[allpage_toc]
「住んでいる部屋の広さに適したスピーカーが知りたい」
「外出時に使えるコンパクトなスピーカーが欲しい」
このように、無指向性スピーカーの特性や用途について気になる方も沢山いるのではないでしょうか。
本記事では、指向性の意味や無指向性スピーカーの特性といった基礎知識に加え、おすすめの無指向性スピーカー11選を紹介しています。
この記事を読むことで、無指向性スピーカーの購入に必要な知識や、おすすめの商品について把握できます。また、自分の使用目的に合った無指向性スピーカーを選択できるため、どのような商品が良いのか迷っている方でもお気にいりを見つけられるでしょう。
無指向性スピーカーの購入を考えている方は、是非チェックしてみて下さい。
無指向性スピーカーとは?
音楽を奏でるだけでなく、内蔵マイクを利用したハンズフリーでの通話や、音声アシスタントによる操作といった機能が搭載されているものもあり、日常生活において役立つ性能も備えています。
また、スマートフォンにアプリをインストールすることで遠隔操作が可能だったり、室内ではWi-Fi、屋外ではBluetoothで接続できたりと、設置場所を選ばず楽しめるところも便利です。
スピーカーの「指向性」って?
周囲に向かって全体的に波動を放出する様子を「指向性がない」、逆に方向を絞って波動を放出する様子を「指向性がある」といいます。
よって指向性スピーカーとは、特定の方向にのみ絞って音を届けるスピーカーのことを指し、狙った場所に音を伝えたい場合に有効です。
日常生活の中にある指向性スピーカーには、ATMなどのデバイスの操作方法のアナウンスや、エスカレーターの乗り降りの注意喚起などに使われています。
無指向性スピーカーはモノラル
無指向性スピーカーから出る音はどの方向、角度から聴いても同じ音質であるため、リビングや車内といった場所でも聴きづかれしにくい均一な音質で気軽に音楽が楽しめるのが特徴です。
ステレオサウンドの表現力と、音そのものの表現力や原音の再現力は別の性能のため、イージーリスニングに適している無指向性スピーカーには多くの活躍の場が期待できます。
無指向性スピーカーの選び方
まず、屋内と屋外のどちらで利用するのかがポイントになります。無指向性スピーカーには防塵・防水機能が備わっていますが、定められた保護等級によって耐久性能が異なるため、適切な利用場所を把握しておくことは重要です。
その他にも利用場所の広さや連続再生時間など、目的や希望に合った製品を選ぶためにはいくつかの項目をチェックしておく必要があります。
ここでは、無指向性スピーカーの選び方について紹介します。
連続再生時間
屋外に持ち出してアクティブに無指向性スピーカーを利用したい方には、1回のフル充電でなるべく長く利用できる製品がおすすめです。充電式の無指向性スピーカーの連続再生時間は長いものでも16時間前後なので覚えておきましょう。
また、クレードルがあると置いておくだけで充電しながら利用できます。クレードルとは無指向性スピーカーを設置する台座のようなもので、USBなどのコネクタを使用せずに、乗せておくだけで充電できる便利なアクセサリーです。
防水性能
防水の保護等級を表すIPコードには、IPX0(無保護)からIPX8(潜水状態の使用に対して保護)まで9段階あるため、使用環境に合った防水性能を選択できるようにしましょう。
防水性能別の用途例を挙げると、IPX4(水の飛まつに対して保護)は、多少の水しぶきには耐性があるため、小雨が降っている環境での利用に向いています。
またIPX7(水に浸しても影響がないように保護)は、水圧が低く短時間という条件なら水中でも耐性があるため、風呂場や湯船の中での利用に向いています。
出力のワット数
[no_toc]
出力ワット数別に適切な部屋の広さを挙げると、5~10ワットならワンルームや一人部屋程度の広さ、10~20ワットなら数人の家族で過ごせるリビング程度の広さが良いでしょう。
それ以上の広さなら20~40ワット、大勢の人が集まるような屋外のイベントやパーティなら40ワット以上を目安に選択することをおすすめします。
充電や電源の方式
室内で利用する場合は、全方向に音を届ける無指向性スピーカーの特性を活用できるため、各部屋によって電源の近くに設置するだけなので心配は要りません。
しかし、屋外で利用する場合はバッテリーを消費するため、充電の残量に注意する必要が出てきます。付属や別売のクレードルで充電できることを考慮しても、充電中の耐水性はどうなっているか、どういった充電方式なのかを事前にチェックしておきましょう。
本体の大きさと重さ
コンパクトな小型サイズでも、音質や耐久性といった性能を高めるために見た目以上の重さの製品もあるため、自分の目的や用途に合った製品を見つけたらどのような使い方をするのか、持ち運べる重さなのかをチェックしておきましょう。
また無指向性スピーカーの形状には、ブックシェルタイプや円筒形タイプ、超小型タイプなど他にも種類はありますが、気に入った製品が設置場所に収まるサイズなのか把握しておくことも重さと同様に重要です。
本体の丈夫さ
とくにサイクリングやジョギングといった運動しながらの利用には、ある程度の高さから落下しても壊れにくい構造で、しかも衝撃を吸収してくれる柔らかい素材で作られている製品がおすすめです。
縦置きでも横置きでも対応できるような円筒形の形状をした製品がとくにおすすめで、設置場所のシチュエーションを選ばないため、倒れたり多少の高さから落としたりしても安心して音楽を楽しめます。
音質
また、室内や車内のどこにいても均一な音質で音楽を楽しめる特徴にも注目し、無指向性スピーカーの持つ音の広がりと違和感のない再現性といった性能は、音質にこだわるなら外せないポイントです。
インドアでは低音を強調するモード、アウトドアでは大音量向けのモードのように切り替えられる使い勝手の良い製品もあるため、目的や用途に合ったものを選択できるようにしましょう。
LEDがついているかどうか
音楽に合わせて柔らかな光が揺らぐ音楽連動機能が搭載されているものや、曲調に合わせてイルミネーションが変化してムードを盛り上げてくれたりと、音と光で日常を彩ってくれます。
無指向性スピーカーの形状にも工夫が凝らされていて、ランタンを模して有機ガラス管で作った本体に配置されたLEDが発光して炎のように見えるものや、本体全体にデザインされたLEDがカラフルに発光する個性的なものなどがあります。
音声アシスタント機能があるかどうか
GoogleアシスタントやAlexaのような音声アシスタント機能は、音量の調整や選曲ができるだけでなく、気になるニュースや天気も調べられるスマートスピーカーとしての役割も果たしてくれます。
無指向性スピーカーとして音楽を聴くためだけの利用ではなく、日常生活の中で必要な情報を得るために活躍してくれる便利な機能です。騒がしい環境の中でも、優れた集音性の内蔵マイク搭載のため、正しく音声認識してくれます。
本体のデザイン
[no_toc]
アウトドアでの利用を考えている場合は、小型で軽量というだけでなく、落下や衝突といった物理的な衝撃に強い形状をしているものがおすすめです。製品によっては、持ち運びに便利なハンドルが付いているものもあるので、気になる方は、事前にチェックしておきましょう。
室内での利用を考えている場合は、見た目を重視したデザインが求められるため、暗い室内でキレイに映えるよう効果的にLEDが採用されているものがおすすめです。素材に透明な有機ガラス管を使ったお洒落な製品もあります。
おすすめの無指向性スピーカー11選
例えば、小型で軽量なもの、アウトドアシーンで活躍するもの、スマートフォンや声で操作できるもの、Bluetoothを利用してステレオサウンドを楽しめるものなど数多くあります。
どういった場面で利用するかによっておすすめの無指向性スピーカーは異なりますので、自分に合ったものを正しく選択できるように特徴をしっかり把握しておきましょう。
ここでは、おすすめの無指向性スピーカー11選を紹介します。
Bang & Olufsen「Beosound A1 2nd Generation」
滑らかで柔らかな曲線を主体としたドーム型の全指向性スピーカーが、インパクトのあるサウンドを演出します。
3つの内蔵マイクを利用することでオンライン会議やハンズフリー通話が可能になり、さらにMultipoint機能を使用すると2台のスマートフォンの曲を同時にコントロールできるようになります。
Bang & Olufsen「Beolit20」
歪みの少ない音質を実現したアルミ製スピーカーグリルと、コンバクトな小型ボディながら全方向へパワフルなサウンドを響き渡らせる性能を搭載しています。
トップトレイの給電箇所にQi(チー)規格対応のスマートフォンやデバイスをセットすると、何時でも何処でもワイヤレス充電ができる仕様になっています。
出典:Bang & Olufsen|Bang & Olufsen
参照:https://www.bang-olufsen.com/ja/jp
JBL「PULSE 4」
[no_toc]
スマートフォンに対応したアプリ(無料)を利用して、複数のJBLパーティブースト対応スピーカーを接続することでステレオ接続したり、同じ音声を再生したりと臨場感のある音質を楽しめます。
イルミネーションのカラーは、スピリチュアル、キャンプファイヤー、イコライザー、ウェーブ、カスタマイズと5種類のバリエーションがあり、アプリを利用して曲の雰囲気や気分に合わせて自分好みにテーマの編集ができます。
Ultimate Ears「WONDERBOOM2」
アウトドアブースト機能搭載のため、屋外でのリスニングに適した音量とクリアな音質で再生できます。
また、防水・防塵(IP67)性能や13時間連続再生が可能なほどの充電池機能のタフさに加え、水にも浮くのでアウトドアに最適なおすすめのポータブルBluetoothスピーカーです。
出典:13 時間の重低音|Ultimate Ears
参照:https://www.ultimateears.com/ja-jp/wireless-speakers/wonderboom-2.html
LIBRATONE「ZIPP 2」
1.5インチツイーターと4インチウーファー採用により、低音から高音まで幅広く心地よいサウンドを周囲360度に再現しました。また、2つの4インチパッシブラジエターの性能で歪みのない低音を演出してくれます。
Bluetooth、有線、USBなどの接続方法に対応しているため、室内外問わずサウンドを楽しめるおすすめの無指向性オーディオスピーカーです。
Harman Kardon「ALLURE」
当該商品は対話型の音声操作に対応しているため、話しかけると音楽の再生やニュース、天気の読み上げといった要望や質問に応えてくれます。
理想的とされる音源を再生する3つの38mm径フルレンジ・ドライバーと、超低音域を担当するサブウーファーの性能によって、クリアな高音と豊かな低音を演出します。
Bluetooth接続にも対応しているため、室内のどこにいても高品質なサウンドが楽しめるおすすめのオーディオスピーカーです。
ソニー「グラスサウンドスピーカー LSPX-S3」
[no_toc]
上部に伸びる透明な有機ガラス管が高音部を担当するトゥイーターになり、中央のウーファーが中低音域を再生します。さらに下部にあるパッシブラジエーターが、スピーカー筐体内で発生した空気振動を利用して重低音を表現します。
アプリ(無料)を利用して、スマートフォンやタブレットから操作できる機能も搭載しています。
出典:約8時間のバッテリー駆動|ソニーマーケティング株式会社
参照:https://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-S3/feature_4.html#L1_210
Bose「SoundLink Revolve II」
防塵・防滴(IP55)仕様により、雨天時でもサウンドを楽しめます。充電はMicro-B USBポートで簡単に行え、バッテリーが強化されたことによって最大13時間の連続再生が可能になりました。
アプリ(無料)を利用して、Bluetooth接続の管理や機能の追加などのアクセスが簡単に行えます。
Bose「SoundLink Revolve+ II」
ハンドルが付いていることで持ち運びしやすく、また雨が降り出しても安心の防塵・防滴(IP55)仕様なので、アウトドアでも活躍する無指向性オーディオスピーカーです。
SoundLink Revolve IIと比較して強化されているのはバッテリー性能だけでなく、高い出力と深みのある低音といったサウンド面の性能も向上しているのでおすすめです。もちろんアプリ(無料)でBluetooth接続の管理やソフトウェアへのアクセスといった便利機能も利用できます。
BOSE「HOME SPEAKER 300」
[no_toc]
また、Wi-Fiを使って音楽配信サービスにアクセスしたり、BluetoothやApple AirPlay2に接続してスマートフォンのコンテンツを再生することもできます。
さらに音声アシスタント搭載で、ニュースや天気といった情報を把握できる便利機能も利用できるようになり、音楽以外の楽しみも広がりました。
Sennheiser「USBスピーカーフォン SP 20」
接続にはUSBや3.5mm4極コネクタ、もしくはその両方を使えるため、スマートフォンやノートパソコンなどのデバイスに接続するだけですぐに使えます。
また、全方向をカバーするマイクロフォンの搭載により、数人で行う会議に適した無指向性スピーカーとして活躍してくれるでしょう。
音質は高品質のネオジムスピーカーの採用により、音声の入力反応が早く、透明感のある原音そのままのサウンドの再現性を高めています。
必要な機能を把握して用途に合った無指向性スピーカーを選ぼう
特徴である全方位への音の広がりは音楽を楽しむだけでなく、会議や通話といったビジネスでの利用も可能です。また、内蔵マイクが備わっている製品では音声アシスタント機能によってハンズフリーで利用できる製品もあるため、活用の幅がさらに広がります。
無指向性スピーカーは自分の目的に合ったものを選択し、生活を彩るために楽しんでみて下さい。