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喪中のときの神社・お寺は参拝しても良いのか|初詣/お守り

初回公開日:2018年03月01日

更新日:2020年02月29日

記載されている内容は2018年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

身内が亡くなった時、一定の期間故人の死を悼み、行動を慎む期間として喪中期間があります。喪中は祝い事を控えるとともに神社に参拝できないと思われていますが、実は喪中期間は神社に参拝したり、初詣に行っても良いのです。ここでは、喪中について詳しくご説明します。

喪中と忌中について

喪中のときの神社・お寺は参拝しても良いのか|初詣/お守り
※画像はイメージです

喪中期間には神社に行ってはいけないと言われていますが、実は喪中でも神社に参拝しても構わないというのをご存知でしょうか。ここでは、まず喪中というものがどういうものか詳しくご説明します。

喪中とは

喪中とは、近親者が亡くなった場合に、一定の期間死を悼み身を慎むことを「忌服(きふく)」や「服喪(ふくも)」と言います。忌服期間中は故人の冥福を祈り、晴れがましいことや派手な行動は慎みます。

なお年始の祝いである門や玄関のしめ縄や門松などの正月飾り、鏡餅などの飾りつけや正月料理、またお屠蘇でのお祝いなどは行わないとともに、年始まわりや神社仏閣への初詣も控えるのが一般的とされています。

喪中とは故人の冥福を祈りながら慎ましく生活をし、遺族が悲しみを乗り越えて社会復帰するための期間とし、現在では故人の死後一年間を喪中としています。

忌中との違い

喪中と同時に忌中という言葉を聞いた事がないでしょうか。残された遺族が喪に服す間の事を服喪期間と言いますが、この服喪期間は「忌中」と「喪中」の2つに大きく分けられます。

「忌中」の「忌」は神道の「亡くなった人の親族は気が枯れている=けがれ=穢れ」との考えにより「生気が枯れて生命力が失われた状態」である事を指し、生きる力もなくなり悲しむことを「穢れ」としています。そのことから、この期間は仕事などの外出を控え、世間に対して諸事を慎み、穢れを祝いの場へ持ち込まず、殺生をしてはいけないとされています。

また遺族の悲しみや不安、沈んだ気持ちは周囲に伝染するものとされ、神様や周囲の人に影響を与えないよう、忌中には外部との接触を避けるために行動を慎まねばならないという制限が設けられたともあります。

仏式では49日、神式では50日までとされており、これらの忌明けまでの期間を忌中と言います。

忌中・喪中期間の目安

喪中のときの神社・お寺は参拝しても良いのか|初詣/お守り
※画像はイメージです

この喪中と忌中の期間については、既に撤廃されてはいますが、明治7年に発布された忌日数と服喪日数が定められた制度が現在でも目安とされています。

父母:忌中50日/喪中13ヶ月
養父母:忌中30日/喪中150日
継母・継父:忌中10日/喪中30日
夫:忌中30日/喪中13ヶ月
妻:忌中20日/喪中90日
嫡子(息子):忌中20日/喪中90日
その他子供(娘):忌中10日/喪中90日
養子:忌中10日/喪中30日
兄弟姉妹:忌中20日/喪中90日
祖父母(父方):忌中30日/喪中150日
祖父母(母方):忌中30日/喪中90日
おじ・おば:忌中20日/喪中90日

とはいえ、上記の内容は江戸時代の武家の忌服制に基づいた制度のため、家制度や家督相続など男性中心社会での儀礼であり、男女の差別も大きいことが分かります。

現在での忌中・喪中期間

現在では忌明けまでの期間を忌中としているため、仏式では四十九日法要まで、神式では五十日祭までを忌中とします。

また、喪中期間に関しては下記のような期間を目安としています。

父母・義父母・養父母:12~13ヶ月
子ども・祖父母:3~6ヶ月
兄弟・姉妹:30日~3ヶ月
祖父母・おじおば:喪中期間なし

喪中のときはいつまで神社にいってはいけないのか

喪中のときの神社・お寺は参拝しても良いのか|初詣/お守り
※画像はイメージです

「喪中」とは遺族が故人の死を乗り越え、社会復帰するために設けられた期間のことを言い、「忌中」は喪中期間に含まれる亡くなった日から忌明けまでの期間の事であると説明しました。

忌中は故人の死により穢れている状態であることから、神様の領域に穢れを持ち込むことを禁じています。そのため一般的に、神式では50日、仏式では49日までは、神社への立ち入りは禁じられています。

逆に言えば、喪中であっても忌明けさえ過ぎてしまえば、神社に訪れても構わないという事になります。

喪中のときの神社の鳥居をくぐっても良いのか

忌中期間は鳥居をくぐってはいけませんが、忌明け後の喪中期間であれば神社に行っても大丈夫なように、当然鳥居をくぐっても大丈夫です。

「鳥居をくぐってはいけない=神社の境内に入ってはいけない」という事を指します。文字どおり鳥居をくぐらなければいいだろうというのは屁理屈であり、鳥居をくぐらないよう神社の脇や裏から入ればいいということではありません。神域である神社の境内に穢れを持ち込まないことを意味しているので、脇から入ればいいという考えは間違っています。

なお鳥居とは、神様の領域に出入りするための入り口を示す一種の「門」であることから、鳥居をくぐらずに神社に入るということは、神さまに対して大変失礼な行いにあたります。

喪中のときの神社・お寺は参拝してもいいのか

喪中とは、近親者が亡くなった際、一定期間死を悼み身を慎むことです。そのため、喪に服している期間は故人の冥福を祈り、派手な行動や晴れやかなことは慎むことが一般的な喪中の定義です。

そのため、この期間内に結婚式などのおめでたいことは控えることが一般的です。とは言え、祝い事などを派手に祝う事を慎むことであって、遺族は一切楽しんではいけないという事ではありません。

神社への参拝

神社は死を穢れと考え、神社の本殿に参拝することはもちろんのこと、鳥居をくぐってもいけないと言われています。穢れは伝染すると考えられており、神様の領域である神社への立ち入りは神域に穢れを持ち込むこととされるため、禁じられています。

神式の場合、五十日祭をもって忌明けとなります。その当日または翌日に葬儀の際に神棚封じで貼った白い紙を取り除くため、「清め祓いの儀」を執り行い通常の生活に戻ります。そのため、忌明けをした後であれば喪中期間であっても、神社への参拝をしても構いません。

ただし、世間体や地域の風習、年配の人たちの考え方にもよるので、それらに合わせた方が安心でしょう。なお、忌中期間であってもお参りをしたいとの事であれば、お寺に参拝してみてはいかがでしょうか。

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