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カラスの羽の色
カラスの羽は黒色がとても強く、光が当たると青みかかった色に変化する特殊な色をしています。近くでカラスを見た時は、羽の色に注目してみましょう。雨上がりの日や、水浴びをしたカラスを観察すると綺麗な羽の色に気が付きます。
高い所に止まっていると気が付きませんが、近くで見るチャンスがあったら確認してみましょう。
カラスの羽の羽ばたき方
森林などの木立でもぶつかることなく、巧みにぬいながら蛇行した飛び方もお手のもです。また、飛行だけでなく着地も上手で、目的地付近になると翼を広げて足を少し前にだしながら尾羽を地面と水平に広げます。
すると、急にスピードで減速する事ができ、ストンと着地することができます。カラスは身体能力がとても優れている鳥です。
カラスの羽は構造色
構造色とは、光の波長などで細かな構造による発光現象の事です。身近な物だと、コンパクトディスクやシャボン玉が分かりやすいでしょう。動物だとクジャクの羽が構造色になっています。虹色に輝く羽は見ていてとても美しいです。
鳥はオスの方が美しい種類が多く、カラスも同じです。オスのカラスの羽は、メラニンの粒子が綺麗に並んで美しく輝きます。一方、メスのカラスは、メラニン粒子が乱雑でオスとの違いがあります。
カラスはオスもメスも光を浴びると紫色になるのは同じで、クジャクのように構造色には当てはまりません。美しい色に変化するのは、羽表面にある皮に光が当たり、薄い紫色に変化することが分かっています。
おすすめのカラスの羽を販売している店
アマゾンで購入
天然の羽を使用するのに抵抗がある人は、人工羽を購入すると良いでしょう。
羽を使ってペンを作る
ペン先に使用する所はしっかりしており、尖って使い勝手が良いでしょう。先端部分は縦に切り込みをを入れるとインクのもちが良くなり、書きやすくなります。しっかりした書き心地を求めるなら、羽軸の大きさにちょうど良い金属かプラスチックのリングを刺して差し込んで、それに市販のペン先を刺して使用する方法もあります。
白い羽のカラスの意味
他にも、コクマルガラスは、全身真っ黒の黒型と顎部方腹部にかけて、白色の羽を持つ種類がいます。コクマルガラスは、越冬のため日本やって来る種類です。
コクマルガラスのようにお腹が白いのは、獲物を補植する時に対象物から分かりにくくする役目があります。空を飛ぶ時、下から見ると天敵から身を守ることもできます。
生え変わりのカラスの羽の特徴
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どんな鳥でも1年に1回は換羽期があり、全身の羽が抜け替わって新しい羽になります。陸上で生活する鳥の多くは、夏から初秋にかけて換羽します。大型の鳥は数年かけて換羽する鳥もいます。
カラスの換羽は、ハシボソガラスが5月の下旬から9月中旬、ハシブトガラスが6月上旬から10月上旬です。この頃になると、公園などで落ちた羽を見つけることができるでしょう。落ちている羽はとても美しく、傷みが少ないのが特徴です。
羽の生え変わり時期のカラスは、翼がスカスカでいつもとは違った様子です。飛ぶことに不自由する事はなく、元気に羽ばたく様子が見られるでしょう。
カラスの羽を拾うと良いことがあるのか
縁起
スピリチュアルの世界では、黒い羽をもつ天使デストロイヤーフォースエンジェルがおり、光が入るように闇を切ってくれる天使だそうです。カラスの羽は美しい光沢があり、見ているだけで落ち着きます。
落ちているのを見つけたら手に取ってみて、大切に保管してみてはいかがでしょうか。
菌
カラスのイメージは、ゴミなどをあさっている汚い鳥と考える人が多いですが、実際には、カラスの羽だけに病原菌がいる訳ではありません。外に落ちているものや、不特定多数の人が触る所には一定の危険性はあります。
カラスだけが特別ではなく、1本拾ったからと言って特別な危険にさらされる事は無いでしょう。
カラスの羽はとても美しく、アクセサリーにしたりハンドメイドのワンポイントにして使う人もいます。
おすすめのカラスの羽のアクセサリー
2PIECES ブラスアクセサリー
シャープなラインで胸元をスッキリと見せてくれるアクセサリーです。おしゃれな男性へのプレゼントにもおすすめです。
手作りアクセサリー カラスのピアス
翼を広げ、くちばしを大きく開いた迫力のあるデザインは存在感抜群です。使い込むほどアジが出て男女共有できるデザインですから、カップルで使用してもいいでしょう。
カラスの羽の描き方
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カラスの羽の大きさ
尾羽はとても幅が広く200mm以上あり、お腹やお尻のあたりにある羽毛は球形をしており45mmくらいです。羽の大きさは場所によってさまざまで、羽によってはカラスの物だと気が付かないこともあるでしょう。
カラスの頭脳
身近に見るハシブトガラスは、ハシボソガラスよりも脳が少し大きいです。脳の発達度合いを示すものに脳化指数があります。動物の体の大きさに締める脳の割合を数値化したものですが、犬や猫と比べるとカラスの方が大きいです。
脳化指数はある程度賢さの目安となり、カラスは頭脳が発達した鳥だと考えられます。カラスの驚く行動は数々発見されています。
記憶力
カラスは危険人物の顔を覚えており、他の仲間たちや自分の子供に情報を伝えていきます。足環をはめた現場にいなかったカラスも、一斉に威嚇行動をとりました。
また、日本でも15人の顔写真を貼った容器のひとつだけに、カラスの好きなドッグフードを入れておくと15人の顔を認識して100%に近い確率で正解する結果も出ています。この実験は、3週間ほど間を空けて行っても正解できると確認されています。
カラスは餌を隠す「貯食」の行動をします。野生のカラスは100箇所以上の場所に隠してもきちんと覚えているそうです。仲間に見られたら時間をおいて隠し直すんだとか。カラスの記憶力はとても優れています。
知恵
沿岸部にいるカラスは、貝を高い所から落として割って食べる行動をします。これはカモメもしますが、カモメは道路の固さを気にしていないので、砂に落として失敗する事もあります。カラスは、固い舗装を確認しており確実に貝を割って食べます。
貝の選び方を実験した所、カラスが好む貝は皮が割れやすく、扱いやすい大きさのものを選びます。効率的に食べられる方法を知っているのでしょう。
人の言葉を話す
野生のカラスは人の言葉を話す個体はいませんが、保護されたカラスは人の言葉を話せば喜ぶ反応を覚えており、人の心を引きつけて自分が生き延びるための手段として言葉を覚えていきます。
また、カラスは人に甘えることもあります。これも保護されたカラスの個体ですが、飼い主の前では自分の力で餌を食べられない素振りをしていました。飼い主はかわいそうなので、いつも食べさせてあげていました。
ある日、飼い主がたまたま自力で食べているカラスを目撃すると、カラスは慌てて羽をばたつかせて、ヒナが親鳥に餌をねだるような甘えの行動を見せました。このように嘘をつくような知恵もカラスはもちあわせています。
カラスの本
おしゃれなからす
見事王様に選ばれる訳ですが、他の鳥たちに猛反対され、着飾った羽を引き抜かれ黒い羽しか残らなかったお話です。
題名はかわいいですが、かわいそうなカラスさんだな・・・と思います。
七羽のカラス
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子供に読み聞かせても大人が読んでも、心温まるお話でしょう。
話は単純だけれども、愛について考える機会を与えてくれる本です。
からすのパンやさん
普段見かけないパンは、どれも魅力的でずーっと見ていたくなる楽しさです。町に住んでいるカラスのイキイキとした表情や、おいしい香りがしてきそうなパンの色使いなど、大人になっても忘れない絵本です。
私が子供の頃から読んでいた大好きな絵本です。
カラスの羽は美しい
日本では、いつしか黒い羽をもったゴミをあさる不吉な鳥だとされていますが、愛情深く子育てをする姿や知恵を使って生活する姿はかわいらしさがあります。仲間意識も高く、夕方になると高い場所で待ち合わせをしてから、集まってねぐらへ帰ります。
まるで人間のような行動をするカラスは、とても興味深く研究者たちの心を引きつけます。道でカラスの羽を見つけた時は手に取って、美しい輝きを確認してみましょう。カラスと人が上手に共存できる社会になると平和になるでしょう。