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女子が警察官になるには?試験資格と倍率・目指すためのポイントも

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「女子が警察官になるのは大変?」
「警察官を目指すには何を頑張ればいいの?」
昨今、女性警察官の活躍が増えてきていますが、実際に女子はどのくらい採用されるのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では女性警察官の採用数から、倍率、身体要件、警察官の種類と都道府県の警察官採用試験の種類や内容、気をつけるべきポイントまでご紹介しています。

この記事を読むことで、女子が警察官を目指す上でのポイントや、都道府県の警察官採用試験の内容について理解を深め、準備すべきことを把握することができます。

女性警察官を目指している人や警察官に興味がある人、警察官の採用試験について不安を感じている人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

増加している女性警官

警察官といえば、以前は男性のイメージが強い仕事でしたが、現在は女性警察官の採用も積極的に行われています。女性警察官の数は増加し、活躍できる幅も広がってきています。

今後も、女性が能力を発揮できるよう様々な取り組みが推進されている女性警察官について紹介していきます。

女性警官の歴史とは

日本では、戦後の社会で戦争孤児の保護や防犯活動といった女性向けの業務に携わってもらおうと、1946年に「婦人警察官」の募集が始まりました。

しばらくの間は、婦人警察官の職務は事務や広報などに限定されており、男性警察官と比べて女性が第一線で活躍できる機会はほとんどありませんでした。

1985年『男女雇用機会均等法』の制定により、徐々に婦人警察官の職務の幅が広がっていきました。1994年度にようやく47都道府県全ての警察で女性の採用が行われるようになり、警視庁では全国初の女性署長が誕生しています。

2000年に『男女雇用機会均等法』の全面改正が行われ、「婦人警察官」の名称は「女性警察官」に変更されました。職務も交番勤務や白バイ、SP、SITなどといった多岐にわたるようになっていきました。

出典・参照: あなたは「女性警察官の活躍」を知っていますか?|テレビ朝日
出典・参照: 警察でも広がる女性活躍 警視庁で初の警視正が誕生|JAPAN Forward

女性警察官の採用数は年々増加している

女性警察官の採用は積極的に行われています。実際に、毎年1,000人以上の女性警察官が採用され、右肩上がりに増えています。令和3年度の女性警察官数は27,697人です。

警察官の職務には、性犯罪や家庭内暴力といった女性が被害者になる事件など、女性警察官が担当したほうが好ましいものも多くあります。その他にも現在は、強行犯捜査や暴力団対策、警備といった男性と同じような職務につくこともできます。

さらには、女性警察官の幹部登用も増えています。警部以上の女性警察官は令和3年度で672人と年々右肩上がりになっています。

出典・参照: 警察活動の支え|警視庁

警察官の働き方を知っておこう

警察官中には、国家公務員の警察官と地方公務員の警察官が存在します。

国家公務員の警察官とは警察庁の警察官、地方公務員の警察官とは各都道府県の警察官です。警察庁で働く警察官と、各都道府県で働く警察官では仕事内容も異なります。

ここでは、警察庁で働く警察官、各都道府県で働く警察官、そして警察庁の附属機関である「皇宮警察本部」で働く警察官の働き方をご紹介します。

警察庁で働く警察官

警察庁は全国の警察組織をまとめる役割を担っています。

警察庁で働く警察官は、各都道府県の警察の指揮監督や調整、政策立案などを行っています。各都道府県の警察官とは異なり、実際の捜査を行うことは基本的にはありません。

都道府県で働く警察官

都道府県の警察署や交番で働く警察官です。

都道府県で働く警察官は都道府県ごとの警察本部に属し、各都道府県の治安責任を担っています。実際の捜査を行っているのも、この各都道府県で働く警察官です。

警察庁に付属する皇宮警察本部

皇宮警察本部は天皇皇后両陛下や皇族の護衛や皇居の警備を専門に行う警察官です。天皇皇后両陛下や皇族に関わる犯罪や、宿泊された施設で発生した犯罪、皇居や御所などの施設で発生した犯罪などの捜査も行います。

皇宮警察本部には、護衛部門、警備部門、警務部門があります。なお、皇居や御所の警備を担うのは皇宮警察本部のため、万が一それらの場所で火事が起きた場合は消火活動も行います。

警察官になるには2つの方法がある

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先述のとおり、警察官には警察庁で働く国家公務員と都道府県で働く地方公務員がいます。

そのため、国家公務員として警察庁で働く警察官になるには国家公務員試験、地方公務員として都道府県で働く警察官になるには各都道府県の警察官採用試験に合格する必要があります。

ここでは、国家公務員試験と警察官採用試験という警察官になるための2つの方法をご紹介します。違いをしっかり確認しましょう。

国家公務員として警察官になる方法

国家公務員として警察官になるには、国家公務員試験に合格した後、警察庁の採用試験にも合格しなければなりません。

国家公務員試験は、国家総合職試験と国家一般職試験があり、どちらかに合格する必要があります。いずれも基礎能力試験、専門試験、面接が行われます。

しかし、これで終わりではありません。国家公務員試験の合格後、警察庁の採用試験を受験し、合格後、警察庁に入庁し国家公務員の警察官になることができます。しかし、警察庁は省庁の中でも人気のため、狭き門であると言われています。

出典・参照: 警察庁への歩き方|警察庁

地方公務員として警察官になる方法

地方公務員として警察官になるには、各都道府県の警察官採用試験を受験しましょう。

一般的な試験区分は、大卒程度のⅠ類、短大卒程度のⅡ類、高卒程度のⅢ類に分かれています。いずれの区分においても、一次試験と二次試験が行われます。

二次試験に合格すると「警察官採用候補者名簿」に名前が載ります。しかし、この段階ではあくまで候補であり、まだ警察官にはなれません。

試験に合格した後は、全寮制の警察学校に入学します。在籍期間は、Ⅰ類採用者で6カ月、Ⅱ・Ⅲ類採用者で10カ月です。警察官に必要な知識や体力を身につけ、卒業後、ようやく交番勤務から警察官の道が始まるのです。

出典・参照: 警察学校についてのFAQ|警察庁

女子が警察官になるための試験の種類と倍率

警察官になるための試験は、男子も女子も同一のものです。なお、警察官には国家公務員と地方公務員がありますが、警察官の多数は地方公務員のため、地方公務員に特化した説明をしていきます。

地方公務員の警察官採用試験には、Ⅰ類、Ⅱ類、Ⅲ類の3種類があり、主に学歴によって区分されています。また、年度によってはⅡ類は募集されません。

なお、東京都の警察官採用試験の倍率は、過去3年間を振り返っても4.0倍以上あります。採用目標人数は男子と女子でそれぞれ設けられており、男子の採用目標人数のほうが多いため、女子の倍率が高めになる傾向にあります。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

Ⅰ類の試験資格と倍率

警察官採用試験は都道府県ごとに行われますが、今回は警視庁を例に説明します。

Ⅰ類は大学卒業程度の学歴が求められます。具体的な受験資格は下記のいずれかに該当する必要があります。
・昭和62年4月2日以降に生まれており、大卒または令和5年3月までに卒業見込みの人
・昭和62年4月2日から平成13年4月1日までに生まれており、大卒程度の学力を有する人

なお過去3年間の倍率は、令和元年度の男子の倍率が4.9倍に対し、女子の倍率は9.0倍、令和2年度は、男子の倍率が4.6倍に対し、女子の倍率は5.5倍、令和3年度は男子の倍率が5.7倍に対し、女子は6.2倍でした。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

Ⅲ類の試験資格と倍率

Ⅲ類は高校卒業程度の学歴が求められています。具体的な受験資格は下記のいずれかに該当する必要があります。
・昭和62年4月2日以降に生まれており、高卒または令和5年3月までに卒業見込みの人
・昭和62年4月2日から平成17年4月1日までに生まれており、高卒程度の学力を有する人

なお過去3年間の倍率は、令和元年度の男子の倍率が12.3倍に対し、女子の倍率は15.6倍、令和2年度は、男子の倍率が7.2倍に対し、女子の倍率は6.5倍、令和3年度は男子の倍率が8.5倍に対し、女子は6.5倍でした。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

女子が警察官になるための身体要件

男子も女子も警察官採用試験を受けることに変わりはありませんが、身体要件は男子と女子で異なります。

女子の身体要件は下記のとおりです。
・身長は、おおむね154cm以上
・体重は、おおむね45kg以上
・視力は、裸眼で両眼とも0.6以上、または矯正で両眼とも1.0以上
・色覚、聴力、疾患、その他身体の運動機能については、警察官としての職務に支障がない

なお、身長や体重の数字は「おおむね」のため、下回っていた場合でも、面接や体力検査の結果などによって合格になる可能性もあります。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

警察官になるための試験内容とは?

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警察官採用試験には、Ⅰ類、Ⅲ類ともに一次試験と二次試験が用意されています。

一次試験では、筆記、身体検査、適性検査、資格や経歴の評定が行われます。その後の二次試験には、面接、体力検査、適性検査、身体検査、適性検査があります。

これらは、警察官になるには避けては通れない試験です。具体的な試験内容をご紹介していきますので、しっかりと対策を立てて挑みましょう。なお、警察官採用試験は都道府県ごとに実施されるため、試験内容が異なる場合もあります。ここでは代表として警視庁の採用試験の内容をご説明します。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

第一次試験の内容

第一次試験では、まず筆記があります。筆記の内容は、選択式の教養試験、課題式の作文試験、記述式の国語試験です。なかでも教養試験は、文章理解や数的処理、資料解釈、人文科学、社会科学、自然科学、国語や英語、数学といった一般科目の中から出題されます。いずれも警察官に必要な知識を問われます。

第一次試験で行われる身体検査は、身長と体重測定です。また、適性検査は一次試験ではマークシート式で行われます。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

第二次試験の内容

第二次試験では、受験者の人物像を確認する面接が行われます。

また、身体検査と適性検査は、一次試験よりも詳細な検査が行われます。視力や色覚、聴力検査から、運動機能の検査、レントゲン検査、血液検査、尿検査、医師の診察まであります。一方で適性検査は、二次試験では記述式のものが行われます。

さらに、第二次試験では体力検査が行われます。警察職務に必要な体力が備わっているかを見極める検査で、腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳びなどがあります。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

体力試験の具体的な内容とは?

体力試験というのは、一般企業の採用試験ではほとんど聞かない警察官ならではの試験です。試験項目や合格基準は都道府県によって異なるため、希望する都道府県の体力試験の項目を事前に確認しておきましょう。

また、都道府県によっては合格基準まで公表しているところもあります。ここでは、参考として大阪府と福岡県の体力試験の項目と合格基準をご紹介します。

大阪府の警察官採用試験で行われる体力試験の項目は、バーピー・テスト、上体おこし、腕立て伏せ、反復横とび、握力の5つです。各項目の女子の合格基準は下記のとおりです。
・バーピー・テスト…80秒間、完全に実施できること
・上体おこし…7回以上
・腕立て伏せ…7回以上
・反復横とび…20秒間に32回以上
・握力…左右20kg以上

福岡県警察官採用試験の体力試験は、反復横とび、握力、腕立て伏せ、20mシャトルランの4項目です。各項目の女子の合格基準は下記のとおりです。
・反復横とび…20秒で40回以上
・握力…左右平均25kg以上
・腕立て伏せ…15回
・20mシャトルラン…35回以上

出典・参照: 令和4年度大阪府警察官(巡査)採用選考|大阪府警
出典・参照: 令和4年度第2回 福岡県警察官採用試験《受験案内》|福岡県警察

警察官採用試験で有利な資格とは?

警察官採用試験においても資格や経歴の評定があります。具体的な資格は各都道府県によって異なりますが、主に武術の段位やスポーツ大会での実績、語学系の資格、情報処理系の資格が有利になることが多いです。

警視庁の場合、柔道や剣道といった武道は初段以上、スポーツ歴では全国大会規模への出場歴があると評価の対象になります。

語学では、英検2級以上やTOEIC470点以上、中国語検定3級以上、ハングル能力検定準2級以上などがあります。情報処理は、ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者が該当します。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

警察官採用試験のスケジュール

警察官採用試験は、年に1回という都道府県もありますが、年に複数回行う都道府県も多くあります。時期や回数は都道府県ごとに異なります。都道府県によってはスケジュールが早いところもあるため、前もって情報収集をしておく必要があります。

ちなみに警視庁の令和4年度警察官採用試験は全3回行われます。第1回目は4月30日に行われ、第3回目の採用試験は令和5年1月8日に行われるといったように、長期間にわたって開催されます。

また、スケジュールが被らなければ、4月に○○県警察の採用試験、5月は○○県警察の採用試験といったように複数の都道府県の採用試験を併願することもできます。そのためにも、各都道府県の警察官採用試験スケジュールについては、事前に情報収集を行っておきましょう。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

女子が警察官になるには学歴は必要?

学歴において男子と女子に差はありません。警察官になるには、男子も女子も高校卒業以上の学歴があれば警察官採用試験を受験できます。

採用後の昇進のスピードを比較すると、高校卒業よりも大学卒業の警察官のほうが早い傾向にあります。しかし当然ながら高卒からキャリアを昇っていく人もいますし、高校卒業後すぐに就職した人と大学卒業後すぐに就職した人とでは4年の差が生まれることもあるため、どちらのほうがいいかは一概には言えません。

警察官に向いているのはどんな人?

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警察官は、理屈上は高校卒業以上であればなれる職業ですが、一般企業とは違った特殊な仕事なため、向き不向きがある職業でもあります。

ここでは一般的に警察官に向いていると言われる特徴について説明していきます。既に当てはまる人はその能力をさらに活かし、まだ当てはまらないという人は普段から意識するようにしましょう。

体力に自信がある

警察官採用試験でも体力試験があるとおり、警察官の職務上、ある程度の体力は必要になります。

しかし体力というのは武道などで使う体力というわけではありません。もちろん現場で武道の力を使う可能性もありますが、警察官は時には休憩や食事を取らずに職務を続けなければいけないこともある仕事です。また、早朝や深夜に働くこともあります。このような不規則な勤務をこなせるだけの体力が必要なのです。

女子の場合でも、警察官になれば性別に関係なく体力が求められます。時には男性の容疑者を逮捕することもあるでしょう。筋力や持久力などを高め、体力に自信をつけることは警察官を目指す上で必要な力の一つです。

忍耐力がある

警察官になるには、労働環境や上下関係、ストレスに耐えられる忍耐力が求められます。

警察官は緊急事態が起きることも珍しくはありません。そのため、休日出勤や食事をとる時間もなかなか確保できないこともあります。また、警察社会は階級を重んじるため、上下関係も非常に厳しいです。

さらに、警察官というのは常に危険と隣り合わせの仕事です。容疑者と対峙したり暴動を制したりといったように、現場の緊張感も大きな負担になりかねません。警察官になるには、これらのストレスに耐えうる忍耐力が必要となります。

不規則な働き方に対応できる

警察官になるには、不規則な働き方に対応できるフットワークの軽さも必要です。

事件や事故が起きた場合、応援を要請されることもあります。その場合、すぐに応えられる行動力のある人のほうが評価されやすいです。

また、休日出勤の要請をされることも珍しくはありません。その場合もなるべく対応できるほうが行動力があると思われやすいでしょう。

警察官を目指すためのポイント

警察官になるには警察官採用試験を受験する必要がありますが、試験を受ける前に対策を取っておくことが大切です。

特に3つのポイントを確認し事前に抑えておくことで、警察官になる道がより開かれることでしょう。

  • 加点対象となる資格やスキルを身につけよう
  • スケジュール管理を徹底しよう
  • 試験条件を確認しよう

1:加点対象となる資格やスキルを身につけよう

先述のとおり、資格や経歴は、警察官採用試験で加点対象になります。今からでも取得できるものは取得しておきましょう。

資格や経歴の評定基準は都道府県によって異なりますが、武道の段位、スポーツ大会での成績などはもちろん、語学系の資格など今からでも取得できる資格も加点対象になるものがあります。資格があれば採用試験の強みになるでしょう。

2:スケジュール管理を徹底しよう

警察官採用試験は年に数回行われる都道府県がほとんどです。都道府県によって試験日程も回数も異なるので、事前にしっかり確認しておく必要があります。

早いところでは、前年度の3月には試験の申込が始まります。警視庁の警察官採用試験も全3回あり、第1回目の試験は前年度の3月から申込受付が始まっています。「気がついた時には希望する受験回の申込期間が終わっていた」ということがないように、スケジュール管理には気をつけましょう。

また、試験日が被らなければ複数の都道府県の警察官採用試験を受験することもできます。つまり、スケジュール管理をきちんと行えば、合格するまでに何回も試験を受けることができ、警察官になれる可能性も広がるのです。

出典・参照: 採用案内(警察官) | 採用情報|警視庁

3:試験条件を確認しよう

先述のとおり、警察官採用試験は都道府県ごとに行われるため、受験資格や募集要項なども都道府県によって異なります。自分が受けたい都道府県の受験資格、募集要項は事前にしっかりと目を通し条件を満たしているかを確認しておくことが重要です。

複数の都道府県の採用試験を受験しようと思っている人は、都道府県ごとに情報をリストアップしまとめておくといいでしょう。

警察官になるための基本的な要件や都道府県警察ごとの条件を確認しよう

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いかがでしたか。警察官採用試験は都道府県ごとに行われるため、それぞれの条件や試験日程を前もって確認しておきましょう。日程を上手に管理すれば、複数の都道府県の採用試験を受けることができます。

また、女子でも男子と同様に警察官採用試験を受けて警察官になれることが分かりました。筆記や体力検査の対策や、資格取得など今からでも事前に準備できることはたくさんあります。

まずは都道府県の警察官採用試験ごとに情報収集を行い、受験する採用試験を決めたら、それに対する対策や資格取得を行っていくことで、警察官になれる可能性を広げていきましょう。

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