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シングルマザーとは?
シングルマザーは、離婚した子持ちの人、結婚して死別してしまった子持ちの人、結婚せずに子供を産んで育てている人に分けることができます。今回は、結婚せずに子供を産んで育てているシングルマザー、いわゆる未婚の母についてお話します。シングルマザーの中でも未婚の母を選んだ方は相当悩み考え決断したことでしょう。一人で育てることの不安もあります。
そんな未婚の母を選んだ人のために役立つ情報をお伝えしていきます。未婚の母でも明るく前向きに過ごしていきましょう。
未婚の母になった理由は?
・子供ができ結婚する予定だったが、相手が死亡してしまった。
・子供ができて結婚する予定だったが相手に逃げられた。
・そもそも結婚するつもりはなかったが、子供ができてしまった。
・子供ができたが相手が結婚している人だった(不倫)。
10人いれば10人それぞれ未婚の母になった事情はことなるので、一概に未婚の理由を決めつけることはできません。
未婚の母の芸能人
未婚の母って後悔するの?
金銭面や仕事の面では後悔することもあるでしょう。また、子供への説明も未婚の母の場合難しいです。この2点についてお話します。
金銭面と仕事面
また、仕事面でもなかなか就職先が見つからないのも事実です。面接では、子供が病気の時に誰が面倒を見るのか質問されます。誰も見てくれる人がいない場合は不利になる可能性があります。未婚の母の場合、子供が体調を崩した時に仕事を休むことも増えます。そうなると給料も減ってきてしまいます。
子供への説明
また、保育園や幼稚園に行くようになると子供同士で父親の話になることがあります。パパはいないのか聞かれることもあります。その時に子供は「パパはいるよ」とむきになって答えることもあるでしょう。普段、男の人と接する機会がなければ「男の人=パパ」と思うこともあるでしょう。そういう思いをさせてしまう時に後悔を感じます。ですが、子供も話せばわかります。
後悔をしてしまっても、また立ち直って前向きに考えて行動しましょう。そんなママを子供はちゃんと見ています。
未婚の母でも結婚出来るの?
結婚を考える時は、子供第一に考え、子供のこともちゃんと守ってくれるような相手を選ぶようにしましょう。また、未婚の母が結婚する場合、結婚相手と子供の養子縁組を組むことができます。養子縁組をすることで法律上親子とみなされます。
養子縁組をしないと法律上親子とみなされないので戸籍上も赤の他人となってしまいます。法律上親子とみなされないので、扶養義務や相続は発生しません。
子供の戸籍はどうなるの?
婚外子の場合、法律上の母親との親子関係は分娩したという事実によって発生します。そして、原則として婚外子は母の氏を名乗り、母の戸籍に入ることになります。また、親権者も当然母親になります。
父親が認知をしている場合は、父親の名前が記載されますが、認知していない場合は父親の欄は空欄になります。
認知はしてもらったほうがいいのか?
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認知とは?
任意認知とは、父親が自発的に認知を認めることをいいます。強制認知は父親が自発的に認知を認めない場合に子供または法廷代理人が裁判所へ訴えて認めさせます。強制認知は父親が死亡した後でも請求はできますが、父親が死亡して3年経過すると請求はできなくなります。遺言認知は父親が遺言で認知することをいいます。
また、胎児の間から認知は可能で胎児の間のみにできる認知を胎児認知といいます。胎児認知は父親が病気などでいつ亡くなってもおかしくない時に認知することで親子関係を証明することを目的として設けられた制度です。
認知は口約束だけは法律上効力はなにもなく正式に認知したことにはなりません認ので必ず書面で手続きをしましょう。
認知した場合
認知後に子供が父親の姓を名乗りたいときは父親の姓を名乗ることもできるようになります。子供を認知したことにより、子供と父親が面会できる権利も発生します。
メリットとしては、扶養関係が認められるので養育費の請求が可能になります。また、相続を受けることもできます。デメリットとしては、父親の戸籍にも子供を認知した旨が記載されてしまいますので、父親の家族には子供の存在が明らかになってしまいます。相手が既婚者の場合は、要注意です。
認知しない場合
父親に養育費を請求するには?
のちのち面倒なことにならないように、認知はしないが、養育費は支払うと言っている父親とはきちんとその旨を書面に残すようにしましょう。
未婚の母で寡婦控除は受けられるの?
寡婦には条件があり、扶養親族がいる人もしくは生計を一にする子供(総所得金額などが38万円以下で扶養親族や他の人の控除対象配偶者になっていない人)がいる人、死別後再婚をしていないまたは夫の生死が一定期間分からない人で合計所得が500万円以下の人が対象になります。
寡婦は結婚していた女性が対象になりますので、未婚の母は寡婦控除を受けることはできません。ですが、厚生労働省は2018年から未婚のひとり親を支援するための取り組みとして「寡婦控除のみなし適用」を実施すると発表しました。寡婦控除が受けられるようになると行政サービスの利用料のうち所得金額によって異なる保育料などが安くなる可能性があります。
未婚の母が受けられる手当て
児童扶養手当、児童手当(旧:子供手当)、児童育成手当(自治体により異なる)、特別児童手当、医療費助成制度(ひとり親、乳幼児・義務教育就業児)などがあります。その他にも、粗大ゴミ処理手数料無料、水道料金の割引、交通機関の割引などがあります。
それぞれの自治体により受けられる手当や制度が異なりますので、お住いの自治体にお問い合わせ下さい。
子供と明るい未来を
子供は可愛いです。子供はいつでもママの味方です。子供と一緒に楽しい明るい未来を目指して人生を歩みましょう。