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中世ヨーロッパの服装を身分ごとに解説!衣装が楽しめる映画も紹介

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「中世ヨーロッパの人の服装って、なんて言い表せばいいの?」
「そもそも、中世ヨーロッパの人はどんな服を着ていたの?」
中世ヨーロッパや、それに似た世界は、昔から、映画や小説、サブカル作品などの舞台として好まれてきており、多くの人が一度はそういう作品に触れています。しかし、中世ヨーロッパの生活、特に服装について、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、中世ヨーロッパの身分別の服装事情や、服の雰囲気などを解説していきます。中世ヨーロッパの服装をよく観察できる映画なども紹介します。

中世ヨーロッパの服装の知識を得ることで、中世ヨーロッパが舞台の作品をより楽しめるようになります。創作活動をしている人などは、有用な知識を手に入れることができます。

この記事を読んで、ぜひ中世ヨーロッパの服装にまつわる知識を手に入れましょう。

中世ヨーロッパの服装とは?

中世ヨーロッパの世界は、色々な作品の題材として好まれているため、多くの人が漠然としたイメージや憧れは持っています。しかし、詳しい知識を持ち合わせる人は少ないのが実情です。

そんな、多くの人が知らない中世ヨーロッパの知識の中には、当時の人々の服装についてのものも含まれます。

中世ヨーロッパの服装で代表的なものは、「ゴシック様式」と呼ばれるファッションです。体型を誇張したり、派手な色遣いや装飾がなされているのが特徴です。

男性は、綿などで広い肩幅や盛り上がった胸を作り、上半身が逆三角形のシルエットになるようにしており、下はストッキングのようなもので引き締まった脚を演出するのが流行でした。

一方、女性は、脚を出すのははしたない行為だとされ、ウエスト部分が胸のすぐ下にある長いスカートと角型の帽子を着用していました。

中世ヨーロッパの服装事情

それでは、中世ヨーロッパの服装についての基礎知識から解説していきましょう。ただ、「中世ヨーロッパ」といっても、地域や国、そして時代によって服装は細かく違ってくるので、ここで解説するのは「どの国、時代でも共通している前提のようなもの」となります。

また、「中世ヨーロッパ」というものに対して、間違ったイメージを持っている人も多いので、その辺りも併せて解説します。

中世ヨーロッパはいつの時代?

まずは、「中世ヨーロッパ」が一体どんな時代だったかを説明していきましょう。実は、「中世」と呼ばれる時代のくくりは非常に大雑把です。

一般的には、「ローマ帝国が分裂、および西ローマ帝国が滅亡する4世紀末から5世紀」が始まりで、「東ローマ帝国が滅亡する15世紀または16世紀末」が終わりだとされています。その期間はおよそ1000年間です。

もちろん、この1000年間、人々がずっと同じようなものを着て生活をしているわけではないので、実は「中世ヨーロッパの服装」と一言に言っても、説明は難しいのです。

ちなみに、「中世ヨーロッパ」という言葉で、ファンタジックな街並みや豪華絢爛な宮廷な生活どをイメージする人も多いですが、実はきらびやかな宮廷文化などが花開いたのは、ルネサンス以降の「近世」と呼ばれる時代なので、このイメージは間違いです。

庶民と貴族の服装は全く違う

中世ヨーロッパは、厳しい身分制度に支配された世界で、庶民の暮らしは非常に過酷なものでした。農村で生活する農奴は、土地を所有する領主や教会の支配を受け、都市部でも職人や商人は「ギルド」と呼ばれる組合を作って協力して生活を成り立たせていました。

そんな大変な生活を送る庶民と、支配者として振舞う貴族の格差は、当然服装にも表れてきます。庶民は基本的にシンプルかつ実用的な服を着ており、きらびやかな衣装を着ることができるのは、支配者階級の人だけでした。

身分によって、衣服に使えるお金の額が法律で決められていたところもあり、服装や頭の被り物で身分を判別できるようになっていました。

中世ヨーロッパのドレスはシンプルで上品

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ヨーロッパのドレスと聞くと、派手な装飾やフリルがたくさん付いている、裾の広がった豪奢なドレスをイメージする人も多いですが、実は裾の広がったドレスが流行したのは近世になってからです。中世のドレスはもっとシンプルなものでした。

中世ヨーロッパでは、裾が広がっていないストレートなラインのもの、一言でいえばワンピースのようなドレスが主流でした。時代が下っていくにつれ、裾の広がったドレスが好まれるようになります。可愛らしさよりは、優美で上品な雰囲気が先行する服装でした。

帽子は角形や三角形のものが多く、髪型も中世の前期と後期では流行が違っていました。

中世ヨーロッパの服装を楽しめる映画

さて、基礎知識のあとは、中世ヨーロッパの世界観や服装を楽しめる映画についても解説していきましょう。実は、中世のヨーロッパを舞台にした映画は、近世のきらびやかな世界を描いた作品より少ないのが現状です。

それでも、中世ヨーロッパを題材にした作品にも名作はあるので、少しだけ紹介します。

「ロミオとジュリエット(フランコ・ゼフィレッリ監督)」、「ROCK YOU!(ブライアン・ヘルゲランド監督)」、「ロビン・フッド(リドリー・スコット監督)」などがおすすめです。

中世ヨーロッパの服装を身分別に解説

ここからは、中世ヨーロッパの人々の服装を身分別に紹介していきます。先ほども少し紹介しましたが、中世ヨーロッパでは、服装で身分が判別できるような社会構造になっていました。つまり、身分によって身に着ける服は全く違うということです。

身分、性別、年齢などで分けて解説します。

中世ヨーロッパの服装①貴族の男性

中世ヨーロッパの貴族の男性は、ゆったりとしたチュニックとジャケット、そして脚のラインを強調するタイツを身に着けていました。また、中世前期にはガウンが流行していました。どちらかというと柔らかなシルエットを描く服が人気だったのです。

また、つま先部分がとがって反っている靴は、貴族のみが履ける高級品でした。金銀の刺繍や、貴金属と宝石を使った派手な装飾で権力を表すこともしました。

無骨な雰囲気のある中世世界ですが、貴族の男性は薄化粧をして戦場に向かったり、時代が下ると、ブリオーと呼ばれる優美なチュニックが流行ったりと、男性も美しさを競っていました。

中世ヨーロッパの服装②貴族の女性

先ほども少し紹介しましたが、中世の頃は、よくイメージされる裾の広がったドレスはありませんでした。ストレートなシルエットのワンピース型のドレスが主流で、裾は床に引きずるほど長いものでした。

また、近世のドレスよりはシンプルで上品だという話もしましたが、決して地味なわけではなく、宝石なども用いた豪華な装飾を施していました。また、ドレスに合わせる被り物も重要な要素で、被り物の種類によっても身分を識別できるようになっていました。

中世ヨーロッパの服装③騎士

中世ヨーロッパの世界の話をする時に欠かせない存在が騎士です。中世ヨーロッパ世界では花形ともいえる職業でした。そんな騎士の服装についても紹介します。

騎士は戦うことが仕事なので、戦闘に特化した服装をしていました。それが、鎖帷子を基調としたスタイルです。下着、鎖帷子、そしてシュールコーと呼ばれたノースリーブのワンピースのような服の順番で着ていました。

鎖帷子は剣の攻撃には強いのですが、槍での攻撃には弱く、次第に全身を覆う鎧が主流になっていきました。

中世ヨーロッパの服装④庶民の男性

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中世ヨーロッパの庶民、特に農民は、貧しく過酷な生活を送っていました。特に男性は、肉体労働で身体を酷使するため、服にこだわるような余裕はありませんでした。

だから、シンプルで実用的、あくまで生活の邪魔にならないよう、動きやすい服を着ていました。

シュミーズと呼ばれるワンピースのような下着にローブ、そしてブレ―というゆったりした長ズボン状の下着をつけるのが主流でした。

中世ヨーロッパの服装⑤庶民の女性

中世ヨーロッパでは、庶民の女性は、庶民の男性とあまり変わらないものを着ていました。中世の庶民の生活は過酷で、おしゃれに気を遣えるような環境ではありませんでした。

また、中世ヨーロッパでは、女性は夫以外の人に髪を見せてはいけないという考え方があったので、女性は頭巾をかぶって生活していました。

シンプルで実用的な格好で、労働の時に服の裾の長さを調節できるよう、腰にベルトを巻いていました。

中世ヨーロッパの服装⑥子供

中世ヨーロッパには、子供服という概念はありませんでした。だから、子どもの発達に合わせて動きやすい服装をさせる、などといった考え方もなく、身分や地位に合わせて、親と同じような服装をするのが当たり前でした。

つまり、貴族の子どもはドレスやチュニックを、庶民の子どもは庶民らしいシンプルな格好をしていたのです。

もちろん、子どものサイズに合わせて作られたものですが、「子供のための服」という概念が生まれる前なので、子どもに合っているかどうかといったことは問題になりませんでした。少年向け、少女向けといった概念もありませんでした。

中世ヨーロッパの服装は貴族と庶民ではかなり違う

いかがでしたでしょうか。中世ヨーロッパの服装事情について、わかっていただけたでしょうか。

中世ヨーロッパの服装は、庶民と貴族では大きく違っていました。服装で身分を判別できる仕組みは、今ではイメージしにくい決まりです。

しかし、1000年にもわたる中世ヨーロッパの服装事情は、もっと細分化できるので、興味があったらさらに調べてみるのもいいかもしれません。

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