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お礼状のはがき、どうやって書くの?
最初に書き出しです。お礼状を書くとき、まずは「拝啓」、「啓上」などの「頭語」を書きます。「頭語」にはさまざまな種類があり、自ら書く場合や返事を書く場合などシーンによって使い分けます。また頭語は手紙の最後に書く「敬具」、「拝具」などの「結語」と対応させなければならないので、気を付けましょう。
そのあと前文〈時候の挨拶〉、主文、末文と続きます。そして最後が、「結語」です。「頭語」で述べたとおり対応させなければならないので、注意が必要です。
お中元
拝啓
梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか
この度はご丁寧なお心づかいをいただき本当にありがとうございました
暑さはまだまだ続くようです皆様どうかご自愛くださいませ
敬具
とても簡潔な例文をここではご紹介しました。ここでは個人や親せきなどを想定しての文章でしたが、会社宛てで書く場合は、そのための文章がありますので、別途確認して書いてください。
お歳暮
拝啓
朝夕は寒気がひとしお身に染みるようになりました皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか
この度はお心尽くしのお歳暮の品をお送りいただき誠にありがとうございました
向寒の季節ですので皆様どうぞご自愛くださいませ
敬具
こちらもお中元の例文と同様、個人や親せきなど近しい人を想定しての文章になります。
ビジネス
拝啓
先日はご多忙の中お時間をいただきありがとうございました
○○様からうかがった△△のお話はとても記憶に残っております仕事に対する心構えに大きな影響を与えていただきましたどうか今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします
まずはお礼を申し上げたくお便りいたしました誠にありがとうございました
敬具
ビジネスに関しては、営業先や顧客先、出張先など相手によって文面も変わってきます。ここでは営業先あての、非常に簡潔な例文をご紹介しました。
結婚挨拶
拝啓
先日はお忙しいなか貴重なお時間をいただきありがとうございました
○○さんのご両親には日ごろからお気遣いいただいておりましたが改めて結婚のご了承をいただけたこと心より感謝いたします
今後もいろいろとご相談させていただくこともあるかと思いますがご指導いただけましたら幸いです
末筆ではありますがご健康とご多幸をお祈りいたしましてまずは書中にてお礼申し上げます
敬具
結婚挨拶後のお礼状のはがきでは、結婚を許可してもら得た場合、とにかく了承していただいたことへの感謝を伝えられるようなはがきにしましょう。また、ここで紹介した例文に加えて、挨拶の際にしていただいたことなどに対する感謝も書くとより良いです。
入学祝
ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか。
この度は○○の入学祝に△△をいただきましてありがとうございました。○○もとても喜んでおります。
入学式を控え、本人も私たち夫婦も不安もありますが、それ以上にとても楽しみにしております。
季節の変わり目ですので、どうかお体にお気をつけてお過ごしください。
入学祝をもらう相手は基本近しい人ということもあり、そこまでかしこまる必要はありません。またもらった子ども本人が書く場合は、感謝の気持ちが伝わるようなのびのびとした文章がよいでしょう。
教育実習
拝啓
梅雨明けを待ち遠しく感じる日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。私は大学での日々の生活に戻り、元気に過ごしております。
○○高校での教育実習は校長先生をはじめ多くの先生方に大変お世話になりました。先生方、また生徒の皆さんから多くのことを学ばせていただきました。改めて、無事に教育実習を終えさせていただきましたことを、深く感謝申し上げます。
~自分が学んだこと、考えたこと、これからの自分の将来についての意欲など~
これからもご指導いただけると励みになります。よろしくお願いいたします。
これから暑くなる季節となりますが、皆様のご健康と○○高校の、ますますのご発展をお祈りしております。
敬具
ここでの例文では省略しましたが、教育実習を通して自分がどのようなことを学べたか、それをどのように生かしていきたいか、どのようなことが心に残っているかなど、自分にとっての収穫を書いたうえで、感謝の気持ちを書くと、より想いが伝わるでしょう。
お礼状のはがき、どこに注意して書けばいい?
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はがきに宛名を書くときの注意点
住所は郵便番号の右端にそろえて、郵便番号から一字下げたところから書きはじめます。番地やビル名などは略さずに書きましょう。また数字は算用数字ではなく漢数字を使います。
自分の住所と名前は、送る相手のものよりも小さく書きます。また郵便番号と住所は、送る相手のものを書くときと同様、右端をそろえて書きましょう。
続いて横書きの場合です。大きく縦書きの場合と変わる点は多くありません。住所の書きはじめは、切手から1~2センチ下のはがきの左端から二字分空けたあたりです。
自分の住所ははがきの右寄りに書きます。他の注意点は縦書きの場合と同じです。
はがきを縦・横に使ってお礼状を書くときの注意点
横書きの場合も縦書きの場合も同じですが、短い文章(10行前後)の場合文頭を、一字下げる必要はありません。
他には特に注意点はありません。
お礼状を書くとき句読点はどうする?
しかし、現在は句読点を付けてお礼状のはがきを書く人も少なくないです。けれどかしこまった場合や目上のかたにはがきを送る場合は、使わないほうが無難でしょう。
お礼状のはがきとあわせて贈りたい品物
ビジネスシーンでは、社内で分けて食べられるお菓子、少し高いものだとカタログギフトや商品券をお勧めします。相手が気軽に受け取れることが大事です。子どもがお世話になる塾や学校では、これも職場で分けられるお菓子をお勧めします。
何にせよまずは相手のことを考えることが必要です。相手が気軽に受け取れて、もらった贈り物に困らないように考えて選びましょう。