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青函トンネルは車で通行できるのか?
ここからは、青函トンネルを車で通行できるのかについて解説します。また、青函トンネルに関する情報やフェリーで青森~北海道間を渡る方法も紹介しているため参考にしてください。
青函トンネルの基本情報
青函トンネルとは?
青函トンネルは、青森と函館を繋ぐことから名付けられました。青函トンネルが造られるまでは、国鉄の青函連絡船が利用されていました。しかし、気象状況に左右されやすく台風などの事故が多発したことから、青函トンネルが建設されることとなりました。
青函トンネルの歴史
本事件では、暴風雨の中で出航した連絡船のうち、洞爺丸他数隻が函館港外で遭難して大惨事となりました。その後、ルート調査などが行われ、工事が開始されています。
工事開始から、長い期間を経て青函トンネルが完成したのは、1987年11月のことでした。翌年の1988年3月13日に、青函トンネルが供給開始となり、現在も運用されています。
出典:青函トンネル|JRTT
参照:https://www.jrtt.go.jp/construction/outline/seikan-tunnel.html
北海道新幹線の開通
2016年3月26日に開業された北海道新幹線は、新青森駅から新函館北斗駅を約1時間50分で移動できます。北海道新幹線は、今後もルートを伸ばしていく計画です。
出典:北海道新幹線の概要|JR北海道
参照:https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/shinkansen/index.html
青函トンネルは車やバイクで通行できない
車やバイクで通行できない理由
日本鉄道建設公団は、鉄道建設を行うことが役割のため、道路トンネルを建設する権限や技術を持ち合わせていませんでした。加えて、青函トンネルは約54kmの長さがあって事故対応が難しいことから、一般車両の通行を禁止することとなりました。
将来は車が通れる可能性がある
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カートレインは、列車に自動車積載用の貨車を連結した車両のことです。日本では、少数ですが、一部の寝台特急用として運用されていたことがあります。
また、カートレイン以外に、第2青函トンネル構想も検討されています。第2青函トンネルは、鉄道・自動車道・ガスパイプラインを通す計画です。既存のトンネルの老朽化や輸送力の限界から、実現性の高い計画として検討されています。
特殊なケースのみ通行できる
青函トンネル内は、小型の折りたたみバイクや自転車も通行可能です。ただし、手荷物として鉄道車内に持ち込む形となります。こういった一部の例外はありますが、基本的に一般車両は通行できないため、注意しましょう。
青函トンネルを使わずフェリーで渡るときのポイント
ポイント①利用できるフェリー会社は2社ある
青函フェリーは、共栄運輸と北日本海運が共同で経営するフェリーです。津軽海峡フェリーは、かつては貨物輸送がメインでしたが、現在は一般車両も乗り入れできます。
ポイント②車の乗り入れ可能なフェリー乗り場
北海道から車で乗り入れする場合は、函館ターミナルを利用しましょう。函館ターミナルは、北海道新幹線の新函館北斗駅から近く、アクセスしやすいです。
ポイント③車付きで利用する場合の料金
そこに、車両運賃が必要になります。軽自動車であれば14,400~20,270円です。バイクや自転車の場合は、1,250円~2,000円代となります。
出典:函館~青森|津軽海峡フェリー
参照:https://www.tsugarukaikyo.co.jp/fare/fare_route1/
ポイント④フェリー移動の所要時間
ポイント⑤車付きで利用する場合の注意点
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また、車の長さが6mを超える場合は、追加料金がかかる場合があります。中型車以上でフェリーを利用する際は、注意して乗りましょう。乗降車は、車の数によってスムーズにいかないときがあります。そのため、時間に余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。
青函トンネルは車で通行できないがカートレイン構想がある
現状、車付きで青森~北海道を移動するにはフェリーがおすすめです。車以外の移動なら、青函トンネルを通る北海道新幹線を利用しましょう。