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社長室・社長室長の役割や業務や仕事内容|経営企画と社長室の違い

初回公開日:2017年08月14日

更新日:2020年10月02日

記載されている内容は2017年08月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

厳しくなる経済環境下で、適切な情報に基づく経営判断が求められています。「社長の参謀」と言われる「社長室」情報収集と情報提供の重要さが増しています。同時に、混同されやすいと言われる「経営企画・会社の頭脳」と「社長室」の働きと機能の違いを参考にしてください。

「社長室」の役割

「社長室」の役割についてまとめました。同時に混同されやすいといわれる「経営企画」の役割や同時に「社長室長の役割」・「秘書」についても整理しました。

(1)社長の補佐役・参謀役

経営管理部門の要ともいえる「社長室」は、会社の指揮官である経営の補佐役、つまり参謀としての役割も負っています。

たとえば、経営上の意思決定では、社内外からの判断材料となる情報を分析・検討し、企業経営にプラスとなる戦略を立て進言することが求められます。また、社長の要望に応え、速やかに情報収集し、報告する業務があります。

(2)全社コミュニケーションのパイプ役

①「社長室」は、企業内の組織の各部門を取りまとめる部署でもあります。各部門横断的な連携が取れるように話し合いや根回し、協力要請などを、社内の旗振り役となって推し進め、調整をはかる機能を「社長室」は持っています。

②また、「社長室」は社内の伝達役となって、社長や会社の考えを社員に浸透させ、明確な方向へ導いていく広報・教育部門の役割を担っています。

③また、「社長室」は「経営層の補佐役・参謀役」として、経営判断に必要な情報を集め、精査して提供する役割も担います。

④現場の社員が何を考え、何を求めているかを把握するために、経営層、現場の双方とコミュニケーションすることが欠かせません。

「社長室長」の役割

では、「社長室長」とは、どのような役職なのでしょうか?「社長室長」は、社長にとって信頼できる右腕です。「社長室長」は、「社長室」の統括管理者です。

「社長室」の役割と広範で重要な業務を紹介していきますが、「社長室長」の仕事を全うするには、経営判断力に加え、経済やマーケティングに関する幅広い知識や、論理的な思考力、分析力、洞察力などが求められます。

さらに、社長の方針を実現するリーダーシップや社内を巻き込んでいくコミュニケーション力や経営陣の意思決定を支援するためのプレゼンテーション力も求められます。

いずれにせよ、ビジネスマンとして高いパフォーマンスが求められる役職だといえるでしょう。

業務や仕事内容

(1)「社長室」主要業務

様々な領域にかかわり、多忙な社長の多方面の補佐役を努めます。日常の社長との打ち合わせは、特に綿密に行い、必要事項の報告を行い、指示を受け、他の重役との調整を行います。

社長に対しての、補佐役である「社長室」は、主要な業務として、社長出席の会議の運営を中心におきます。大きな業務のながれは、①重要経営事項と②業績向上対策への補佐です。

① 経営会議対応:重要経営会議の開催:取締役会の開催。 経営の重要事項の整理・部門間の調整を行い、会議を経て、その処理を行う。経営の根幹のまとめ役と推進力が託されています。
 
② 業績検討会対応:毎月の業績検討会開催と方向性の決定。毎月の業績把握と決定事項の伝達と徹底。

会社の活動の状況が、把握され、新しい方向性が発信されていきます。社長室は、その要になっているのです。

(2)全社的活動の推進

社長室は、重要経営会議の決定:取締役会の決定事項を全社的に推進するために、次のような「全社的推進活動」を行います。

⑵-1常に「現状把握と分析」をします。
①自社の強み・弱みを総点検
②顧客満足分析・ライバル分析で課題発見
③中核的経営力を強化・拡大策
などを検討して提案します。
 
⑵-2必要の都度「自社改革案」の提案・提言します。
①社内制度・体制の整備
②自社改革案の定期的提言
③経営資源を戦略的な強化策
の提言をしていきます。

(3)企業の社会的責任(略称:CSR)の取り組み

①昨今、特に、上場企業の社長は、企業の社会的責任(略称:CSR)に取り組み、説明することが求められています。

②企業が利益を追求するだけでなく、企業が倫理的観点から事業活動を通じて、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をする責任を社長が率先して果たし、社会に貢献し、企業イメージをアップする活動も重要な「社長の仕事」になっています。

③企業の社会的責任(略称:CSR)は企業自らの永続性を実現し、また、持続可能な未来を社会とともに築いていく活動でもあるのです。このことへの取組み・対応も「社長室」の大切な業務です。

「秘書」と「社長室」の違い

①「経営企画」と共に、「社長室」という役職が混同されがちなのが「秘書」です。「秘書の役割」は、企業によって異なる場合がありますが、一般的には社長や上司のスケジュールを管理したり、外部との連絡をやり取りしたりすることだと言われています。

②基本的には、秘書に会社の経営や方針の決定に関与する権限はないと考えられ、「秘書」は「社長室」の一部門になっていることも多いです。

③「秘書の業務」は、社長・役員が本業に全力を注げるよう補佐することです。大きく分けると「日常的業務」と「緊急対応業務」の2種類があります。

④「日常業務」1.スケジュール管理…会議、会合や取引先訪問、出張などのスケジュールを
調整・管理。2.電話対応と来客対応…役員にかかってくる電話の応対や取り次ぎ来客を接遇。3.出張業務…出張に伴う交通機関の選択や手配、宿泊の手配、旅程表の作成など。4.文書事務…上司に届く文書・メールの管理、社内文書・社外文書などの作成。5.役員の身の回りの世話 …多忙な役員が本業に集中できるよう、飲み物の用意、 贈答品の手配、慶弔に関する雑務などを行う。6.情報収集と資料作成…上司が求める情報を収集し、見やすく資料にまとめる。7.経理事務…出張旅費や飲食代、物品購入など、日常的に発生する費用を精算。

⑤「緊急対応業務」…緊急の仕事、突然の来客、予定外の事態が発生した時に冷静かつ臨機応変に対応する。

「経営企画」と「社長室」の違い

「経営企画」と「社長室」は似たような役職と見られることも多いようです。
「 経営企画」と「社長室」の違いを整理してみました。

①「経営企画の役割」は「会社の頭脳」:「経営計画の立案」

②経営の方向性の明示

1. 年度計画を策定し全社に目標を明示する。2. 年間業務:年間予算方針の決定。3. 中期・長期経営計画策定。4. スポット業務・プロジェクト対応。5. 新規事業提案。「会社の方向性の明確化」と「経営計画書立案」で社員の意識改革と団結を生み出し、結果を出し続けることで、社会での「信用」を得ていきます。

③「経営企画」と「社長室」の違い

1.「経営企画」は、「経営計画の方向性」を決め、「社長室」はその「経営の実務」を所管し、推進すると言えるでしょう。

2. 中小企業では、「経営企画」も「社長室」も設けず、社長が「経営企画」と同じ業務を実施しているケースが多く、「経営企画」という役職は、大企業で機能している実態です。

3. しかし、企業は、激変する経営環境下で、より迅速で、的確な情報による経営判断が求められています。その判断を、支える「社長室」や「経営企画」の重要性は今後もその存在がいよいよ増していくものと考察されます。

意味と役割を理解しよう

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