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白百合の花言葉を種類別に10選紹介!本数と色ごとの意味も解説!

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白百合の花言葉の意味は?

百合の原種は世界に100種以上、日本には15種ほどが自生しており、日本の固有種もいくつか存在します。数多くある百合の中でも、白百合は結婚式のブーケとしても人気の高い花です。

白百合の花言葉には、「純潔」「威厳」の意味があります。一見贈り物に最適な白百合の花言葉ですが、白百合を贈るときに注意すべきことがあるか確認していきましょう。

白百合の花言葉の由来と贈る本数

白百合の花言葉は、ギリシャ神話のあるエピソードが由来です。古くから神聖な花とされる白百合は、その贈る本数にも意味を持ちます。白百合の花言葉にあわせ、花の色別に異なる百合の花言葉を紹介します。

百合は色や種類によって花言葉が違う

百合には全般に「純粋」「無垢」「威厳」の花言葉のほかに、西洋では「洗練された美」の意味をもっています。この花言葉以外にも、百合の色それぞれに違う意味の花言葉があります。

黄色の百合の花言葉は「陽気」「偽り」、西洋では「天にも登る心地」の意味です。オレンジの百合は「華麗」「愉快」「軽率」、このほか西洋では「憎悪」の意味をもちます。

赤やピンクの百合は日本の花言葉では、「虚栄心」という同じ意味です。しかし、西洋では赤い百合は「優しさ、暖かさ」「願望」、ピンクの百合は「富と繁栄」という別の花言葉があります。

白百合の花言葉と由来

白百合の花言葉は「純潔」「威厳」、西洋の花言葉には「純粋」という意味もあります。ギリシャ神話には白百合にまつわる逸話が存在します。

全知全能の神であるゼウスには、ヘラという妻がいました。神話によるとヘラの乳が地上にこぼれ落ち、ミルクのような白い花を咲かせたといいます。この神話が白百合の花言葉にある「純潔」の由来です。

白百合の怖い話

白百合は葬儀に用いられ、「死」を連想させる花でもあります。これは白百合が、「死者に手向ける花」とされているためです。ドイツには、「百合は無実で死んだ者の復讐を告げる花」という怖い言い伝えもあります。

白百合を贈るときは本数に注意

キリスト教や神式などの葬儀には、白百合が用いられることも多くあります。また、1本の白百合には、「死者に捧げる花」という神聖な意味も込められています。

このため1本のみ白百合を贈るのは、避けた方がよいでしょう。花束の場合も「死」を連想させないように、白百合を贈る本数には配慮が必要です。花束を贈るときは白百合2、3本と、百合以外で色の違う花を何本か組み合わせるようにします。

また白百合は香りが強いため、お見舞いなどで白百合を贈るときは注意が必要です。特に気をつけたいのが、下向きに咲く白百合です。花言葉に関わらず、咲き終わりに花が丸ごと落ちるため縁起が悪いとされています。

白百合の種類別の花言葉10選

白百合の種類によって、花言葉はさまざまです。ここでは、白百合10種類の花言葉と特徴を紹介します。10種類それぞれに複数の花言葉があるため、贈る相手にどのような意味を込めたか伝えるのもよいでしょう。

花言葉①庭百合(マドンナリリー)

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マドンナリリーの花言葉は「純粋」「無垢」です。純白のマドンナリリーは、聖母マリアのシンボルとなっています。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた宗教画「受胎告知」は、聖母マリアが描かれている絵として有名です。この絵には聖母マリアのもとを訪れた天使ガブリエルの左手に、白百合(マドンナリリー)が描かれています。

マドンナリリーは和名で庭白百合とも呼ばれていますが、ヨーロッパでは長く別の名で呼ばれていた時代もありました。呼び名が変更された理由は、次に紹介する別の白百合が関係しています。

花言葉②鉄砲百合

鉄砲百合には、「純潔」 「甘美」 「威厳」「偽れない」の花言葉があります。鉄砲百合は沖縄・奄美諸島が原産の白百合です。名前の由来は、花の形が昔使用されていたラッパ銃に似ていることから付けられました。

鉄砲百合は江戸時代に、博物学者シーボルトらによりヨーロッパに渡りました。ローマ・カトリック教会では、それまで復活祭の祭壇に飾られていたホワイトリリーに代わり、鉄砲百合を飾るようになります。

この当時ホワイトリリーと呼ばれていたのが、現在のマドンナリリーです。英語で白い百合を意味するホワイトリリーと、白い百合の鉄砲百合を区別するために名前が変わったとされます。

花言葉③山百合

山百合の花言葉には「荘厳」「威厳」「純潔」「飾らぬ美」「飾らない愛」「人生の楽しみ」「高貴な品性」など、多くの花言葉があります。豪華で華麗な山百合は「百合の王様」とも呼ばれ、花言葉のイメージにもつながります。

山地に生える日本特産の白百合で、山中に生えることが名前の由来です。黄色い筋に紅褐色の斑点が入った、大きな白い花びらが特徴です。

花言葉④タモト百合

タモト百合は自生地が断崖絶壁だったため、球根を採取し着物のたもとに入れて持ち帰ったことが名前の由来とされます。ほかにも自生地の近くにある「袂が浦」が名の由来とされる説もあります。

口之島固有の白百合で、戦後に高値で取引されたため乱掘され野生のものは絶滅したとされます。タモト百合は現在でも、地元で保護増殖活動が行われている鹿児島県の天然記念物です。

タモト百合に花言葉があるかは不明ですが、「最も高貴な百合」という学名をもつ美しい白百合です。

花言葉⑤鹿の子百合

鹿の子百合の花言葉は、「荘厳」「慈悲深さ」「上品さ」です。花びらにある斑点は、紅やピンク色をしています。鹿の子百合の多くは、花びらが反り返り手毬のように丸くなります。

花びらの斑点が、鹿の背中にあるまだら模様に似ていることが名前の由来です。そのほかに「鹿の子絞り」という染め物から名付けられたとされる説もあります。

花言葉⑥サク百合

サク百合の花言葉は、「荘厳」「威厳」「純潔」「飾らぬ美」です。伊豆諸島固有の百合で、山百合の変種とされています。

花は山百合によく似ていますが、山百合よりも大ぶりです。花びらに斑点はなく、あっても目立たない程度だといいます。伊豆諸島にゆかりの平安時代の武将・源為朝にちなんで、別名「タメトモユリ」ともいわれています。

花言葉⑦カサブランカ

カサブランカには「永遠の絆」「高貴」「純粋」「無垢」「威厳」「祝福」「雄大な愛」「甘美」など、さまざまな花言葉があります。

山百合やタモト百合などを原種に、ヨーロッパで品種改良された白百合です。完全に開花すると花径は20cmにもなり、純白の花は甘くてスパイシーな強い香りがします。

カサブランカは上品で豪華なうえ花もちが良いため、ウェディングブーケとしても人気があります。また「百合の女王」とも呼ばれており、結婚の門出にふさわしい花といえるでしょう。

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花言葉⑧笹百合

笹百合の花言葉は「上品」「希少」です。笹百合の学名には「日本特産のユリ」という意味の名がつけられ、古事記や万葉集などの古い文献にも登場します。

笹百合は日本で古くから親しまれてきた、淡いピンク色の美しい百合です。しかし、里山などの自生地が開発されたことやその美しさから盗掘されることも多く、近年ではめったに目にすることができません。このことから、「希少」の花言葉を伺い知ることができます。

花言葉⑨オトメ百合(ヒメサ百合)

オトメ百合(ヒサメ百合)の花言葉は、「飾らぬ美」「私の心」「純潔」「私の心の姿」「好奇心の芽生え」です。日本特産のオトメ百合は、限られた地域に群生する貴重な百合です。自生地ではヒメサ百合という名前で、多く知られています。

オトメ百合の花は笹百合とよく似ていますが、おしべの色で区別することが可能です。笹百合のおしべが一般に赤褐色なのに対し、オトメ百合のおしべは黄色をしています。

花言葉⑩スカシ百合

スカシ百合の花言葉は「注目を浴びる」 「飾らぬ美」です。アジア原産のスカシ百合は花びらの根本が細く、花の中が透けて見えることから名がついたとされます。多くの百合は下や横向きに花を咲かせますが、スカシ百合は上向きに花を咲かせることが大きな特徴です。

スカシ百合の花は小ぶりですが、花姿が美しく香りが少ない百合です。このため強い花の香りが苦手な方にも、贈りやすい花といえます。

白百合の花言葉は本数・種類・色によって異なる

白百合は本数や種類によって、白百合の花があらわす意味や花言葉が変わります。花言葉は色によっても違うため、贈るときには花言葉を含め本数・種類・色の全てに注意が必要です。

花言葉を知らずに白百合を贈ると、自分の意図と違った花言葉や白百合のもつ怖いイメージを伝えてしまうこともあります。

美しい白百合とその花言葉は、贈られた相手の記憶に残る素敵な贈り物になるでしょう。

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