社内SEの志望動機の例文|新卒/未経験/経験者・書き方や注意点
更新日:2020年08月20日
社内SEの志望動機の例文
社内SEへの就職や転職を検討する時に大切になってくるのが、その志望動機です。社内SEというのは、その社内でのシステムの構築や運用、保守といった部分を担当し、社内システムの根幹を成すメンバーとして働いていくことになります。
そういった重要なポジションで働くことに対して、どれくらいの意欲や責任感があり、どれくらい志望度が高いのかを伝えられるのが志望動機です。この視点を大切にしながら、社内SEの志望動機を書いていくと良いでしょう。
新卒
まず新卒の場合ですが、社内SEの仕事内容と意欲が伝わる志望動機を書くと良いでしょう。また、その会社独自の切り口で志望動機を構成していくことが大切です。どこにでも通用しそうな志望動機では、採用担当にも意欲が伝わりにくくなり、書類選考で通過できない可能性が高まります。
具体的には、「学生時代に独学で学んでいたプログラミングスキルを、御社の人材派遣サービスで活かしたいと考え志望いたしました。学生時代に、人材派遣企業でアルバイトをしていたこともあり、その経験とプログラミングスキルを合わせて御社に貢献していきたいと考えています」などとまとめることで、「人材派遣」と「プログラミング」の組み合わせという独自性をアピールすることができます。
未経験
未経験の場合でも社内SEに転職することは可能です。その場合でも、新卒時と同様に、応募企業に対する独自性を持った志望動機を書くと良いでしょう。また、社内SE未経験とは言え、社会人経験がある場合は、その経験も活かせるような内容にしていくと良いでしょう。
例えば、「前職では食料品関係のデータ入力を中心とした、一般事務を経験してまいりました。その一方で、以前から興味のあったプログラミングやサーバー構築などについて、週末に専門学校で学んでいました。これらの経験を活かして、御社の食品管理システムのサーバー監視や保守として活躍していきたいと考えております」などと書きます。
独自性だけでなく、社内SEとして働いていくことに対する意気込みもアピールすることができるでしょう。
経験者
社内SE経験者であれば、どういった経験を積んできたのか、なぜ別の会社の社内SEへと転職しようと考えたのかを端的にまとめることで、印象の良い志望動機を書くことができるでしょう。
例えば、「これまで培ってきた上流から下流工程にいたるまでのシステム構築やマネジメント経験を活かして、国内のみならず海外製品も取り扱う御社で、国内外のベンダ管理や他部門との調整において活躍していきたいと考えております」などとまとめると、シンプルさの中に強い思いも込められた志望動機とすることができます。
職種別での社内SEの志望動機の例文
ここからは、職種別での社内SEの志望動機の例文についてご紹介していきます。応募企業ごとに独自性を見せることも大切ですが、職種別での独自性にも注意していきましょう。企業側としては、「なぜ当社で働きたいのか」といった部分に注目する採用担当も多く、その疑問に刺さる内容の志望動機を書くことで、選考にも通過しやすくなります。
メーカー
まず、メーカーでの社内SEを希望する場合の志望動機について見ていきましょう。メーカーでも社内SEは数多く募集しており、経験未経験問わず幅広く門戸は開かれています。
メーカーでの志望動機における注意点は、ご自身の知らない技術や知識が出てきた時にどう対処するかという点です。メーカー独自の表現や技術、製品なども多く、そういった知見外のことが出てきた時の対処法も踏まえて志望動機を作成すると良いでしょう。
具体的には、「自分の知らない問題・技術に出会ったら、独力で調べて解決し、新しい技術を積極的に取り入れていきたいと考えております。その上で御社の製品管理システムの保守・運用を通して、さらに効率的な生産をサポートできるように努めてまいる所存です」などと書くと良いでしょう。
製造業
製造業の場合も、基本的な考え方は他の職種と変わりませんが、システムに製造設計書が入ってくることが特徴的と言えるでしょう。その製造設計書や図面を正確にシステムに反映して運用していくことができるか志望動機に盛り込めるとと良いでしょう。
例えば、「前職では建築会社で勤務しており、図面作成や設計書作成には頻繁に立ち会ってきました。今度はそれをアナログ的な視点ではなく、デジタルの視点でシステムに落とし込む作業でキャリアップを図りたいと考え、御社を志望いたしました。」などと書くと、製造業の採用担当には効果的な志望動機になるでしょう。
銀行
銀行では、社内SEに限らず正確性が求められます。お客様の大切な資産を1円たりとも間違えず管理する能力が求められます。それは社内SEにも同様のことであり、銀行側が採用するに足りる信頼性があるかどうかが判断基準となります。その点を踏まえた上で、社内SEとしての志望動機を書いていくと良いでしょう。
例えば、「前職で携わった顧客管理システムでの設計、開発、運用、保守といった業務では、いかにお客様の情報を正確に管理していくかということに焦点を当てて仕事を進めてまいりました。その正確性を活かして御社の顧客情報を厳重に管理してサービス品質を上げていくことで、御社の発展に貢献していきたいと考えています。」などと書くと、志望動機で正確性をアピールすることができます。
病院
病院の社内SEでは、患者の状況を一括管理するシステム開発や運用、保守といった部分が求められます。したがって銀行と同様に、病院の社内SEも高い正確性が求められる業務と言えます。また、一人ひとりの患者に向き合うという点も忘れないようにしましょう。そういった点を盛り込んだ志望動機を書くと良いでしょう。
例えば、「患者の病状を管理するデータベースを刷新することで、より正確な情報を医師に届けて一人ひとりの患者様に最適な治療を行える御社のシステム構築に貢献してまいりたいと考えています」とすることで、病院側にメリットを感じてもらえて、選考に通過する確率も高くなるでしょう。
社内SEの志望動機の書き方や注意点
ここからは、社内SEの志望動機の書き方や注意点についてご紹介していきます。注意点としては、例文の箇所でもご紹介したように、なぜその企業で社内SEとして働きたいのかといった独自性を持たせることが大切です。
どの企業にでも通用するような志望動機では、採用担当の心に刺さることはなく、早々に却下されてしまうでしょう。しっかりとした企業分析を行い、どういった点で貢献していけるのかを自分なりに考えた上で、志望動機に落とし込んでいきましょう。
初回公開日:2017年11月16日
記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。