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シアンが持つ色のイメージとは?和名や化学物質との関係性も解説

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「シアンって何の色のこと?」
「シアンはプリンターのインクの色のイメージで合ってる?」
「化学物質にシアンというのがあるけど何か関係があるの?」
シアンという言葉を聞いたとき、このような疑問やイメージがあるのではないでしょうか。

この記事では、シアンというカラーの名前の由来やシアンが持っているイメージのほか、さらにシアンの和名やシアンという同名称の化学物質との関係性などについて紹介しています。

本記事を読むことで、シアンというカラーの知識や重要性などについて把握することができます。このシアンという色について理解することによって、ビジネスや普段の生活に役立てることもできるでしょう。

シアンについて気になっている方は、是非この記事をチェックしてみてください。

シアンはどんな色?

シアンという色についてご存知でしょうか。美しくて鮮やかなのが、シアン系のカラーイメージとなっています。ここでは、シアンという色の名前の由来やどんな色なのかについて紹介しています。参考にしてみてください。

シアンの名前の由来

実は古代ギリシャ語の「cyanos」という単語がシアンの名前の由来となっています。この単語は「暗い青」という意味で、シアンは青系のカラーになります。

また「cyanos」は、青紫色の皮膚などを表す「cyanosis(チアノーゼ)」や青写真を意味する「cyanotype(サイアノタイプ)」の由来となる単語です。

シアンの和名

「シアン」を表現する和名というものはありません。日本語で表現するとすれば、「明るめの緑がかった青」というような感じになります。

和名では、「水浅葱色(みずあさぎいろ)」や「藍緑色(らんりょくしょく)」、「露草色(つゆくさいろ)」などがシアンに近いカラーと言えますが、正確にはシアンとは違います。

シアンは青に近い色

cyanosという「暗い青」を表す単語が由来のシアンは、青に近い色ということになります。また、シアンには夏の空や海というイメージもあるので青というカラーを基本にしています。

近似している色は?

シアンに近似している色は、青や緑に関連するカラーの中にいくつかあります。近似している色は、色相環図で見たらターゲット色の近くに位置しているのです。

たとえば、アクアマリンやコバルトブルー、ターコイズブルー、水色や空色などもシアンに近似している色に含まれています。

シアンのイメージとは?

シアンのイメージとしては、「青」よりは明るくて夏の海や空などを連想させます。シアンは青と緑の中間的な色で、シアン系の色のグッズを取り入れると開放的で爽やかなイメージになるでしょう。

シアンは印刷業界では欠かせないカラー

シアンのほか、マゼンタとイエロー、そしてブラックの4色がカラー印刷の基本となっています。これは、大型印刷機だけではなく、家庭用のプリンターでも基本となる4色です。

ですから、シアンは印刷業界で欠かせないカラーということになります。

色の三原色のひとつ

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青・赤・黄の3色が、「色の三原色」と思われている方もいるでしょうが、正確にはシアン・マゼンタ・イエローが「色の三原色」になります。なお、「光の三原色」というのは光が当たって反射して見える色のことです。

シアンは「色の三原色」のひとつですが、印刷される本などは、この「色の三原色」に黒を加えた4色のインクで印刷されるのが一般的です。

カラーコードとRGB

Webでの色を6ケタで表すことができるカラーコード、さらに色を指定するためのRGB値でシアンという色を指定することができます。

シアンをカラーコードで表すと、「#00FFFF」です。また、RGB値は「R:0 G:255 B:255」となります。

CMYKの「C」

CMYKカラーは、印刷するときなどに活用されます。CMYKというのは、CがシアンでMがマゼンタ、Yはイエロー、そしてKがブラック、この4色で構成されています。

たとえば、印刷会社にデータを入稿するときなどは、CMYKでデータを作成するのが基本です。

色の「シアン」と化学物質の「シアン」の関係性は?

危険な化学物質の中に「シアン」という同じ名称の化学物質があります。工業用途などには有用な化学物質ですが、色の「シアン」と化学物質の「シアン」の関係性についてはいくつかの説があります。

水酸化ナトリウムと青系顔料「プルシアンブルー」などを混合することでシアン化合物に含まれているシアン酸が作られるのです。「プルシアンブルー」は青系統の色の結晶なので、暗い青という意味の古代ギリシア語「cyanos」からシアンとなったというのが有力な説のひとつとなっています。

ここでは、色の「シアン」と化学物質の「シアン」の関係性について紹介しています。

名前が同じ理由

名前が同じになった理由は不明ですが、一説ではシアン化カリウムを最初に作ったときに濃い青い色の結晶が分解され、古代ギリシャ語でこの色を意味する言葉から「シアン」になったと言われています。

シアンの色について知っておこう

「色」についての知識はそれなりに持っていると感じている方が多いのではないでしょうか。たとえば、デザインをするとき、作品を製作するとき、「色」についての知識は必要です。

人間は100万色くらい認識できるということですが、その1色1色について理解しているでしょうか。知っているようで知らないことが多いのが「色」についての知識です。

その「色」のひとつがシアンです。シアン(C)に加えて、マゼンタ(M)・イエロー(Y)という色の三原色を組み合わせるとさまざまな色を表現することが可能です。

簡単に言えば、青色と緑色を混ぜることでシアン色は作れます。しかし、色についてより知識を深めることでデザインするときや作品を製作するときに役に立ちます。

シアンという色、さらに関連する色について知って、さまざまなことに活用しましょう。

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