スペシャルサンクスの意味5つ・使い方・英語のスペル

スペシャルサンクスとは、「特別な感謝」を伝える言葉として使われます。使う立場によって意味が微妙に異なり、枠にとらわれずに自由に、意味を捉えることができる言葉でもあります。

「スペシャルサンクス」は、「感謝」を伝える言葉ですが、何かを制作するにあたり、協力してくれた人、インスピレーションを受けたもの、励ましてくれた人など、制作期間中に自分の心に残ったことや、人物などに対して使われています。

作成者が、自由に意味を捉えて使うことができるので、枠にとらわれず使える言葉でもあります。

映画で使われる「スペシャルサンクス」の意味は2つあり、映画製作に携わっているか、作品自体に関わっているかによって意味が異なります。

1つ目は、映画製作で手伝ってくれた方や、特別な撮影協力であったり、キャスティングをしてくれたスタッフへの感謝の気持ちを表します。

2つ目は、映画制作には直接関わっていなくても、インスピレーションやきっかけなど、作品に関わるきっかけを与えた方や物事に対する感謝の気持ちを伝えるという意味があります。

CDジャケットにおける「スペシャルサンクス」は、主に楽曲作成に携わったスタッフに対して使われます。曲のマスタリングや収録、ジャケットイラストなど多岐に渡り、曲作りに長く携わったスタッフや、スタッフメンバーではないのに、曲作りを手伝った相手に使われることが多いです。

ゲームにおける「スペシャルサンクス」は、映画と同じ意味を持つことが多く、ゲーム作成で重要なポジションを担っていたスタッフや、インスピレーションを受けた人物や作品に対して使われます。

ナンバリング作品に対しても「スペシャルサンクス」が使われ、前身の作品を作ったスタッフや作品そのものに敬意を表する意味としても使われます。特に名作といわれる作品に対しては、リスペクトの意味も込めて、使われることが多いです。

ファンに対する「スペシャルサンクス」は、長年応援してくれたファンに対し、感謝の気持ちと「これからも応援してほしい」といった意味や気持ちが込められています。

エンドロールのあとに「○○のファンの皆さん」とあったり、マンガのあとがきに「and You」と書かれていることもあります。

マンガにおける「スペシャルサンクス」は、スタッフや取材に協力をしてくれた相手へ向けたものが多いです。専門的なテーマを扱う作品は、その分取材を行うことが多いので、取材を手伝ってくれた人、受けてくれた人に対して使われます。

また、マンガ作成において重要な存在である担当編集者や、アシスタント、もちろん読者にも使われます。

スペシャルサンクスは、日常会話の中で、あまり使われる言葉ではありません。

Special Thanks to you（心から感謝します）のように、丁寧な言い回しで、感謝の気持ちを伝える時に使われます。

「スペシャルサンクス」の由来は、英語の「Special thanks to」となります。この「Special thanks to」は文章に使われ、「to」のあとに、感謝を述べたい相手の名前や物事を記します。この英文が簡略化され、クレジットの1項目となり「スペシャルサンクス」が使われるようになりました。

漫画や映画、CD、ゲームなどで使われる「スペシャルサンクス」と全く同じ意味を持つ言葉は、ほとんどありません。

同じ意味ではありませんが、「○○さんに捧げる」といった一文があります。その作品を楽しみにしていた人、読んで（見て）ほしい人に気持ちを伝える言葉です。

「スペシャルサンクス」は、基本的にエンドロールやスタッフロール、あとがきなどに使うことが多いです。それは、そのコンテンツを最後までプレイしたり、楽しんでくれたことに対する感謝の意味を持っているからです。

個人ブログなどで「スペシャルサンクス」を使いたい場合は、My special thanks to○○○と○○〇のところに、お客様や友人や協力頂いた方々のお名前を載せてもよいでしょう。

名前を載せる旨の、了承得るのを忘れないようにしましょう。

バンドでCDを制作した場合など、CDのボーナストラックとして「スペシャルサンクス」が使われることもあります。このボーナストラックの「スペシャルサンクス」は、CDを聞いてくれたファンに対するちょっとしたプレゼントともいえるでしょう。

「スペシャルサンクス」という言葉は、多くのシチュエーションで使われ、また、使う状況や伝えたい人によって、意味も異なってきます。それぞれのシチュエーションに合わせた意味を知り、もし自分の名前がそこに掲載されたときには、相手の感謝の気持ちを感じ取れるようにしていきましょう。

もし自分が使う立場になったときには、格別な感謝の気持ちを「スペシャルサンクス」を使って伝えてみましょう。