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絵になるってどう言う意味?使い方は?
例えば日常では、誰もが憧れるような美貌を持つ女優を見て「あの女優の動作は全てが絵になる」と言うような表現をして使用します。これは、女性の美を称える褒め言葉と捉えられます。他にも絶景を見て、「絵になるような美しさ」と例える事もあります。使いどころはさまざまですが、儚く美しい物を好む日本人にとってこの言葉はなじみ深いと言えるでしょう。
絵になるは褒め言葉なの?
特に我々日本人は、人の容姿のすぐれている時などにも「絵になる」と言う表現を使用します。小動物のような可愛らしい顔つきよりも、孤高で凛とした品のある顔をそのようにほめる事が多くなっています。日本で活躍する女優や俳優・モデルの方を褒め称える時にも多用されるのがこの「絵になる」と言う表現でしょう。
「絵になる」と「画になる」ってどう違う?
理由は、「画」が持つ意味の性質が「絵」と異なっている部分です。「絵」は芸術的意味を含んだ言葉ですが、「画」は物の形や姿を現したもので芸術的な意味を含んでいません。この事から芸術的意味を必要とする「絵になる」と言う言葉は、「絵」という漢字がふさわしいと言えるでしょう。
絵になる人の特徴とは
絵になるような美しさと褒め称えられる人は非常に少ないです。なぜなら、どのような人間を「絵になる」と表現するのかを知らない人や、この言葉自体を使わないという人がいるからです。ここからは、どのような人間的美しさを持つ人間が絵になると表現されるのかについて紹介していきます。
顔が良い
実際に、これまで描かれてきた絵画には美しい人間が題材にされている事から「絵になる」と言う言葉の神髄がよくわかるでしょう。レオナルド・ダヴィンチの「モナ・リザ」やフェルメールが手掛けた「真珠の耳飾りの少女」、ボッティチェリの「春」は美しい顔を持つ女性が描かれています。このように、容姿が優れている人間は絵として描きたくなるのが人間の心理です。
雰囲気がある
このように、他人とは一線を画すようなオーラ・近づきがたい雰囲気などを持っている人間は絵になるとよく表現されます。テレビでは疑問を持たれるような芸能人でも、実物を見ると圧倒されてしまうことがあるのは、その人が持つオーラや雰囲気が関係しています。
スタイルが良い
姿勢がいい
姿勢を直せば絵になるような美しい人間になれるとまでは言えませんが、姿勢を直せば自身の印象を簡単に変える事が可能です。自分を変えたい、少しでもいいから美しくなりたいと感じている方は、容姿や体型だけを気にするのではなく姿勢も意識して直していきましょう。
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絵になる写真はどうやって撮る?
計算し、手を入れ、たくさんの人に愛されて生まれた絵画のように、日常や特別ななにかの一瞬を切り取る「写真」でも人々の心を動かすような正に「絵になる写真」をとりたいと考えている方も多いでしょう。そのような方のために、風景・人物の視点で絵になる写真の撮り方を紹介していきます。
風景
写真を撮る際に必要なのは影の方向ですが、風景画であれば基本的に写真のタブーとも言われる逆光でも比較的美しく撮る事が可能です。初心者の方であれば難しい影が薄くなり空に雰囲気が現れる夕方ごろがおすすめです。時間帯にも気を付けて風景を探していくと、絵になるような表情のある写真になるでしょう。
人物
人物を撮る時光と影の位置・人物の位置に気を付けて写真を撮りましょう。どんなに被写体が美しく映る角度で撮ったとしても、陰影や構成内での位置が考えられていないと良い写真にはなりません。絵画は陰影やメインの位置取り・構図が非常に大切だと言われています。少しでも絵になる写真にするのであれば、構図や人物の見え方にも意識する必要があるでしょう。
「絵になる」を意識してみよう!
「絵になる」と言う感情は、絵を唯一親しむ事のできる人間だけが持つ表現方法です。非常に高度な表現で、趣深い褒め言葉と言えるでしょう。今後このような美しい言葉を失わないためにも、「絵になる」と言う表現方法を日常でも使用しながら生活してみてください。普段見慣れた光景でも、新たな美しい発見をするようになるでしょう。