アクティブスタイラスペンを用途別に比較｜種類・選び方も解説

本記事では、様々なアクティブスタイラスペンの仕組みや特徴についての比較や解説に加え、実際に購入する際の選び方やおすすめの商品についても紹介しています。

この記事を読めば、アクティブスタイラスペンについての理解が深まるため、自分の用途に合った商品が見つかることでしょう。

普段使い用、仕事用にかかわらず、アクティブスタイラスペンの購入を検討している方は、ぜひこの記事に目を通してみてください。

アクティブスタイラスペンを使うことで、絵を描いたりゲームをしたりする時の細かい作業がしやすくなるほか、タッチパネルに指紋や皮脂がつかないため、使用の際のストレスも軽減できるでしょう。

最近では100円ショップでも取り扱われるなど、より身近な商品となっています。

実際のところ、アクティブスタイラスペンとタッチペンには、大きな違いはありません。

ただし、メーカーによっては、より専門的な機能が付加されたものをアクティブスタイラスペン、シンプルにタッチ操作を行うものをタッチペンと呼び分けているところもあるようです。

アクティブスタイラスペンを比較検討する際には、名称を気にせず機能で選ぶようにすると良いでしょう。

この仕組みは、アクティブスタイラスペンを利用するタッチパネルによって大きく変わって来ます。

ここでは、「静電容量式」と「感圧式」という2つの種類について、それぞれの仕組みを解説していきます。購入する際にとても重要な情報になりますので、ぜひ参考にしてみてください。

そのため、使用するアクティブスタイラスペンも、静電容量式タイプにする必要があります。

静電容量式の場合、少しの力でタッチパネルが反応してくれるため、ゲームなどで素早い動作がしやすいのが特徴です。ただし、誤作動が起きやすいというデメリットもあるため、注意しましょう。

この静電容量式のアクティブスタイラスペンは、さらに「パッシブタイプ」と「アクティブタイプ」の2つに分かれます。

パッシブタイプは、静電容量式のタッチパネルであればどんな製品にも反応しますが、アクティブタイプの多くは「Apple PencilはiPadのみ」といったように、特定のデバイス専用として作られているのが特徴です。

静電容量式と比較すると、感圧式のタッチパネルは一回の動作で認識できるのが一ヶ所のみとなるため、誤作動が起こりにくいのが特徴です。

また、圧力を感知して反応するという性質から、どんな素材のアクティブスタイラスペンであっても使用できるというメリットがあります。

アクティブスタイラスペンには、ペン先の形状や素材によって様々な種類があります。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

注意点は、ボールペンのような書き味で使い勝手が良い反面、先端が固い分、何度も使っているうちに画面を傷つけてしまう可能性があることです。

そのようなことを防ぐためにも、ディスプレイを保護するシートを張り付けてから使用することをおすすめします。

このタイプは価格が安く手軽に購入できることから、アクティブスタイラスペンを初めて買う方におすすめです。

ただし、丸い部分は摩擦が大きく劣化しやすいため、その都度買い替えが必要な点には注意しましょう。

デメリットは、毛先にほこりが付着しやすいため、他のアクティブスタイラスペンと比較するとお手入れの頻度が高くなる点です。

しかしながら、このタイプのアクティブスタイラスペンは用途も多く、比較的リーズナブルな価格で販売されているため、気になっている方は一度手に取って見ることをおすすめします。

慣れるまでに少し時間はかかりますが、ボールペンを使っているような書き心地のため、細かい操作も苦にならないでしょう。

自分がどのようなアクティブスタイラスペンを求めているのか見極められるよう、ぜひ参考にしてください。

ここでは、具体的な用途に分けて、それぞれに適しているアクティブスタイラスペンを紹介しましょう。

また、長時間の筆記が必要な場合は、ある程度ペンの長さがあるものを選んだ方が、腕や手の負担が少ないでしょう。逆に、家の外で利用するなど持ち運ぶ必要性がある場合は、短いタイプが適しています。

なお、細いタイプだと書き出しの位置がわかりにくい、という方はディスクタイプでも良いでしょう。ディスクによってペン先に立体感が出るため、位置がわかりやすくなっています。

ゲーム専用に開発されているものもありますが、ペン先が太く導電性繊維によって作られたものであれば、タッチ操作もスムーズに認識してくれます。

先が太いタイプのアクティブスタイラスペンの弱点としては、先端の耐久性が挙げられますが、替え芯のあるものを利用することで長い期間使い続けられるでしょう。

例えば、細かい作業をしたい時はペン先の細いものを選ぶことでストレスなく作業できます。また、筆ペンタイプや筆圧感知タイプのものであれば、本物の紙に近い感覚で描けるため、筆運びがスムーズになるでしょう。

その他に、タッチペンにショートカットボタンがついているものや、消去ややり直し作業がワンタッチでできるものもあります。その場合は専用のアプリが必要となるので、手元にある機種が対応しているかどうか確認しておきましょう。

この機能があることで作業効率も大きく変わって来るので、ぜひチェックしておきましょう。

価格がやや高めに設定されている商品が多いのがデメリットですが、他のタイプのアクティブスタイラスペンが線の太さが一定なのに対し、慣れてしまえば自分の思い描いた通りの線を引くことも可能です。

作業効率の向上も見込めるでしょう。

紙の上に書いている時と同じように、アクティブスタイラスペンを立てると細い線、傾けると太い線を描くことができます。

イラストを描く際にも、色の濃淡や強弱を表現できるため、臨場感のある絵につながります。

ペンを持った手を画面の上に置いても反応しないため、ちょっとしたメモを取る時や絵を描く時も、紙の上に書いているのと同じ感覚でストレスなく使えます。

この応答速度の違いは、ペン先の素材や、メーカー、そして商品そのもののスペックによっても違ってきます。

応答速度が遅く、反応しないことがあるとストレスを感じるため、購入前に商品の評価記事などを読んで比較しておくことをおすすめします。

購入する際は、できるだけ長く使えるよう、アクティブスタイラスペンの用途に合ったデザインを選びましょう。

例えば、滑り止めが付いているものを選べば、仕事の際の手の疲れが軽減できます。また、持ち歩いて使うことが多いのであれば、軽くて小さいものが適しているでしょう。

有名なクーピーペンシルとコラボレーションした、可愛らしいデザインのアクティブスタイラスペンも発売されていますので、自分好みのものを見つけておくと、作業のモチベーションを上げることにもつながります

一度どんなものか使ってみたい、今持っている種類と違うものを試してみたいといった「お試し感覚」であれば、安いものから購入してみるのも一つの手です。

しかし、アクティブスタイラスペンの反応が悪かったり、使い勝手が悪かったりすると結局指で済ませてしまうことになりかねません。

種類や備わっている機能によって値段は変わって来ますが、ある程度の使いやすさを考えると、最低でも1,000円以上のものから検討するのがおすすめです。

素材によって、文字や線を書いた時のなめらかさや応答速度、そしてアクティブスタイラスペンの値段自体も変わって来るため、比較検討する際には無視できないポイントと言えるでしょう。

ここでは、ペン先に使われている素材について詳しく取り上げて行きます。

このタイプにはペン先の細いものが多く、実際のボールペンのような書き心地を実感できます。そのため、細かいイラストを描いたり、文字を書いたりするのに適しているでしょう。

ただし、樹脂のペン先は固くなっているため、液晶を傷つけないように保護シートを貼るなどの注意が必要です。

シリコンゴムには弾力があるため、液晶を傷つけることなくペンを使うことができます。また値段も安く、手に取りやすいといったメリットもあります。100円均一ショップにはこのタイプの商品が多いでしょう。

シリコンゴムが摩耗しやすいため、定期的に買い替えが必要になる点はデメリットですが、ペン先だけを購入すれば同じペンを長く使うことができます。

これに対し、導電性繊維は電気を通しやすいのが特徴です。そのため、導電性繊維は静電気の火花によって事故が起こる可能性のある化学工場や、医薬品工場のような小さなゴミも許されない環境で用いられています。

アクティブスタイラスペンの導電性繊維タイプは、ペン先がこの繊維を網状に編んだものになっているため、ペンの動きがスムーズです。まるで紙の上に書いているような、さらさらとした書き心地が味わえるでしょう。

ペン先が太いタイプのものによく用いられますが、筆ペンタイプや鉛筆のような形状のものにも使われています。

耐久性はあまりないため買い替えが必要ですが、替えのペン先も多く販売されており、取り換えることで長く使える点はメリットと言えるでしょう。

まずはタブレットとして広く認知されている、iPadを使う際に適したペンを取り上げて行きます。

iPadにマグネットで取り付けられることに加え、筆圧や傾きを感知するのも速いため、書き出しのタイムラグはほとんど感じられず、よりストレスなく使えるようになっています。鉛筆のように使える他、絵を描いたり色を塗ったりするのにも適しているペンです。

ただし、対応モデルが決まっているので確認した上で購入しましょう。互換性についても確認しておくと安心です。

こちらの商品も傾きや筆圧を感知できるようになっているため、線に強弱をつけたり繊細な描写をしたりするのに適しています。また、交換用のペン先も付いているため、先が削れてしまっても安心です。

こちらも対応しているモデルは決まっているため確認した上で購入しましょう。

第2世代と比較すると、より安価なモデルにも幅広く対応している点が魅力でしょう。

Apple Pencilの価格の6分の1以下の値段で販売されていますが、パームリジェクション機能や傾き検知機能などの便利な機能を備えている優れものです。

その他にも、5分間ペンに触れずにいると自動的にスリープモードに切り替わるほか、30分経つと電源が切れるようになっています。バッテリーを頻繁に充電しなくて良い点も魅力でしょう。

さらに、ペンの重量は17g以下と軽く、第2世代のApple Pencilと同じように磁気吸着機能を有しているため、磁気に対応しているiPadであればより持ち運びしやすくなっています。

ペン先はボールペンのような形状になっており、ボールペンのような使いやすさと見た目を実現しています。LEDインジケーターが搭載されており、電源のオンオフが一目でわかるようになっているのも特徴です。

特筆すべきは大容量バッテリーで、約90分間充電することで連続24時間まで使用でき、約1か月そのまま待機できます。

久しぶりに使おうとした時にも、「まず充電から」といったストレスを感じなくて済むでしょう。

Android端末は種類も豊富にあります。Apple Pencilのように一つの機種専門に作られているものもあれば、幅広い端末に適応しているものまであります。

人気のあるものをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ペン先は導電性繊維とディスクタイプの2種類で、ペンを使わない時はキャップでペン先を保護できるほか、ペン先は交換可能なので長く使うことが可能です。

リーズナブルな価格で2本のペンが同梱されているのも嬉しいポイントでしょう。まずは一本アクティブスタイラスペンを試してみたいという方にもおすすめの商品になっています。

どちらのペン先にもシリコンゴムが使われており、タッチパネルの滑らかな操作が可能になっているため、ゲームや通常の画面のスワイプなどが容易にできます。ディスクタイプの方は、約50度まで傾けても使用可能です。

持ち運ぶ際に便利なストラップホールや、胸ポケットなどに取り付けられるクリップもついています。

ペン先はディスクタイプで、タッチパネルと接する面が見やすくなっており、細かい作業も問題なくこなせます。

鞄の中などにアクティブスタイラスペンを入れる際にも、ペン先を保護できるキャップがついているため安心です。また、そのキャップはペンにくっつけておけるので無くす心配もありません。

ビジネスシーンでも使えるメタリックなデザインに加え、アルミ素材を使用しているため16.9gと軽量で、持ち運びにも適しています。ペン先には導電性のシリコンゴムを採用しており、タッチした際の感度も良好になっています。

また、ボールペンの中芯は交換可能となっており、豊富な種類を取り扱うゼブラの商品の中から選べるのも魅力的です。

ストラップホールとクリップが備わっているため、お出かけの時も手を塞がず気軽に持ち運べます。ブラック、ホワイト、シルバーの3色展開となっており、好きな色を選んで何色か買っておけば、その日の気分によって使い分けるなどの楽しみ方ができるでしょう。

EMR方式とは、電源を必要とせず、電池やバッテリーを用いずにタッチパネルに文字や絵を描けるシステムです。パームリジェクション機能やショートカットキーも搭載されているため、利便性も優れています。

タッチパネルには「筆圧レベル」というものがありますが、このLAMY AL-star black EMRは、筆圧レベル4096に対応しています。

これは、筆圧を感知し、線の濃淡や太さに反映されるレベルが4096段階あるということです。そのため、よりずれることのない直感的な筆記が可能となっています。

初心者でも購入しやすい価格帯の商品には、筆圧レベルが2048段階のものもあるため、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

ペン軸が細く、胸ポケットなどにつけられるクリップも付いているため、持ち運ぶ際もストレスがありません。カラーはブラック、シルバー、ネイビー3色のラインナップから、好きな色を選べます。

ペン先にはポリアセタールという導電性の高い素材が使われているため、タッチパネルを傷つける心配がありません。他の素材と比較して耐久性に優れているため、摩耗を気にせず長く使うことができます。

極細のペン先を備えているため、細かい字や線はもちろん、絵を描くのにも適しています。

イラストを描く際には、筆圧感知やパームリジェクション機能など必要な機能はある程度決まって来るため、欲しい機能に着目して選んで行くのも良いでしょう。

「汎用モード」と、より高精細なペンで書いているかのように使える「iPadモード」の2種類が搭載されているため、デバイスに合わせて使用できます。直径2mmの細いペン先はイラストや文字が描きやすく、特にiPadで自由に手書きしたい人に向いている製品です。

ペン先は摩耗しても交換可能となっているため、長く使うことができます。また、交換用の替え芯が、本体を購入した時に3個付属されているのも魅力でしょう。

本体にはマグネットが内蔵されているため、磁気吸着に対応しているiPadにくっつけて持ち運ぶことも可能です。

タブレットと接続する際にはイヤホンジャックを使用する方法をとっており、充電やペヤリングが不要です。さらに、iPadやAndroidのタブレットはもちろん、Nintendo Switchに適応している点も特徴でしょう。

これまでのアクティブスタイラスペンの高度な機能は残しつつ、コストを抑えることを意識して作られており、比較的リーズナブルな価格設定となっています。

また10色展開となっており、好みに合わせて選択できるのも嬉しいポイントでしょう。

六角形の形状を取り入れて鉛筆に似せることで、子供が親近感を抱きやすいデザインにしています。子どものお絵かき用としても、気分転換に可愛いデザインを取り入れたい大人用としても使えるペンです。

ペンケースに収納できるサイズで、名前を書き入れるスペースもついています。色もイエロー、ピンク、ブルー、グリーン、ブラウンといった子供に馴染みのある5色の展開となっています。

リチウム電池が採用されており、iPadのLightningケーブルを使って2分間充電するだけで、約30分使用し続けられます。

高精度なピクセルレベルに加えて反応速度に遅延がないため、精細な絵もストレスなく描けることや、パームリジェクション機能も備わっている点もメリットでしょう。

老若男女すべての手に自然な感触を与えられるよう、軽量かつ丈夫な素材で設計されているため、教育の場でも使いやすいペンとなっています。

ペン先は、筆ペンタイプだけではなく「導電繊維ファイバーセット」も搭載しており、イラストを描く時とそれ以外など、用途に応じて使い分けられます。

筆ペンタイプを購入する際に気になるのがペン先のケアですが、筆先を守るためのスクリューキャップが搭載されていることで、ペン先を守ることができます。

また、このスクリューキャップは本体に付属しているため、紛失する可能性がないことも大きなポイントでしょう。

筆圧感知が4000段階以上搭載されているほか、ペン先の反対側にはゴム製の消しゴムが付属しているのもポイントです。実際に鉛筆を使っているように、消したい場所だけを消しゴムで消せるようになっています。

手書きでの描写に適した機種となっているため、細かなイラストなど筆圧を重視した線が書けます。

自動スリープ機能がついており、スイッチを切り忘れてしまった時もバッテリーを長く消耗しないで済むようになっています。

ただし、一部のiPadでは、初期設定によりこのペンに反応しないケースがあるので注意が必要です。このようなケースがあることを頭に入れておくと、いざという時に焦らず対応できます。

耐久性はもちろんですが、ページのスクロールだけに使うのか、ゲーム内の細かい動作が必要なのかなど、目的をある程度明確にしておくと選びやすいでしょう。

ペン先に導電性繊維を使うことで、素早い応答となめらかな書き心地を両立しています。また、重心がペン先にあるため、安定したペン操作が可能です。

ペンのカラーにはプラチナを取り入れており、男女どちらでも使いやすいデザインになっています。

ペン先には導電性繊維を採用しているため滑りが良く、スライド操作もスムーズなことに加え、ペン先も8mmと入力角度が広いため、安定した操作性が得られます。

ペン先は交換可能となっており、本体購入の際にペンの本体3本に加えてペン先が3つ付属しているため、長く使い続けることが可能です。

タブレットでのゲームの他、Switch本体やPSVitaなどのゲーム機にも対応しているなど、幅広いゲームで利用できる仕様になっています。

ペン先には高密度ファイバーチップが採用されているため、小さな力でもなめらかな操作が可能です。ペン先の繊維が広範囲に接地することで、ペン先に力を入れなくてもスムーズに動くようになっています。

ゲームに必要なタップやスライド動作のどちらも可能な他、タブレットのガラスフィルムの上からでもスムーズに操作が行えます。クリップも付属しているため、外出する際にも便利です。

細かい動作を必要とするゲームにおすすめな他、イラストや細かい文字を書く際にも使えます。また、ペンの本体は酸化処理されているため、塗装が綺麗なまま保てる点もポイントです。

そのような時は、用途や自分の欲しい機能に着目して選ぶと頭の中が整理できます。アクティブスタイラスペンには安価なタイプも多く販売されているため、まずは価格の低いものをいくつか試してみるのも良いでしょう。

また、実際にアクティブスタイラスペンを手に取ってみたい場合は、直接家電量販店に行って、店舗のスタッフに相談してみるのも一つの手です。毎日多くの商品に触れているため、良いアドバイスが受けられるでしょう。

この記事を参考に、自分にぴったりなアクティブスタイラスペンを選んでください。