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高級車の代名詞ともいえるベンツですが、実はコンパクトカーなどのリーズナブルな車種もあり、様々な価格帯で商品を展開しています。
この記事では、そんなメルセデス・ベンツについてさまざまな種類とその特徴を紹介します。サイズや燃費効率などの一覧もあわせて記載していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
記事をご覧いただくことで、よりベンツの魅力を知ることができます。また価格も一覧にしていますので、自分に合った1台を見つけることもできるでしょう。
お手頃なものからハイエンドモデルまで、ベンツには数多くのラインナップが存在します。記事を参考に、人生を豊かにしてくれる至高の1台を探してみましょう。
メルセデスベンツとは
メルセデスベンツは1926年に乗用車や商用車を製造・販売する企業として誕生しました。といっても社名は現在「ダイムラー」に変更されており、メルセデスベンツはダイムラーが展開するブランド名です。ドイツのシュツットガルトを拠点としています。
日本では高級車メーカーとして認識している方が多いですが、先述の通りさまざまなモデルを展開しており価格帯にも大きな幅があります。
また乗用車のみならずバスやタクシーなどの商用車、さらにトラックや救急車など欧州では総合的な車両メーカーとして長く愛されているブランドです。日本に輸入されたのが比較的高価なモデル中心であったため、現在でも高級車ブランドとしての認識が強いのでしょう。
日本でも多く売れているだけに中古車市場でも非常に人気ですが、中古車でも価格の下落は激しくありません。
ベンツのクラス別一覧
ここでは、主要なモデルを一挙に紹介していきます。ハッチバックやセダン、ステーションワゴンやミニバンタイプまで、使用する環境によって好みのタイプは変わってくるでしょう。ベンツはどのタイプにも対応できるだけのバリエーションを揃えています。
また、このクラス別一覧では紹介しきれないものも存在します。興味を持った方は、ぜひ公式ホームページなどをご覧ください。
新車を検討する際は、価格やサイズはもちろんですが走行性能などの機能面を重視される方は多いでしょう。こうした記事やホームページを見ただけでは性能面は把握しきれません。しかしベンツは長年の実績があるので、どのクラスも品質は折り紙つきです。
まずは細部にこだわらず、一覧の中から自分の好みの1台を探してみましょう。
Aクラス
日本ではコンパクトカーが根強い人気ですが、ワンランク上のコンパクトカーが欲しい方にはぜひおすすめしたいクラスです。ただコンパクトカーといっても、やはり国産車よりはサイズが大きいので注意しましょう。
ハッチバックのコンパクトカーのほか、独立したトランクのセダンも存在します。好きなスタイルを選ぶといいでしょう。また、エンジンもガソリンを使用するエンジンと軽油を使用するディーゼルエンジンのタイプがあります。
さらにAクラスにはプラグインハイブリッドのセダンもありますので、環境性能や燃費を気にする方にはおすすめです。
Bクラス
Aクラスと異なりセダンは展開しておらず、ハッチバックのコンパクトカーのみとなっています。
コンパクトカーをお求めで、かつゆったりとした車内空間を求める方におすすめできるクラスです。Aクラスと同様、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのタイプが存在します。
Cクラス
日本で「高級車のベンツ」としてイメージされるのはこのCクラスからといえるでしょう。同じサイズの国産車と比べると、内装などの装飾にもこだわっていることがわかります。
セダンタイプのほか、ステーションワゴンやクーペ(2ドアのスポーツタイプ)、さらにオープンカーの「カブリオレ」も存在します。またAクラスやBクラスと同様、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンから選ぶことが可能です。
Eクラス
さらにデザイン性と空力性能を両立するエクステリアデザインを持ち、日本でも多くのファンを得ています。
Sクラス
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パワーも格段に向上しており、EクラスとSクラスの標準モデルを比較すると排気量は2倍もの差があります。高性能のエアサスペンションも標準装備されており、他のクラスとは一線を隠した乗り心地です。
ベンツの中で最も高性能で、かつフォーマルな場面でも他車を圧倒する存在感を持つことは間違いないでしょう。
Gクラス
ベンツには他にもSUVのモデルが存在しますが、40年以上変わらないデザインを保っていることからもこだわりがうかがえます。
デザインは変わらずとも最先端の安全性能を備えており、クロスカントリーはもとより舗装路でも安定した走りを実現しています。
Vクラス
3列シートを採用しており、家族や友人、大人数での旅行などの長距離ドライブでも快適に過ごせます。またエンジンはディーゼルタイプのみで、ベンツならではの力強い走りを体感できます。
もちろん安全性能も万全です。前の車との適切な車間距離を維持してくれるアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックや、車や歩行者との衝突回避をサポートするアクティブブレーキアシストも搭載されています。
ベンツの各クラスごとの違い
価格やサイズ、燃費効率などの各項目を一覧できるので、どのクラスが最適か比較してみてください。
ベンツはクラスごとにさまざまなモデルが存在することは先述しました。一覧に記載したのは、各クラスの標準モデルです。同じクラスでもモデルによって多少変わりますので、詳細は公式ホームページなどを見ていただければと思います。
また、オプションの有無によっても内容は変わってきますので、あくまでオプションなしの標準モデルを基準として記載しております。ベンツはオプションも非常に魅力的なので、興味のある方はぜひ調べてみることをおすすめします。
価格帯
オプションを付けたい場合は公式ホームページなどを参考にしながら検討してみることをおすすめします。
表を見るとわかりますが、やはり同じクラスの国産車より割高なのは否めません。後はその価格に見合った価値を見出すことができるかで決まるでしょう。デザイン性、機能性、観点は人それぞれですが、どの点においても高い満足度を誇るのもまた事実です。
クラス | 価格 |
---|---|
Aクラス | 4,270,000~ |
Bクラス | 4,670,000~ |
Cクラス | 5,990,000~ |
Eクラス | 8,140,000~ |
Sクラス | 13,380,000~ |
Gクラス | 12,940,000~ |
Vクラス | 8,490,000~ |
サイズ(全長・全幅・全高・重量)
特に注意していただきたいのはモデルによるサイズの違いです。一覧に記載しているのは標準モデルです。AクラスとBクラスはコンパクトモデル、CクラスとEクラスはセダンモデルのサイズを記載しています。
またSクラスやVクラスなどはロングタイプが存在します。サイズも大きく変わってきますので、公式ホームページなどを参照してください。
クラス | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|
Aクラス | 4,420 | 1,800 | 1,420 | 1,380 |
Bクラス | 4,425 | 1,795 | 1,565 | 1,440 |
Cクラス | 4,755 | 1,435 | 1,435 | 1,650 |
Eクラス | 4,940 | 1,850 | 1,455 | 1,720 |
Sクラス | 5,180 | 1,920 | 1,505 | 2,090 |
Gクラス | 4,660 | 1,930 | 1,975 | 2,460 |
Vクラス | 4,905 | 1,930 | 1,930 | 2,370 |
燃費効率
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また、一覧に記載している燃費効率は定められた条件下での数値です。運転する環境や運転の仕方により数値は変わってきます。普段街乗りが多い方は一覧の数値より燃費効率が低下しますし、反対に高速走行が多い方は向上します。数値はあくまで目安としてご覧ください。
クラス | 燃費効率(km/l) |
---|---|
Aクラス | 16.4 |
Bクラス | 16.3 |
Cクラス | 16.8 |
Eクラス | 12.8 |
Sクラス | 14.7 |
Gクラス | 9.7 |
Vクラス | 14.5 |
タイヤサイズ
例えば「205/60R16」の場合、タイヤ幅205mm、扁平率60%、リム径(タイヤの内径)16インチのラジアルタイヤ(タイヤの構造)ということになります。
ラジアルタイヤはほとんどの車に装着されている一般的なタイヤで、舗装路を走ることに適しているタイヤです。他にもバイアスタイヤがありますが、バイアスタイヤは反対に未舗装路の走行に適したタイヤです。
また一覧に記載しているのは標準モデルで殆どは前後ともに同じサイズになっていますが、異なるものも存在します。下の一覧だとEクラスがそれにあたりますので、注意が必要です。
クラス | タイヤサイズ(前) | タイヤサイズ(後) |
---|---|---|
Aクラス | 205/60R16 | 205/60R16 |
Bクラス | 205/60R16 | 205/60R16 |
Cクラス | 225/50R17 | 225/50R17 |
Eクラス | 245/40R19 | 275/35R19 |
Sクラス | 255/50R18 | 255/50R18 |
Gクラス | 265/60R18 | 265/60R18 |
Vクラス | 245/45R18 | 245/45R18 |
内装(共通標準装備の場合)
以下に記載しているのは内装の一覧となります。先述したように同じクラスでもモデルによって違いがあるため、そのクラスに共通している標準装備について一覧にしました。オプション装備については一覧に記載しておりませんので、興味のある方は公式ホームページなどでご確認ください。
ちなみに、ベンツには全車に「MBUX」という機能を搭載しています。MBUXは「Mercedes Benz User Experience」の頭文字で、車内デバイスを直感的に操作できるシステムのことです。
たとえばナビシステムや音楽デバイス、エアコン操作や電話など、様々な機能が音声操作によって使用できます。この機能だけでも、乗車時に新鮮な体験をもたらしてくれるでしょう。
クラス | 内装(共通標準装備) |
---|---|
Aクラス | デジタルコックピットディスプレイ、シートヒーター、10.25インチメディアディスプレイ |
Bクラス | デジタルコックピットディスプレイ、イルミネーテッドステップカバー、コンフォートシート、シートヒーター、レザーツインシート、パドルシフト、本革巻ステアリング、ナビゲーション、10.25インチメディアディスプレイ |
Cクラス | 本革巻ステアリング、レザーツインシート、シートヒーター、12.3インチコックピットディスプレイ、11.9インチメディアディスプレイ、ナビゲーション |
Eクラス | パドルシフト、シートヒーター、メディアディスプレイ、ナビゲーション |
Sクラス | シートヒーター、12.3インチコックピットディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、イルミネーテッドステップカバー、12.8インチ有機ELメディアディスプレイ、ナビゲーション |
Gクラス | シートヒーター、ラグジュアリーヘッドレスト、本革巻ステアリング、12.3インチコックピットディスプレイ、ナビゲーション |
Vクラス | イルミネーテッドステップカバー、シートヒーター、カラーマルチファンクションディスプレイ、本革巻ステアリングホイール、10.25インチメディアディスプレイ、ナビゲーション |
ベンツをベースにした電気自動車
いずれもSUVタイプであり、それぞれサイズや定員が異なります。EQAとEQCはどちらも5人乗りで、EQAよりもEQCの方がサイズ、バッテリー容量が大きくなっています。
EQA、EQCの後にラインナップに加わったEQBは7人乗りです。サイズはEQAとほぼ同じで、バッテリー容量も同じですが、3列シートを採用しています。
電気自動車の今後の展開として、すでに「EQS」が発表されています。EQSはセダンタイプの電気自動車ですので、環境性能を重要視する方はこれらのモデルも候補に入れるといいでしょう。
ベンツのクラスごとの特徴を比べて好みの車を選ぼう
これまで高級車だと思って検討していなかった方も、少しベンツを身近に感じていただけたのではないでしょうか。もちろん、同じタイプの国産車と比べれば割高に感じてしまうかもしれません。ただ、それを補ってあまりある魅力を持つのがベンツです。
今も昔も変わらぬ人気を誇るベンツですが、やはり昔と比べると入手しやすくなっています。特にAクラスやBクラスは街なかでもよく見かけるようになりました。比較的リーズナブルな車として、国産車と並んで新車購入の選択肢に入るようになっています。
ベンツであろうとなかろうと、車はとても大きな買い物です。検討に検討を重ね、複数のディーラーに何度も足を運んだ経験を持つ方も多いかと思います。人生のうちに何度もない経験なので、失敗したくないと考えるのは当然でしょう。
ベンツが世界中から愛されるのは、長い年月をかけて蓄積された信用の高さゆえです。失敗したくない大きな買い物だからこそ、予め高い満足度が約束されたベンツが選ばれるのです。新車購入の際は、ぜひベンツを視野に入れてみましょう。