたことを見直して面接に臨んでください。

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