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未婚の母になった理由例・後悔した体験談・結婚できる確率・認知

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シングルマザーとは?

シングルマザーとは子供を一人で育てる女性のことをいいます。今の日本では海外諸国に比べてシングルマザーの率は低いですが、年々シングルマザーは増えてきており、今では子供を一人で育てることは珍しいことではありません。ですが、まだシングルマザーに対して偏見の目もあるのも事実です。

シングルマザーは、離婚した子持ちの人、結婚して死別してしまった子持ちの人、結婚せずに子供を産んで育てている人に分けることができます。今回は、結婚せずに子供を産んで育てているシングルマザー、いわゆる未婚の母についてお話します。シングルマザーの中でも未婚の母を選んだ方は相当悩み考え決断したことでしょう。一人で育てることの不安もあります。

そんな未婚の母を選んだ人のために役立つ情報をお伝えしていきます。未婚の母でも明るく前向きに過ごしていきましょう。

未婚の母になった理由は?

未婚の母になった理由は人それぞれ異なります。

・子供ができ結婚する予定だったが、相手が死亡してしまった。
・子供ができて結婚する予定だったが相手に逃げられた。
・そもそも結婚するつもりはなかったが、子供ができてしまった。
・子供ができたが相手が結婚している人だった(不倫)。

10人いれば10人それぞれ未婚の母になった事情はことなるので、一概に未婚の理由を決めつけることはできません。

未婚の母の芸能人

芸能人でも未婚の母で有名な方がいます。フィギアスケート選手の安藤美姫さんは未婚の母でメディアに取り上げられていました。また、歌手の椎名林檎さんも未婚の母です。既婚者との間に子を授かり、その後出産しました。相手の方はすでに離婚をしているようですが、現在は事実婚状態で未婚の母です。未婚の母の芸能人も自分で決めた道をつき進んでいます。

未婚の母って後悔するの?

未婚の母は死別や離婚のシングルマザーに比べて、好奇な目で目られることが多々あります。自分で選んだ道とはいえ、他の人から後ろ指さされるのは辛いです。未婚の母になって後悔しないようにとしていても、少なからず後悔することもあります。

金銭面や仕事の面では後悔することもあるでしょう。また、子供への説明も未婚の母の場合難しいです。この2点についてお話します。

金銭面と仕事面

手当てが出るとはいえ、やはり未婚の母は一人で子供を育てるのは金銭面的に厳しい部分があります。手当も寡婦控除を受けることができないので未婚の母はそれ以外のシングルマザーと比べるともらえる手当が減ります。

また、仕事面でもなかなか就職先が見つからないのも事実です。面接では、子供が病気の時に誰が面倒を見るのか質問されます。誰も見てくれる人がいない場合は不利になる可能性があります。未婚の母の場合、子供が体調を崩した時に仕事を休むことも増えます。そうなると給料も減ってきてしまいます。

子供への説明

未婚の母の場合、離婚した場合とは違い子供への説明がとても難しいです。離婚の場合はお互い合わなかったなどと言えば済む話ですが、未婚の場合はなかなか難しいので、話をする際も注意が必要です。子供には父親のことは悪く言わずに上手く伝えるようにしましょう。

また、保育園や幼稚園に行くようになると子供同士で父親の話になることがあります。パパはいないのか聞かれることもあります。その時に子供は「パパはいるよ」とむきになって答えることもあるでしょう。普段、男の人と接する機会がなければ「男の人=パパ」と思うこともあるでしょう。そういう思いをさせてしまう時に後悔を感じます。ですが、子供も話せばわかります。

後悔をしてしまっても、また立ち直って前向きに考えて行動しましょう。そんなママを子供はちゃんと見ています。

未婚の母でも結婚出来るの?

日本では未婚の母の割合は全体の8.7%で、年々増えてきています。未婚の母でも結婚することはできるのでしょうか。未婚の母でもシングルマザーでも結婚することは可能です。ただ、子持ちの場合は普通の再婚に比べると結婚の確率は下がります。

結婚を考える時は、子供第一に考え、子供のこともちゃんと守ってくれるような相手を選ぶようにしましょう。また、未婚の母が結婚する場合、結婚相手と子供の養子縁組を組むことができます。養子縁組をすることで法律上親子とみなされます。

養子縁組をしないと法律上親子とみなされないので戸籍上も赤の他人となってしまいます。法律上親子とみなされないので、扶養義務や相続は発生しません。

子供の戸籍はどうなるの?

未婚の母で出産した場合、子供の戸籍はどうなるのでしょうか。法律上、婚姻関係にある男女の間で生まれた子供を嫡出子といいます。婚姻関係にない男女の間に生まれた子供のことを嫡出でない子または婚外子といいます。

婚外子の場合、法律上の母親との親子関係は分娩したという事実によって発生します。そして、原則として婚外子は母の氏を名乗り、母の戸籍に入ることになります。また、親権者も当然母親になります。

父親が認知をしている場合は、父親の名前が記載されますが、認知していない場合は父親の欄は空欄になります。

認知はしてもらったほうがいいのか?

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母親とは分娩の事実により親子関係が証明されるので、法律では母親の認知は不要とされています。では、父親にも認知をしてもらったほうが良いのでしょうか。認知してもらうメリットとデメリットについてお話します。

認知とは?

法律上、婚姻関係にない男女の間に生まれた子供(嫡出でない子または婚外子)を父親が自分の子供だと認めることを認知といいます。認知には任意認知と強制認知と遺言認知があります。

任意認知とは、父親が自発的に認知を認めることをいいます。強制認知は父親が自発的に認知を認めない場合に子供または法廷代理人が裁判所へ訴えて認めさせます。強制認知は父親が死亡した後でも請求はできますが、父親が死亡して3年経過すると請求はできなくなります。遺言認知は父親が遺言で認知することをいいます。

また、胎児の間から認知は可能で胎児の間のみにできる認知を胎児認知といいます。胎児認知は父親が病気などでいつ亡くなってもおかしくない時に認知することで親子関係を証明することを目的として設けられた制度です。

認知は口約束だけは法律上効力はなにもなく正式に認知したことにはなりません認ので必ず書面で手続きをしましょう。

認知した場合

認知した場合、父親との親子関係が認められるので、互いに扶養する義務が発生し、互いに相続する義務が発生します。また、父親を親権者とすることも可能になります。そして、子供の戸籍の父親欄には父親の名前が記載され、父親の戸籍には子供を認知した旨が記載されます。

認知後に子供が父親の姓を名乗りたいときは父親の姓を名乗ることもできるようになります。子供を認知したことにより、子供と父親が面会できる権利も発生します。

メリットとしては、扶養関係が認められるので養育費の請求が可能になります。また、相続を受けることもできます。デメリットとしては、父親の戸籍にも子供を認知した旨が記載されてしまいますので、父親の家族には子供の存在が明らかになってしまいます。相手が既婚者の場合は、要注意です。

認知しない場合

認知をしない場合、父親との間に親子関係を認めることができないので、扶養義務や相続義務は発生しません。子供にとっても母親にとっても認知することのデメリットはほとんどありません。しいていえば、認知をすると子供にも父親の扶養義務が生まれることくらいです。認知する、しないはよく考えてから行うようにしましょう。

父親に養育費を請求するには?

父親に養育費を請求する場合、法律上の親子関係が認められなければなりません。未婚の母でも、父親が認知をしていれば父親には養育義務が発生しますので養育費の請求を行うことができます。認知をしていない場合でも、任意で父親が支払うと言っている場合は養育費を受け取れますが、法律上は親子関係が認められないので、支払いが滞っても請求をすることはできません。

のちのち面倒なことにならないように、認知はしないが、養育費は支払うと言っている父親とはきちんとその旨を書面に残すようにしましょう。

未婚の母で寡婦控除は受けられるの?

未婚の母でも寡婦控除は受けられるのでしょうか。寡婦控除とは、離婚してその後再婚しないでいる女性、夫と死別してしまった女性、夫の生死が不明な女性の納税者が受けることができる所得控除のことをいいます。

寡婦には条件があり、扶養親族がいる人もしくは生計を一にする子供(総所得金額などが38万円以下で扶養親族や他の人の控除対象配偶者になっていない人)がいる人、死別後再婚をしていないまたは夫の生死が一定期間分からない人で合計所得が500万円以下の人が対象になります。

寡婦は結婚していた女性が対象になりますので、未婚の母は寡婦控除を受けることはできません。ですが、厚生労働省は2018年から未婚のひとり親を支援するための取り組みとして「寡婦控除のみなし適用」を実施すると発表しました。寡婦控除が受けられるようになると行政サービスの利用料のうち所得金額によって異なる保育料などが安くなる可能性があります。

未婚の母が受けられる手当て

未婚の母でも受けられる手当てがあります。

児童扶養手当、児童手当(旧:子供手当)、児童育成手当(自治体により異なる)、特別児童手当、医療費助成制度(ひとり親、乳幼児・義務教育就業児)などがあります。その他にも、粗大ゴミ処理手数料無料、水道料金の割引、交通機関の割引などがあります。

それぞれの自治体により受けられる手当や制度が異なりますので、お住いの自治体にお問い合わせ下さい。

子供と明るい未来を

未婚の母になる決断は並大抵のものではありません。決断するにあたって涙した日も多いことでしょう。一人で子供を育てることはとても大変です。不安に思うことや辛い時も多々あるでしょう。協力者がいるにこしたことはありませんが、一人でも立派に子供を育ててる人はたくさんいます。一人でも立派に育てていけるようにうまく制度を利用して子育てを楽しみましょう。

子供は可愛いです。子供はいつでもママの味方です。子供と一緒に楽しい明るい未来を目指して人生を歩みましょう。

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