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未満の対義語が知りたい
基本的に未満という言葉は数値を表す言葉と言われていますが「友達以上恋人未満」という表現もあるように必ずしも数字で処理できるわけではない、すこし難しい言葉でもあります。
数量や距離の範囲をあらわす言葉にはたくさんの種類があり、異なる意味を持っています。あらためてそれぞれの言葉の意味を考えてみましょう。
以上・以下・未満について|例文3つ
この3つの言葉を、言葉のなりたちから数学での表記まで、わかりやすく例文をもちいて解説していきます。
以上・以下・未満について1:以上とは
「以上」と「以下」は2つとも「以」がつきます。この「以」は「以(も)って」という意味の言葉です。つまり「基準をもって」と覚えることができます。
わかりやすい例文をご紹介します。
以上を使った例文
基準は含まれるので、「80点」は合格に含まれます。言い換えると80点未満と79点以下は不合格ということです。以上に含まれるものは未満には含まれません。
対義語を使ってあらわすと「国語のテストは79点以下が不合格です」となります。
以上・以下・未満について2:以下とは
わかりやすい例文をご紹介します。
以下を使った例文
基準は含まれるので、体重12kgは含まれます。カートに乗ることができるのは、体重12kgを含めてそれより下の体重の子供のことを指しています。言い換えると、体重13kg未満は乗れて13kg以上は乗れないということです。
対義語を使ってあらわすと「このカートは体重13kg以上のお子様は乗れません」となります。
以上・以下・未満について3:未満とは
また、数学では「未満」は「より小さい」と表現されます。「AはBより小さい」を記号で表すと「A<B」となり、「AはB以下」の場合は「A≦B」となります。
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未満を使った例文
基準は含まれないので15歳は含まれず、映画を見ることができます。15歳を含めずに、それより下の年齢の人は映画を見られない、という意味なので14歳は見られません。15歳の誕生日が来た日から見ることができます。
言い換えると「この映画は15歳以上のかたはご覧になれます」になります。
未満の対義語は?
では「未満」の対義語である「超過」とはどういった意味なのでしょうか。ふだんよく使う言葉ですが、あらためて意味を考えてみましょう。
超過
また、数学では「より大きい」と表現されます。つまり「AはBより大きい」を記号であらわすとA>Bとなり、「AはB以上」の場合はA≧Bとなります。数式にするとよりわかりやすいでしょう。
超過を使った例文
基準は含まれないので10分は含まれず、11分から追加料金がかかるということです。言い換えると「11分以上で追加料金がかかります」となります。対義語で表現すると「11分未満は追加料金がかかりません」となります。
以内の対義語は
「以内」、「以外」は「以下」、「以上」同様に「以」がつきますので、基準は含まれるように見えますが、じつは「以外」は「以」がついても基準が含まれない言葉なのです。わかりやすく解説します。
以内とは
以内を使った例文
3時間は基準に含まれるので、3時間を含めての時間内、ということです。「以下」で言い換えると「仕事を3時間以下で終わらせてください」と表現できます。
しかし順番のあるものに対しては「以内」と「以下」では言い換えることができません。「テストが10番以内」と「テストが10番以下」では真逆となってしまいますので注意しましょう。
以外とは
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以外を使った例文
基準は含まないので、日曜日を除いたほか、ということです。
言い換えると「月曜日から土曜日まで仕事に行きます」となり、やはりほかの「以」の言葉のような言い換えは難しいです。
以降とは
また対義語は「以前」で、基準を含んでそれより前をずっと、という意味です。単純に今を含まない「昔」という意味で使われることもあります。
以降を使った例文
11月は基準に含まれるので、11月を含めてそれよりあとずっと、ということです。この例文は未来に対しての「以降」の使用例になります。
言い換えると「冬服は10月以前は着ません」になります。
以来とは
対義語は「以前」で、「以降」の対義語も「以前」と同じです。
以来を使った例文
「彼とは卒業式以降会っていません」も同じ意味になります。対義語で表現すると「彼とは卒業式の前日以前は会っていました」となります。
未満の対義語を知っておこう
「未満」の対義語は「超過」で、「未満」と同様に基準は含まないこともセットで覚えておきましょう。