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面識の意味
では、「お互いに顔を知っている」とはどういう意味でしょうか。写真を見ているので顔だけはよく知っているという場合でも「面識がある」と言えるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。一般的に「面識がある」と答えるときには、一度会って自己紹介をし、簡単な挨拶をした程度からになります。
お互いに顔は知っているけれど、一度も話したことがない、お互いの名前も知らないという場合は「面識がない」となります。こちらが一方的に相手のことを知っているけれど、相手は自分のことを知らないという場合も「面識がない」となります。
面識がない人と知り合うには
では、面識がない人と知り合いになるにはどうすればよいでしょうか。一番よいのは、共通の知り合いに紹介をしてもらうことです。しかし、共通の知り合いがいない場合もあります。その場合は、こちらから連絡をとるしか方法はありません。相手の立場から考えると、突然知らない人から連絡が来るのですから、不審な人と思われないように細心の注意を払う必要があります。
面識がない人への連絡方法
ビジネスでは、多くの場面で面識がない人へ連絡をしています。営業は最たるもので、手紙やメールは、ダイレクトメールと言われますし、電話でアポをとることはテレアポといいます。直接訪問することを飛び込み営業といいます。
営業をされたことがある方ならイメージしやすいですが、面識のない人からの突然の連絡は迷惑に感じることも多いです。極力相手に迷惑だと感じさせずに、面識がない人に連絡をするためには、伝える内容に気を配る必要があります。
面識がない人への連絡で伝える内容
どの連絡方法を利用しても、知らない人からの突然の連絡ですので、不信感を持つのが通常です。まずは、誰からの連絡なのか自己紹介をしましょう。その次に、なぜ連絡をとったのかを伝えます。知りたいことがあったのか、仲良くなりたいのか、一緒に仕事がしたいのかなど、わかりやすく伝えます。
手紙や電話の場合は、連絡方法を記載します。相手に電話して欲しいのか、メールやインターネットから連絡が欲しいのか、こちらから連絡するのか、次の具体的な方法を伝えましょう。電話や直接お話をしている場合は、相手の反応をみてアポをとります。相手が、もう話はしたくないという場合は無理せずに、一度諦めることも必要です。
面識がない人への手紙の仕方
一般的な手紙のマナーでは、最初に「拝啓」などの頭語、次に時候の挨拶、その後に本文を書き、結びの挨拶と「敬具」などの結語で締めます。何を書くべきか迷った場合は、この流れで記載するといいでしょう。
ただし、大切なのは相手の気持ちを考えることです。年配の方に向けた手紙であれば、マナーがしっかりしていて気持ちのいい手紙ですが、若い方に「拝啓」から始まる手紙を送れば、堅苦しく感じ、逆に不安になる方もいらっしゃいます。
堅苦しくない手紙にするには、「突然のお手紙で失礼いたします」と書き始め、自己紹介、手紙を送った理由を記載するとよいでしょう。
面識がない人へのメールの仕方
手紙を送るときと同じく、マナーをしっかりと守ったメールを送りましょう。最初に相手の方のお名前を書きます。次に「突然のご連絡失礼いたします」や「初めてメールを送らせていただきます」と書き始めます。自己紹介と、連絡をした理由を記載するのは、他の連絡手段と同じです。
シーン別面識がない人への手紙の仕方
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一般的なビジネスシーン
紹介がある場合
現在、〇〇についての事業を始めようと検討しており、〇〇の専門家の方にお話を伺いたいと考えておりました。鈴木さんから、〇〇については佐藤様の右に出るものはいないと伺っております。ぜひお話を聞かせていただけないでしょうか。
面識がない人へのアポイントの取り方
メールや電話の場合は、柔らかく相手の都合を聞きましょう。よく利用されている表現は、「来週のご都合はいかがでしょうか」「近日中に、お時間頂戴できますでしょうか」「お手数ではございますが、ご都合のいい時間帯をお教えいただけますでしょうか」などです。相手の時間をいただくことになりますので、丁寧な印象になるように配慮しましょう。
面識がない人からの誘いの受け方
誠意をもった連絡をしよう
大切なのは、相手の気持ちを思いやり、誠意をもった連絡をすることです。多少おかしな表現があっても、こちらの誠意が伝われば、気持ちは伝わります。面識がない人から気持ちのこもった連絡をもらえば、嬉しいと思う人の方が多いです。ぜひ、前向きな気持ちで連絡をしてみてください。