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「ポスト」の意味と使い方・語源・|IT/政治/音楽/会社

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「ポスト」の意味と使い方とは?

「ポスト」の意味は、大きく分けて4つあります。

郵便箱

この意味は、日本で最も一般的に使用されています。「ポスト」の語が示す「郵便箱」は、郵便局が管理している「郵便差出箱」としての「郵便箱」と、家庭にある「郵便受け」の両方です。

柱(支柱)

「ポスト」は「柱」や「支柱」の意味も持ちますが、この意味で使う時には多く「goalpost(ゴールポスト)」の形で使用します。

地位(役職)

「柱・支柱」の意味と、結び付く部分がある意味です。「郵便箱」の意味と同様に、日本でもよく用いられている「ポスト」の意味になります。

〜以後(〜の後)

「◯◯以後・◯◯の後」といった形で、用いられる意味になります。この意味も日本でよく使用されており、ニュース番組の中では政治の話題になった際に「ポスト◯◯」という表現が使われることがあります。

「ポスト」の語源は?

「ポスト(post)」の語源は、ラテン語の「postis」だと言われています。この「postis」の意味は「固定されたもの」であり、「ポスト」の意味として挙げた「郵便箱・柱・地位」とイメージ的につながる部分があるでしょう。「ポスト」の意味の中では、「〜以後」の意味が、語源から派生した意味としての要素が強いです。

IT用語「ポスト」の意味って?

ITにおける「ポスト」は、アルファベット表記「POST」の形で使用されます。アルファベット表記になる理由は、「Power On Self Test」の略語だからです。

「POST」というのは、コンピュータなどの電源を入れた時に「ブート前に行われる処理、あるいはブート前処理におけるコード」のことを言います。

「ブート」とは、コンピュータの電源を入れて「システム利用可能状態」にあること、あるいは「システムを利用可能にするためのコンピュータ内オペレーティングシステムを起動させる一連のプロセス」のことです。

ブートの意味を踏まえて「POST」の意味を説明しますと、「コンピュータなどの電源を入れた」時に「システム利用可能状態になる前」か「システム利用可能にするためのオペレーティングシステムが起動する前」に「行う処理」あるいは「(使う)処理コード」が「POST」ということになります。

政治に関して使う「ポスト」の意味は?

政治の世界では「ポスト◯◯(名前が入る)」といった使い方や、「ポスト冷戦」といった使い方がよくされています。この時に用いられている「ポスト」の意味は「〜の後」や「地位」で、「ポスト◯◯」であれば「◯◯の後(になる人)」を表しており、「ポスト冷戦」であれば「冷戦の後」ということを表しています。

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ビジネスシーンで使う「ポスト」とは?

会社およびビジネス(仕事)のシーンでは、「ポストがいない」といった使い方をされることが多いです。「ポストがいない」の形で使用した場合は、「ポスト」の部分を「後に継ぐ人」や「〜の地位につける人」の意味として使用します。つまり、「ポストがいない」=「後に継ぐ人がいない」あるいは「〜の地位につける人がいない」の意味になるということです。

歯科で言う「ポスト」が持つ意味は?

歯科では、「ファイバーポスト」という形で「ポスト」の語が使用されています。「ファイバー」は「繊維」を意味しますが、「ポスト」は「柱」の意味から「芯棒」を表す言葉として使用されています。したがって、歯科における「ファイバーポスト」というのは、「ファイバー」で作った「ポスト(芯棒)」のことを意味します。

この「ファイバーポスト」は、差し歯の治療を行う際に使う「クラウン(被せ物)」をかぶせる時に、「コア(土台・支台歯)」の強度を高めるために使う「グラスファイバー」の「芯棒」になります。

建築で例えるならば、強度向上のためにコンクリートの中に鉄骨を入れることと同じで、建築における鉄骨の役割(歯科においてはグラスファイバーを支える柱の役割)を担うのが「芯棒(ファイバーポスト)」です。

サッカーにおける「ポスト」の意味とは?

サッカーでは、「ポストプレー」や「ポストプレーヤー」といった形で用いられています。「ポストプレー」から説明していきますが、「ポストプレー」はサッカーにおける「攻撃方法」の1つで、前線にいる選手に縦パスを入れて、そこから再び攻撃を組み立てる戦術を「ポストプレー」と言います。

このプレーをすることでバイタルエリアに攻撃起点を作ることができ、後方の味方選手にシュートを打たせることもできたり、溜めを作れば上がってくる味方からサイド展開することも可能など、攻撃方法の幅が広がります。 場合によっては、「ポストプレーヤー(ポストプレーを行う選手)」がそのままシュートすることもできます。

音楽ジャンルで使う「ポスト」って?

音楽では、「ポストロック(Post-rock)」という形で「ポスト」の語が使われています。

ポストロックとは?

「ポストロック」は、1980年代後期~1990年代初期にアメリカ・イギリス・カナダで誕生したと考えられるロックジャンルの1つで、使用される楽器はギター・ベース・ドラム・ヴァイオリン・チェロ・木管楽器・鍵盤楽器など多様です。

また、ボーカルおよび歌詞を含む演奏は多いとは言えず、ボーカルを含むとしても、多くその声は楽器の一部のような感覚で扱われます。従来のロックと比べて、リズム・コード進行・和音・音色などに従来には無い特徴があります。

時代と共に感じが変化したジャンル

「ポストロック」はもともと、「Stereolab(ステレオラブ)」「Laika(ライカ)」「Moonshake(ムーンシェーク)」「Disco Inferno(ディスコ・インフェルノ)」などの音楽を指していましたが、後に「Jaz(ジャス)」や「Krautrock(クラウト・ロック)」、「Electronica(エレクトロニカ)」に近い雰囲気を持つようになりました。

現代に近くなるにつれて他のジャンルも取り入れられていきましたが、ジャンルを取り入れ過ぎだという批判をされ、名称に関して良くない評価を付けられた時代もありますが、「ポストロック」ジャンルにおけるバンドが各自個性を持って登場したことから、「ポストロック」ジャンルに再び注目され始めました。

以後、「Classic(クラシック)」「Hard Core(ハード・コア)」「Metac(メタル)」など更に多くのジャンルと融合されています。

音楽ジャンルとしての特徴

「ポストロック」は時代によって、いろんなジャンルが取り入れられているため、同じ「ポストロック」のジャンルと言っても、個々で大きな違いが見られることが多いとされています。

取り入れられたジャンルは歴史を辿るととてもたくさんありますが、現代においては「ジャス」「クラシック」「実験音楽」「エレクトロニカ」「タブ」「レイブ」「レゲエ」「ヒップホップ」「ポリリズム」「エモ」「ハード・コア」「フュージョン」「マスロック」「プログレッシブブロック」「クラブミュージック」などが、全体的・部分的に取り入れてられています。

「Electronica(エレクトロニカ)」要素が含まれている印象が強く、実際にそういったバンドが多いとされます。「ポストロック」の進化は、日本も含めて、各国・各自・各バンドで独自の発展を遂げていると言われています。

メタルとの融合は好調

「Heavy Metal(ヘヴィメタル)」や「Heavy Rock(ヘヴィロック)」では、ヘヴィな中に「ポストロック」的な要素を取り入れるバンドが登場し、それから時代を少し経て「メタル」と「ポストロック」を融合した「ポストロック」が誕生しました。

「Metal(メタル)」ジャンルでは「Sludge Metal(スラッジメタル)」が発展して「ポストロック」を取り込み、完全融合に成功した人たちもいます。また、「Black Metal(ブラックメタル)」を主体とした「ポストロック」融合もあります。

ポストロックまたは要素を含む日本の音楽家

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日本には、「AYANO」「Anoice」「Vampillia」「sgt.」「envy」「OVUM」「殻」「cinema staff」「Spangle call Lilli line」「downy」「te’」「toe」「ハイスイノナサ」「heaven in her arms」「miaou」「mudy on the 昨晩」「MONO」「euphoria」「LITE」「ワールズ・エンド・ガールフレンド」などがいます。

ポストロックまたは要素を含む日本国外の音楽家

アメリカには、「Album Leaf」「Gastr del Sol」「Gregor Samsa」「The Sea and Cake」「Jim O’Rourke」「Slint」「Tortoise」「Don Caballero」「Battles」「Mice Parade」などがいます。

カナダには「Godspeed You! Black Emperor」と「Do Make Say Think」などが、イギリスには「65daysofstatic」「Stereolab」「Talk Talk」「Mogwai」などがいます。

スウェーデンには「ef」などがおり、アイスランドには「Sigur Rós」「Stafrænn Hákon」「múm」などがいます。デンマークには「Efterklang」など、ノルウェーには「JAGA JAZZIST」など、フランスには「M83」などがいます。

「ポスト」の意味は幅広い!状況に合わせて正しく使おう

日本で「ポスト」と言えば、郵便局が管理している赤色の「郵便差出箱」や、家にある「郵便受け」が頭に思い浮かぶ人が多いとされています。政治・サッカー・IT用語に関心があれば、「ポスト◯◯」といった政治的・ビジネス的な使い方や「ポストプレー」といったサッカーにおける使い方、そしてITの中で出てくる「POST」を思い浮かべることができるでしょう。

それら使い方のとおり、「ポスト(post)」には「郵便箱・地位・〜以後」といった意味もありますが、他にもう1つ「柱」といつ意味もあります。日本では「郵便箱」や「地位・役職」、あるいは「〜以後・〜の後」の意味で使用されることが一般的ですが、「柱・支柱」の意味もあることを覚えておきましょう。

こうして見ると、一言に「ポスト」と言っても、いろんな意味が存在していることが分かりました。状況に応じて、正しい表現をしましょう。

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