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4インチとは何センチ?ヤードポンド法の長さの単位と目安となるもの

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4インチは何センチですか?と聞かれて、即座に答えられる方はどのくらいいるでしょうか。日本人であれば、答えられる方は決して多くないでしょう。

しかし同時に、インチという単位を目にしたことがないという方もほとんどいないでしょう。少ないながらも、私達の生活の中に存在していることは確実です。

日本では、インチという表記を採用していないために見る機会は少ないですが、実際にインチで表記している海外製品などは数多く、いざというときに何センチだったか戸惑った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、インチについて詳細に解説していきます。この記事を読むことで、インチを始めとした単位の変換について簡単に習得することができるでしょう。

単位の変換がスムーズに行えることで、日常生活をより有意義に過ごすことが可能です。インチについてご興味がある方は、チェックしてみてください。

ヤードポンド法とメートル法

まず、「ヤードポンド法」と「メートル法」について解説していきます。どちらも、長さや質量の単位の体系である点においては共通しています。

メートル法はフランスで生まれた単位系で、国や地域によってさまざまだった単位を国際的な基準に統一するために、多くの国々がメートル法への移行を進めました。

ヤードポンド法とは、主にアメリカ合衆国で使われている単位系で、インチとはヤードポンド法における長さの単位です。

多くの国ではメートル法が使われていますが、アメリカ合衆国ではスポーツ分野などでもヤードポンド法が多く使われており、移行が進まなかった経緯があります。

国際インチとは

インチはもともと国や地域、年代によって長さが異なっていました。

1958年頃にアメリカ合衆国を筆頭とした6ヶ国が、1インチの長さは「0.0254m」とする協定を締結しました。この協定により定義された長さが「国際インチ」です。

現代において、単に「インチ」とあるときは「国際インチ」を指すと考えて問題ないでしょう。

4インチは何センチ

日本で生活していく上では、インチを使うことはあまりないかもしれません。したがって、インチの長さを正確に把握している人は多くないでしょう。

しかし、日本においてもインチを使って表されるものもあります。こうしたとき、インチが何センチかわからないと長さのイメージが湧かず不便です。

ここからは、インチの具体的な長さについて解説していきます。基準となる長さを覚えておけば混乱することもなくなるので、ぜひ覚えておきましょう。

1インチは何センチ

国際インチでは、1インチは0.0254メートル、つまり2.54センチと規定されています。

また、単位記号についても覚えておきましょう。メートルは「m」、センチは「cm」と表記しますが、インチは「in」と表記します。ただ、「in.」と表記することもあるので注意しましょう。

4インチは10.16センチ

1インチが2.54センチなので、4インチは10.16センチとなります。

寸法だとミリで表記されているものもあるので、101.6ミリで覚えておくのもいいでしょう。基準となる長さがわかっていれば、単位を変換することは簡単でしょう。

何センチかがわかれば、インチで表記されていても長さが具体的にイメージできます。インチ表記しかない商品などを購入する場合にも役に立つので、ぜひ覚えておきましょう。

4インチの長さの目安になるもの

もう少し具体的にイメージできるよう、実際に4インチの目安になるものを紹介していきます。

数字を覚えるのが苦手な方は、4インチに相当するもので覚えるのもいいでしょう。イメージしやすいよう、身近なもので紹介していますので、参考にしてください。

通常はがき(官製)の横の長さ

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4インチは、「官製はがき」とも呼ばれる通常のはがきの横の長さとほぼ同じです。

通常のはがきは、縦の長さは14.8センチ、横の長さが10センチです。先述した通り4インチは10.16センチメートルですので、横の長さとほぼ同じ長さということになります。

もし4の倍数のインチであれば、「はがき◯枚分の横の長さ」というふうにイメージするといいでしょう。

1円玉を5個並べた長さ

1円玉は直径が2センチです。したがって5個並べると10センチとなり、ほぼ4インチとなります。

先述のはがきは、人によってはむしろ馴染みがないかもしれません。しかし、お金であれば誰でも見たこともありますし、また持っているでしょう。4インチが何センチかわからなくなったら、1円玉5個分、と覚えておきましょう。

1000円札の3分の2の長さ

硬貨だけではなく、紙幣でも置き換えてみましょう。4インチは、1000円札の3分の2の長さです。

1000円札は、横の長さが15センチです。したがって1000円札の長さの3分の2は10センチとなり、4インチとほぼ同じ長さとなります。

1000円札が15センチ、その3分の2が10センチと覚えておけば、財布から取り出してものさしのように測ることもできます。さらにインチにも変換できるので、とても便利です。

センチを使わずインチで表すものの例

メートル法を使う日本においても、長さをインチで表すものがあります。ここからは、インチで表されるものをいくつか紹介していきます。

現在では、日本はもちろんのこと世界の多くの国ではメートル法が主流です。しかし一部の製品では開発された国の基準に則りインチで表されるものもあり、インチとメートルが混在しているのが現状です。

インチで表されるものを利用する場合、日本で生活している方は長さについてのイメージが湧かないことも多いでしょう。インチで表されるものを知ると同時に、これまで解説してきたメートルへの換算を実践してみてください。

自転車のタイヤのサイズ

自転車のタイヤのサイズは、インチで表します。

例えば大人向けの自転車の場合、タイヤのサイズは26インチ以上のものが多く流通しています。先述した通り1インチは2.54センチですので、26インチは66.04センチ(660.4ミリ)です。

理由は諸説あるものの、メートル法を使う国でもインチで表されているのは中途半端な数字で表記することを避けるためだと言われています。もともとインチを使う国で開発されていたため、メートル法で表記すると半端な数字となってしまうのです。

テレビやスマホのモニタのサイズ

テレビやスマホのモニタも、インチで表記されています。

ただ気を付ける必要があるのは、表記されているのは縦や横の長さではなく「モニタの対角線の長さ」であることです。たとえば、スマホのサイズが4インチと表記されている場合、スマホのモニタの対角線が4インチ、つまり10.16センチであることを表します。

モニタなどのサイズは、縦と横、2つの長さを見ないと大きさをイメージできません。しかし、対角線の長さであれば、1つの表記でだいたいの大きさがわかるというわけです。

ジーパンのサイズ

アメリカ生まれのジーパンもインチ表記が一般的です。

ジーパンの場合、インチ表記は「ウエストの長さ」を表しています。たとえば27インチと表記されていた場合、ウエストの長さが68.58センチということになります。

ただ、メンズとレディースではサイズが異なるという点には注意しましょう。同じ27インチでも、メンズの方が大きく作られています。

靴のサイズ

日本の靴の場合はセンチでサイズが表記されていますが、海外産、特にアメリカやイギリスの靴の場合はインチ表記となります。

ただ、海外産の靴の場合、単純にインチの表記をセンチに変換してもサイズ感が異なるため注意が必要です。

たとえばアメリカの靴で7インチと表記されている場合、単純計算だと17.78センチということになりますが、実際は25センチの場合があります。

これはサイズの測り方が異なるために起こることで、単純につま先からかかとまでの長さを示しているわけではないのです。また、国や会社によっても微妙に異なります。

海外産の靴を購入する際は、換算表を確認したり試着したりした方がいいでしょう。

六角レンチ・ねじ・ナットのサイズ

六角レンチやねじ、ナットにもインチ表記のものが存在します。

日本のものであれば、日本の規格であるミリでの表記ですが、海外産のものだとインチ表記の場合があります。ただ海外産であっても国際的に流通しているものであれば、ミリ表記が併記されていることも多いです。

もしインチ表記しかないのであれば、ミリに換算してみましょう。規格は国際インチに基づいているので、正確に計算できるでしょう。

1ヤード・1フィートは何センチ?

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ヤードポンド法における長さの単位はインチだけでなく、「ヤード」と「フィート」も存在します。ここからは、ヤードとフィートが何センチなのかについて解説していきます。

スポーツの分野などで目にすることもあるので、何センチか知っていると便利です。この機会にぜひ覚えておきましょう。

1ヤードは91.44センチ

先述した6ヶ国間の協定により、国際ヤードは0.9144メートル、つまり91.44センチと締結されました。

また、1ヤードは後述するフィートの3倍、つまり1ヤードは3フィートであることも覚えておくといいでしょう。

1フィートは30.48センチ

1フィートは30.48センチ、0.3048メートルです。

また1インチが2.54センチなので、1フィートは12インチということになります。上述した1ヤードが3フィートであることと併せて覚えておきましょう。インチ、フィート、ヤードを相互に変換できるようになると非常に便利です。

インチとセンチの関係を覚えておこう

いかがでしたでしょうか。ヤードポンド法は日本では採用されていないので、馴染みのない方も多いでしょう。たまに目にするけどよく知らない、という方がほとんどではないでしょうか。

しかし紹介してきたように、日本においてもヤードポンド法で長さを表記しているものは意外と多く、いざというときに何センチかがわからないともどかしい気持ちになってしまいます。

単位の変換は難しい、という先入観を持っている方も少なくないでしょう。しかし、1インチは何センチか、という基準をしっかり覚えておけば、変換は決して難しいものではありません。

単位の変換は、いわば生活の知恵です。自由に変換することができれば、日常生活のいろんな場面において役に立つことを実感できるでしょう。難しそう、と敬遠していた方もこの機会にぜひ覚えて、実践してみましょう。

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