Search

検索したいワードを入力してください

おでんに合うおかず・おでんはおかずになるのか|関西/肉料理

更新日:2020年08月28日

冬の定番料理・おでん。おでんは家庭で作られる他、コンビニ・居酒屋にもある、日本全国どこでも馴染みの深い料理です。そんなおでんですが、おかずにはなるのか、ならないのか?また、おでんともう一品は何を作ればいいのか紹介します。

おでんに合うおかず・おでんはおかずになるのか|関西/肉料理

おでんについて

冬はおでんが美味しくなる季節です。あつあつのおでんを食べると体がポカポカしますし、身体が温まるとほっこりした気分になれます。おでんはお酒にも合います。居酒屋や屋台で熱燗とおでんの組み合わせで注文する人も多いのではないでしょうか。

冬になるとコンビニはおでんの販売を始め、居酒屋ではおでんを注文する人が増えるでしょう。家庭でもおでんが食卓に並ぶ頻度が増えるのではないでしょうか。老若男女に親しまれ、愛されている日本料理・おでんですが、家庭で食べるおでんについてはいまだ終着点の見つからないある論争があります。それは「おでんはおかずとして扱ってもよいのか」という論争です。

今回は、各地方のおでん、本題のおでんはおかずになるのか否か、おでんに合うおかずを紹介します。

おでんの歴史

おでんの歴史は、実は1000年以上あることをご存知でしょうか。おでんのルーツは、平安時代までさかのぼります。拍子木型に切った豆腐を串に差し焼いた「豆腐田楽」がおでんの語源です。おでんは「豆腐田楽」の略称に「御」を付けた名称です。これは宮中に使える女性が使う女房言葉でした。

「豆腐田楽」は室町時代に流行しました。平安時代の田楽と違い、味噌を塗ったり、すり鉢で潰した味噌をつけて食べられるようになりました。現在でも味噌をつけておでんを食べる地域があるのはこの風習の名残でしょうか。

江戸時代になると「豆腐田楽」が現在知られている「おでん」の原型ができます。当時は醤油造りが盛んだったこともあり、味噌をつけるのではなく、醤油で煮込む方法が生まれました。具材もこんにゃくやナス、里芋、魚類と増えていきました。その後全国に広がっていき、その地域の人々の好みにあったおでんに進化していったといわれています。

地方によってレシピが違う?

おでんは日本全国で広く食べられている料理ですが、全く同じ作り方・材料ではありません。おでんにはそれぞれの地方の特色があり、地方によって出汁の種類、投入するおでんの種に違う場合があります。おでんの歴史を紐解くと、江戸から関西に持ち込まれ、全国に広がっていったので、その地域の特色を反映されたものに変化しても不思議ではありません。

醤油や味噌を効果的に使われていたり、名産物である魚介類が使われるなど、おでんにはその地域の特色が表れています。いつも食べている慣れ親しんだおでんとは違うおでんが全国にたくさんあります。では、地域によって異なるおでんとはどのようなものなのでしょうか。東から西へ順番に挙げていきます。

東北地方のおでん

北海道のおでんは、ホタテやつぶ貝、タコ、タラの白子などの魚介類を昆布で煮込む出汁が特徴です。おでんの種に入れるものは定番のたまごや大根、こんにゃく、上記の魚介類、マフラーと呼ばれるさつま揚げなどです。味噌だれをつけて食べます。

青森県のおでんには、大角天と呼ばれるさつま揚げより薄い独自の練り物のほか、つぶ貝、姫竹が入っています。生姜味噌だれをつけて食べます。青森生姜味おでんのブランド確立のため「青森おでんの会」なる組織が設立されています。

仙台のおでんの出汁は煮干と昆布を使って作られます。魚介類や山菜、秋刀魚のつみれが入っていることが特徴です。

関東のおでん

関東のおでんの出汁はかつお節と、濃口醤油で作られます。関東のおでんのたねで定番の具材ははんぺんとちくわぶ、つみれです。ちくわぶは小麦粉で作った筒状の練り物で、西日本ではあまり知られていません。関東の人が関西のおでんを食べた時に、ちくわぶとはんぺんが入っていないことに驚いた、というエピソードがあるくらい関東では定番のたねです。

静岡のおでん

静岡のおでんの出汁は濃口醤油と牛すじを使って作られます。真っ黒な出汁です。具材は黒はんぺんや豚もつを入れます。青のりやだし粉、魚粉をかけて食べるのが特徴的です。

名古屋のおでん

次のページ:おでんはおかずになるのか?

初回公開日:2018年02月13日

記載されている内容は2018年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related