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「大元はどのような使い方をするの?」
「大元は『おおもと』の他にどんな読み方があるのか知りたい」
このように「大元」という言葉についてたくさんの疑問があるのではないでしょうか。
本記事では「大元」の意味や読み方といった基礎知識や、使い方を例文も交えて紹介します。
この記事を読むことで「大元」を普段の会話で使ったり、文章で書いたりする際に必要な知識について把握できます。その知識をもとに適切な「大元」の使い所が選択できるため、不安な気持ちを感じることなく「大元」を使えるでしょう。
「大元」という言葉について知りたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
「大元」の意味とは
「元」には、「物事の起こり」「始まり」「根本をなすところ」という意味があり、それに規模の大きさを表す「大」を組み合わせたものが「大元」です。
「大元」の読み方
大元(だいげん)は、中国にある渤海の貴族が10世紀ごろに建国した際に国を統治していた国王の名前「大元」や、12世紀ごろに渤海人が故地に再興した国の名前「大元国」、さらには東京都にあるタイヤ関連企業の名前「大元ACN」などに使われています。
「大元」の使い方
「大元」を使う際には、成績や調子が上向いた理由を表すだけではなく、問題や不調のようなトラブルの原因を指す場合にも広く用いられます。
ここでは、「大元」の使い方について例文も含めて紹介します。
トラブルなどの「根本原因」を意味する
・「私の営業成績が不調になった大元は、彼女と別れたことにあるだろう」
・「彼の体調不良が続いている大元は、昼夜逆転した生活をしているからだ」
・「品切れが起こった大元は、在庫確認を怠ったことだ」
「物事の始まり」を意味する
・「テストの成績が上向いている大元には、進学塾に通い始めたことがあるだろう」
・「彼が遅刻した大元は、友人が間違った時間を伝えたからだ」
・「彼女が寝不足になった大元は、夜中までゲームしているからに違いない」
「大元」の類語とは
物事の起こり始めるもとや、成り立っている基礎となっているもの、といった意味もある「大元」の類語にはどのような使い方があるのでしょうか。
ここでは、「大元」の類語について使い方も含めて詳しく紹介します。
根源
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使い方は「諸悪の根源に立ち向かう」「制度の在り方を根源から変更する」「摩擦の根源となる出来事」「ミスの根源を見つけ出す」などがあります。
根本
使い方は「ヒューマンエラーの根本は別のところにある」「企業の在り方の根本に関わる問題」「お互いの価値観が根本から異なっている」などがあります。
根底
使い方は「常識を根底から覆すアイデア」「議論の根底にある問題」「三者三様の考え方はあっても、根底での利害はお互い一致している」などがあります。
本質
使い方は「物事の本質をしっかり見極める」「相手が何を言いたいのか、話の本質がまったく伝わってこない」「議論は問題の本質を捉えたものでなければならない」などがあります。
「大本」との違いは?
それぞれの言葉を構成している漢字を見てみると、「大本」の「本」と「大元」の「元」が異なっているため、そこから意味の違いを比較する方法があるでしょう。
ここでは「大本」との違いについて紹介します。
「大本」の意味
また、それぞれの読み方を「大本」を「だいほん」「大元」を「だいげん」などに変えると、意味は異なったものになります。
「大本」の使い方
・「問題を解決するために、大本となる現場を調べる」
・「事件の大本となる物事に関わった関係者を調査する」
・「彼の人間関係を構築する大本となったのは趣味のゲームだった」
・「大本のストーリーを理解して映画を観に行った」
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「大元」の意味と使い方を知ろう
「物事の始まり」を意味する「大元」は、日常会話においても使い勝手のいい言葉ですので、根本や根源、本質といった言葉を言い換える際のバリエーションの1つとして利用してみましょう。
「大元」を上手に活用して、会話を楽しんで下さい。