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ため息をつく心理とは?やめる方法やメリット・デメリットなども解説

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周りの人のため息が気になることはありませんか?そして何度もため息をつかれると、さすがにイラッとすることもありますよね。また、そのようなため息を自分はついていないでしょうか。

「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉もよく聞くように、あまり良くないイメージを持たれている方もいると思います。そんなため息には、さまざまな心理が影響しており、実はメリットもあるんです。

この記事では、ため息をつく心理とため息のメリット・デメリット、対処方法まで説明しています。今まで知らなかったメリットについても理解することができるでしょう。

周囲の人と円滑な関係を築きながら気持ちよく過ごすためにも、一度読んでみてはいかがでしょうか。

ため息の定義とは?

ため息とは、気苦労がある時、失望や感動した時、緊張がとけた時などに思わず出る大きな吐息のことを言い、「溜め息」や「溜息」と書かれることもあります。

一般的に、ため息に対してマイナスのイメージを持っている人が多いと思いますが、実際には悪いことばかりではなく、ため息にもさまざまな意味があるようです。

ため息をつく心理

ため息は無意識下でつい出てしまうものでもありますが、ため息をつくのにはさまざまな心理があると考えられています。ため息をつくのをやめたいけれど、気がつくと出てしまっていると言う人は、その心理を理解することで改善できるかもしれません。

悩みがある

ため息をつく理由として多いのが、悩みがある場合です。心配事や悩み事があると、緊張している状態が続き血流の流れが鈍くなると言われています。その鈍くなった血流を改善しようと新しい空気を体に取り入れようとする時に起こるのが、ため息という呼吸なのです。

これは体に負担がかかっていることを示しており、必要な行動だと考えられます。ため息をやめるのではなく、根本の悩み事の解決が必要でしょう。

がっかりしている

自分の望んだようにならなかった時や、思ったような結果が出なかった時、期待が外れてしまった時にはがっかりしてため息が出てしまいます。

このような出来事を一人で抱え込んでしまっている心理状態でもため息は増えやすく、どこにも発散できない思いがため息となって出てしまっているのかもしれません。

我慢に耐え切れない

日常生活の中でストレスを抱え我慢している場合に、耐えきれずため息をついてしまうこともあります。我慢をすることは体に悪いことであり、感情が爆発しそうになったり正常な判断ができなくなったりすることへ繋がるのです。

ため息はそんなストレスを軽減して自分自身を守るために出ているものだと考えられます。

承認欲求が強い

ため息をつくのには、周囲の人から心配されたい、声をかけてもらいたいという心理もあり、承認欲求が強い人に多いです。このような人は、自分に自信がなく、また、プライドが高い、寂しがり屋で孤独に弱いなどの心理的特徴があります。

褒めてもらいたい

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頑張った自分を労ってほしい、褒めてほしいという気持ちから、大きなため息をつくこともあります。自分を認めてほしい心理的欲求からくるもので、誰かに認めてもらうことで不安を解消しようとしているのです。この場合も承認欲求が強い人に多いと考えられます。

自己嫌悪になっている

自分が取り組んでいることが思い通りに進まなかったり、失敗してしまったりした時などにため息をつくことがあります。これは、反省したり、自分を責めて自己嫌悪になったりして、無意識にため息が出てしまう状態です。

心理的にも負担がかかっており、このストレスが増大すると、体への影響もあるため注意が必要です。

面倒くさい

面倒くさいという心理が働いている時にもため息をついてしまう人がいます。日常生活のなかでも、やりたくないなと思うことや面倒くさいと感じることはありますが、その気持ちを自分の中だけで抑えきれずにため息として出てしまうのです。

他人に呆れている

他人の発言や行動、考えに呆れたと感じた際にも、ため息をつく人がいます。この場合のため息は、相手に自分の呆れた気持ちを気づいてほしいという心理もあるようです。相手を下に見ていることも多く、ため息をつかれた相手は萎縮してしまうでしょう。

プレッシャーを感じている

緊張したりプレッシャーを感じたりしている時にもため息をつくことがあります。血流の流れをよくするための深呼吸のようなもので、酸素不足を緩和しようとしているのです。気持ちを落ち着かせて冷静になりたいという心理も影響しているかもしれません。

ひと段落した

何か取り組んでいた物事を無事に終えることができた時、人は緊張感から解放されてため息をつくことがあります。これは「安堵のため息」と言われるもので、身体の緊張がほぐれて、それまで浅かった呼吸から深く息を吐けるようになる状態です。

つまらない

誰かと話をしているときに、相手の話に興味が持てず、早く終わって欲しい、もしくはやっと終わったという心理からため息が出ることがあります。

相手の話などに対しつまらないと感じている証拠ですが、相手からしても話し終わってため息をつかれると不安になってしまうでしょう。

感動している

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どうしてもマイナスなイメージがあるため息ですが、美しいものを見たり、何かに魅了されたりした時に出る感動のため息もあります。感動してその物事に集中してしまっている状態から、切り替えるためのスイッチでもあるのです。

好きな人がいる

ため息は恋愛をしている時にも出ることがあります。これは、好きな人と話す時の緊張で出ることもあれば、幸せを実感したときにあふれ出るようにため息をつく場合もあります。また、相手にかまって欲しいという心理もあるようです。

癖になっている

ため息が癖になっており、無意識に出てしまう人もいます。これまでに挙げてきたため息をつく場面が日常的に続いていると、自分で意識していなくても癖でため息をついてしまうのです。癖は意識すると気づくことができます。自分の言動を見直してみると良いかもしれません。

頻繁にため息をついていると、周囲からはあまり良く思われないことも多いので注意が必要でしょう。

ため息をつくメリット

ため息はさまざまな心理状態が関係していますが、マイナス面ばかりではなく、心や体にとってはプラスになることもあります。具体的に、ため息をつくことによる5つのメリットを紹介します。

リラックス効果がある

ため息は、大きく息を吐き出すことからリラックス効果があると言われています。人は緊張したり不安や心配事が多く心理的に不安定になったりすると、体にも力が入り、血流の流れが悪くなることで酸素不足のような状態になります。

そのような状態の時に、ため息をつくことで呼吸を正常へと近づけられるのです。ため息に誘発された深い呼吸は堅くなっていた体をほぐし、リラックスさせてくれるでしょう。

自律神経が整う

自律神経とは、興奮したり緊張したりするときに働く「交感神経」とリラックスしたときに働く「副交感神経」のことで、このバランスが崩れると心理面、身体面の両方に悪影響が及びます。

日常生活におけるストレスがかかっている時には、交感神経が優位に働いてしまう状況になりますが、ため息をつくことで副交感神経の働きを促し、バランスを整える効果が期待できるでしょう。

デトックス効果がある

ため息は、深い呼吸を行うことにより、滞ってしまっていた血液の流れを改善する効果があります。血液の流れが改善されると、体内の不要なものが排出され、身体のデトックスへと繋がるでしょう。

また、胸の中に溜まっていたものを一緒に吐き出すことで心理面のデトックスにも効果があるかもしれません。

ストレスが軽減される

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ため息をつくのは、体がストレスを感知してSOSを出したり、改善しようとしていたりするサインです。まずは自分にストレスがかかっていることを自覚しましょう。

また、ゆっくりと呼吸を行うことで、脳がネガティブな感情を認知する回数を減らすことができるとも言われています。必要に応じて、ため息をつくことも大切だと考えられるでしょう。

血流が促進されてやる気上昇につながる

ため息をつくことで血流が促進されると、体温の上昇に繋がり、免疫力を高めたり、冷え性の改善にも効果があったりすると言われています。また、体温の上昇はやる気の向上にも関係していると考えられています。

ため息をつくデメリット

元々、ため息をつくのにあまり良い印象を持っている人は少ないと思いますが、実際ため息をつくことのデメリットは何なのでしょうか。具体的に3つのデメリットを紹介します。

士気が下がる

ため息をつくと幸せが逃げると言われていたように、ため息にはマイナスなイメージが強くあります。そのため、あまりにもため息をつかれると、周りにいる人はやる気や士気が下がるように感じ、悪い印象を受けてしまうようです。

周りの人に煙たがられる

感動のため息や安堵のため息であれば特に問題ありませんが、心配や不安、不満、承認欲求などの心理面から来るため息が多いと、周りの人は敬遠してしまうようになります。

たとえ無意識のため息であったとしても、ため息をつかれた側は気にしてしまい、あまりいい気分とは言えません。その結果、ため息をつく人を煙たがるようになってしまうのです。

ポジティブな人と疎遠になることも

中には、わざとため息をつく人がいます。この場合は気づいて欲しいという心理が影響していることが多いです。周りはそれに気づいて「どうしたの?」と声をかけるかもしれませんが、ため息が多すぎると嫌気がさす人もいるでしょう。

自然とため息の多い人とは距離をとろうとするため、ポジティブな人と疎遠になることもあります。

ため息をやめる方法

ため息にはメリットもありますが、デメリットもあるため、改善したいと考えている人もいるでしょう。しかし、気づくとため息をついてしまっていて、やめたいけれどどうしていいか分からないという人もいると思います。

ここでは、ため息をやめる方法を6つ紹介しますので、自分に合った方法を実践してみましょう。

悩みの解決を心がける

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ため息をつく原因には、心配事や悩みがあることが深く関係しています。そのため、原因である悩みの解決が、ため息をつく根本的な改善策だと考えられるでしょう。

悩みの解決といっても簡単ではないかもしれません。しかし、自分が感じている悩みをしっかり理解して、1つ1つ解決していくことで、悩みの軽減に繋げることはできるのではないでしょうか。

また、悩みを他人に打ち明けることで心理的な負担も少なくなるかもしれません。

ため息をしないように意識する

ため息をしないために大切なのは、ため息を意識化することです。自分の中でため息をつくのが癖になってしまっている人もいます。そのため、自分がどれくらいため息をついているか認識すること、ため息をつかないように意識することが重要です。

承認欲求を和らげる努力をする

ため息の理由には、他人に気づいてほしいという心理から来るものがあります。

承認欲求は強くなりすぎると周囲の人も、自分もきつい思いをするでしょう。自分自身を受け入れることからはじめ、些細な目標でも達成できたら自分で褒めてあげたり、好きなことや得意分野を見つけて開放してあげたりする方法も良いかもしれません。

姿勢を正す

体が酸欠状態の時にため息は出やすいため、酸素を取り入れやすい姿勢を意識する必要がありあります。正しい姿勢とは、背骨が緩いS字カーブを描き、その上に頭部が無理なく支えられている状態です。

姿勢を正すことはため息防止だけでなく、肩こりや腰痛にも効果があり、脳の活性化により仕事や勉強の効率も上がると言われています。

深呼吸をする

緊張感や不安感による酸欠状態を緩和するためにため息をつく場合もあります。そのような場合は、ため息が出る前に深呼吸をすると良いでしょう。深呼吸により酸欠状態の改善が図れるため、ため息が出ることが少なくなるかもしれません。

自分自身で心理的緊張を感じた時に、深呼吸をするように意識づけておくのも効果的です。

ストレッチをする

ストレッチなどの軽い運動をすることも、ため息の改善には効果が期待できます。体を動かすことで呼吸が自然と誘発され、酸欠状態の解消へと繋がります。

また、ストレッチのようにゆっくりと呼吸を意識して行うことで、体もほぐれ血流も改善しやすくなるでしょう。適度な運動はストレスの発散にも効果的です。

ため息をついている人の対処法

職場の上司や同僚、友達など、自分の周りの人がため息をよくついている場合、やめて欲しくてもどう対処するのが良いか分からない時もあります。対処方法を知り、適切に対応していきましょう。

よく観察する

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人とのコミュニケーションを図るうえでは、よく観察することも大切です。その人がどのような時にストレスを感じてため息が多くなっているのかを知ることで、次の対処方法へ繋げることができるでしょう。

話かけてみる

ため息が多い人が気になったら、ストレートに声をかけてみるのもいいかもしれません。何か悩みがある場合は、解決策が見つかる可能性もありますし、たとえ見つからなくても話すことでその人の気持ちが楽になることもあります。

また、「最近ため息が多いけど何かあった?」というように声かけをすれば、もし本人にため息をついている自覚がない場合でも認識してもらうことができるでしょう。

ため息をつく心理を学んで自分の生活に活かそう

ため息をつく人の心理はさまざまですが、何らかの不調のサインである場合も多いため、簡単に見過ごしてはいけないものです。

まずは、自分がため息をついていないか、意識してみるのもいいかもしれません。また、周りの人の気になるため息があれば、対処していく必要があるでしょう。

ため息の心理を知ることで必要に応じた改善へと繋げていくことができるのではないでしょうか。

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