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「ネイティブ」の意味って?関連する言葉や類義語・対義語も紹介

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「ネイティブってどんな意味?」
「ネイティブと似たような意味を持つ言葉って何?」
「ネイティブの対義語にはどんなものがあるの?」
このように、「ネイティブ」という言葉について、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

「ネイティブ」という言葉は、いくつかの意味を持っている言葉のため、どの意味で使用されているか、文脈から正しく読み取る必要があります。

本記事では、「ネイティブ」の意味や語源、「ネイティブ」を含む言葉をいくつか取り上げて紹介していきます。この記事を読むことで「ネイティブ」という言葉の理解が深まるでしょう。

これまで「ネイティブ」という言葉の意味に自信を持てなかった方や、使い方がよく分からなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ネイティブ」の意味

「ネイティブ」は、もともとは英語で【native】と綴られます。その意味は、「出生地の、自国の、本来の、その国に生まれた、その土地固有の、土着の、(~の)原産で、生まれつきの、生来の」など広く使われています。

「ネイティブ」の語源・由来

カタカナの日本語として一般的に使われている日本の「ネイティブ」は、英語の【native】に由来します。

語源を知るために、英語の【native】を見ていきましょう。【native】とは、「そこに生まれる」という意味を持つ【natus】と「~のような」「~の性質を持つ」という意味の【-ive】から構成されています。

【natus】と【-ive】が結びついたことで「その土地で生まれたような」「生まれた性質を持つ」などの意味を持つ単語になりました。

「ネイティブ」を含む言葉と使い方

続いては、「ネイティブ」を含む言葉と使い方について紹介していきます。「ネイティブ」を含む言葉は、その系統や状況によってニュアンスが異なってくるため、それぞれの言葉の意味をきちんと把握しておきましょう。

「ネイティブアメリカン」

「ネイティブ」という言葉は、ある土地に住んでいる人のことを指すのにも使います。「ネイティブアメリカン」という言葉は、アメリカの先住民のことを指す意味です。

アメリカの先住民というとインディアンを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、インディアンだけでなくアラスカのイヌイット、ハワイのポリネシアンやマイクロネシアンなど幅広い先住民のことを意味しています。

「ネイティブスピーカー」

もっとも使われる「ネイティブ」は、「ネイティブスピーカー」としてある言語を母国語として話す人の意味でしょう。たとえば、「日本人は日本語のネイティブスピーカーです。」と使うと、日本人の母国語は日本語であるという意味になります。

「ネイティブイングリッシュ」

「ネイティブイングリッシュ」は、母国語を英語としている人が話す英語、という意味です。これは英語に限らず使える表現です。

たとえば、母国語がフランス語の人が使うフランス語を「ネイティブフレンチ」、母国語がイタリア語の人が使うイタリア語を「ネイティブイタリアン」と言うこともあります。

その言語を本格的に習得したいと思う場合、「ネイティブイングリッシュ」など、その言語を日々使ってきている人が話す言語に触れた方が、語学力アップには良い成果が出やすいでしょう。

「ネイティブの会話」「ネイティブな発音」

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「ネイティブの会話」は母国語としてその言語を使う人との会話、「ネイティブな発音」は、母国語としてその言語を話す人のような発音、という意味で使われます。

習得したい言語の上達を目指す場合、「ネイティブとの会話の機会を設けたい」「ネイティブの発音を耳に入れていきたい」という使い方ができるでしょう。

「ネイティブチェック」

「ネイティブチェック」とは、その言語を母国語としている人が、文法などの間違い、誤字脱字などを見つけて自然な文章にする作業のことを言います。「ネイティブチェック」を担当する人を「ネイティブチェッカー」と呼びます。

「ネイティブ柄」という言葉もあるため「チェック」という言葉が入っていることで、チェック模様の種類を表すのでは?と思う方もいるでしょう。しかし、チェック模様を指す言葉ではないため注意してください。

「デジタルネイティブ」

「デジタルネイティブ」は、生まれてからずっとITに触れて慣れ親しんでいる世代を指す言葉です。この言葉は、アメリカの作家マーク・プレンスキー氏が提唱しました。

幼少期からパソコンや携帯電話の存在を「デジタルネイティブ第1世代」と呼び、TwitterやInstagramなどSNSや動画サイトなどのソーシャルメディアを使いこなして青年期を過ごした人たちを「デジタルネイティブ第2世代」と分けることもあります。

「ネイティブ柄」

ファッション業界で使われる「ネイティブ柄」とは、先住民が衣装などに用いている伝統的な柄の意味で使われます。ネイティブ柄は洋服に使われるだけでなく、小物や雑貨にも使われます。

ネイティブ柄といえば、ネイティブアメリカンを思い出す人も多いでしょう。アリゾナ州の北東部からニューメキシコ州にまたがる砂漠地帯の民族であるナバホ族の柄は、アメリカの有名ファッションブランドであるラルフ・ローレンもモチーフに使う柄です。

「ネイティブ言語」

「ネイティブ言語」は、コンピューター本来の言語という意味の言葉であり、具体的にはプログラム言語の中でCPUが直接読み取れる形式の言語を指します。

C言語やC言語を機能拡張したC++、Go、Objective-C、Visual Basic、Swift、などがネイティブ言語に該当します。

「ネイティブアプリケーション」

ネイティブアプリケーションは、ウェブアプリケーションの対義語になります。コンピューターに直接入っているのがネイティブアプリケーションで、一般的にはインターネット接続がなくても使えるアプリです。

それゆえに、ネイティブアプリケーションの性能はコンピューターの性能にも左右されます。ウェブアプリは、インターネット速度で性能が左右されるところが違いになります。

「ネイティブ」の類義語

ここでは、「ネイティブ」の類義語を紹介していきます。「ネイティブ」と似たような意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。同じ言葉を連続してしまうと語彙の少ない印象を受けることがあるため、やり取りの中で類義語を適度に入れていくことをおすすめします。
  • 現地人
  • 先住民
  • 土民
  • 住人
  • 部族民

現地人

「現地人(げんちじん)」は、現在その土地、その場所に住んでいる人、そこで生活している人、という意味で用いられる言葉です。人種や民族とは関係がありません。

その土地以外で多いとは言えない人種の人でも、その土地の民族ではない人でも、ある程度の期間以上、現地で暮らしを営んでいれば現地人と呼ばれ、「ネイティブ」とも言われるでしょう。

先住民

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「先住民(せんじゅうみん)」は、ある民族・種族よりも、前にその土地で生活していた民族・種族を表します。「ネイティブ」はある土地に住んでいる人のことを指すため、「先住民」も「ネイティブ」と表すことがあります。

土民

「土民(どじん)」は、土着の人、その土地で生まれ育った人、という意味の言葉です。百姓という意味も含まれることもあります。

その国に生まれたという意味を持つ「ネイティブ」と、その土地で生まれ育ったという「土民」は同じような意味を持つでしょう。

ただ、「土民」は、未開地で、原始的な生活をしている人々を侮り蔑む際に使われた言葉でもあります。差別的なニュアンスを持っている面があるでしょう。

住人

「住人(じゅうにん)」は、その土地に住んでいる人のことを指します。つい最近引っ越してきた人を「ネイティブ」とは言いにくい部分がありますが、長い期間その土地に住んでいる住人であれば「ネイティブ」と表現可能です。

インターネット上の特定の掲示板などに頻繁に書き込みをする人を、まるでそこに住んでいるような人という意味で「住人」ということもありますが、こちらの意味では「ネイティブ」とは言わないでしょう。

部族民

「部族民(ぶぞくみん)」とは、ある一定の地域に元々住みついている人間の集団を指す言葉です。部族民は、言語や宗教、習慣など独自の文化を共有していて、同族意識を持っています。

その土地に住み着いてきたことを含む意味もあるため、「ネイティブ」という言葉で表すこともあります。また、侵略者や植民者を区別するために、「部族民」と表現されるケースもあるでしょう。

「ネイティブ」の対義語

「ネイティブ」は多くの意味を持つ言葉のため、反対の意味に当たる言葉も複数あります。「ネイティブ」の意味をどうとらえるかによって、対義語は変わってくるでしょう。

たとえば、「その国に生まれた」という意味で「ネイティブ」を使う場合の対義語は、移民、他国からの移住者、という意味を持つ「イミグラント【immigrant】」です。

「母国語」というニュアンスで「ネイティブ」を使う場合の対義語は「外国語」という表現を使います。

また、「ネイティブではない」という意味として「ノンネイティブ【non-native】」という表現があります。「ノンネイティブ」は、「母国語ではないがその国の言語を話せる」という意味を持っているため、「ネイティブスピーカー」の対義語として使われるでしょう。

「ネイティブ」の意味について知ろう

「ネイティブ」の意味にはさまざまなものがあります。「ネイティブチェック」「デジタルネイティブ」「ネイティブスピーカー」などを略して「ネイティブ」と言うことがあるため、会話の内容をよく聞いておく必要があるでしょう。

そのときに使われているニュアンスによって反対の言葉も変わってきます。逆のことを伝える場合は内容に合わせて、イミグラント・外国語・ノンネイティブ、などの対義語を使うようにしてみてください。本記事を参考に「ネイティブ」の意味をきちんと把握しておきましょう。

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