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リンドウの花言葉とその意味
英語の属名は、Gentiana(ゲンティアナ)と言います。これは、薬効を発見したイシュリア最後の王ゲンティウスにちなんでいます。出回り時期は9月~11月で、最盛期は9月です。開花も9月から11月です。8/31、9/16、10/20生まれの方の誕生日花であります。
近年では、敬老の日の贈り物としてもがあります。このリンドウの花ですが、どんな花言葉を持っているのでしょうか。
あなたの悲しみに寄り添う
シーン別に贈りたいリンドウの花言葉
敬老の日
飛鳥時代に聖徳太子が冠位十二階を設定した際に、紫色を最高位の色としました。冠位十二階は、朝廷に仕える者を家柄・身分に関係なく、能力主義で能力の高い者に色付きの冠位を与えるものでした。そこから、紫色には、「尊敬、高貴」などの意味合いが含まれるようになりました。
紫色のリンドウを贈ることで、「尊敬、高貴」という言葉も贈れることから、敬老の日にになりました。また、漢方の生薬でリンドウの根が使われることから、「健康の願い」も込めて贈られます。
白寿
このリンドウは、「健康と長寿を願う」という花言葉があります。名前もそのままずばり「白寿」と言います。とてもおめでたく、重宝されている珍しい花です。敬老の日に感謝の気持ちや尊敬していることを直接伝えることは、ちょっと恥ずかしくて中々できなくても、この白寿というリンドウを贈れば、気持ちを伝えられます。普段、子どものことで世話になっていたり、育ててくれてありがとうと言う気持ちは持っていても中々言う機会はないでしょう。
せっかくの1年に1回の機会ですので、白寿を贈って気持ちを伝えるとおじいちゃん、おばあちゃんも喜ばれます。忘れず感謝の気持ちを伝えると、家族仲も良くなります。値段はお高めですが、贈る価値があるリンドウです。また、この花は、白寿の時だけでなく、その他のシーンでももちろん、贈ったり鑑賞したりできます。
お見舞い
リンドウの根は、古代エジプト時代からも使われていますが、漢方でも昔も現在も生薬として使われています。この苦味は胃液の分泌を盛んにして、胃腸の健康に効果があるので、リンドウの花を敬老の日やお見舞いで送るのは、「健康の願いを込めて」という意味合いがあります。リンドウの花言葉には、「正義」、「勝利」もあります。この根っこの薬効の力から、「病院に打ち勝つ」という意味を持たれるようになりました。
また、リンドウはそのラッパ型の花を下に向かせて咲かせているのではなく、上を向いて咲かせているので、その姿から「勝利を確信している」という意味合いも持たれるようになりました。入院している時、きれいな花をもらうと元気を出せると思います。リンドウは特にきれいな花なので、喜ばれるでしょう。
ただし、お見舞いの時は、ブーケ等にして渡すようにします。鉢植えで持っていくと、漢字の「根付く=寝付く」という意味合いに取られてしまうので、気を付けましょう。
色別のリンドウの花言葉
白いリンドウ
白は気品を感じさせる色なので、他の花の花言葉にも白色には「貞節」という言葉が多く付けられています。白色は「生まれ変わり」「新しいことを始める」を表す色なので、落ち込んでいる人に贈ると喜ばれます。
青いリンドウ
青いリンドウは、とても深いはっきりした青色をしているため、少し切ない、寂しい愛情を表しています。気持ちを鎮めるのにとても適した色をしているので、「誠実」や「正義」という意味の花言葉が付けられました。
「悲しんでいるあなたに寄り添う」という花言葉は、リンドウが野生で群生せずに一つずつ咲く姿から来ました。また、青色は悲しみを思わせる色をしているため、孤独に寄り添う花と思われました。
紫のリンドウ
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「正義感」「勝利」「誠実」は、根っこが漢方薬に使われることから来ました。漢方が体の悪いところを直し、病気に打ち勝つその姿からこの花言葉の意味を付随するようになりました。そのため、紫色のリンドウは特に、敬老の日やお見舞いの時にの花です。
ピンクのリンドウ
ピンク色のリンドウは薄く儚げでとても可愛らしい感じの花です。「固有の価値」は、リンドウが群生せず一本ずつ咲く姿や、曇りや雨、夜には咲かず、太陽の光が射すときだけ、花を咲かせるその姿から、「ユニーク」と捉えられて付けられました。また、根っこが薬効になることからも、「ユニーク」だと思われました。
怖いリンドウの花言葉
英語では、I love you best when you are sad.という表現になります。人生には楽しいことばかりではなく、大切な人との別れや孤独、辛いことなど様々なことを経験します。青いリンドウには、独特の色があるので、その悲しみ、辛さを表現してくれているように思われました。
また、群生せずポツンと一本で花を咲かせている姿から孤独さや悲しみを表していると考えられました。人生の楽しさだけでなく、辛さや悲しさを経験した大人のような深みのある青いリンドウには、「今は孤独かもしれないけど、私はあなたの側にそっと寄るよ」という相手を労わる気持ちを伝えてくれます。
リンドウの花言葉の由来
リンドウの花言葉の由来の多くは、根っこの薬効成分から来ています。そこから、病気に打ち勝つ姿を連想できる事から付けられました。また、花の花言葉によくあるように、その花の持つ色が、どういう意味を持つ色かによって花言葉が決められています。紫色は「高貴さ」を連想する色、白は「誠実」「貞節」「的確」を連想する色、青は「悲しみ」を表す色というふうになります。ピンクは、「愛らしさ」を表す色です。
そして、色別にそれぞれ特に強い意味を持った花言葉があります。「高貴」は、敬老の日に贈るのにぴったりの花言葉です。「勝利」は、お見舞いの時に持っていくのに向いている花言葉でしょう。
「あなたの悲しみに寄り添う(悲しんでいるあなたを愛する)」は、孤独で苦しんでいる人や、何か大切なものを失った友人へ贈るのに向いています。「気遣う心」は、遠く離れた友人へ贈るのに向いています。「愛らしい」は、ピンク色などが似合う可愛らしい女性へ、またはピンク色のリンドウを愛している人に贈ると良いでしょう。
花言葉を調べて贈ろう
花言葉を知っていると、どの花を贈ろうかと悩んでいても、こういう意味を持って贈りたいと思う中から花を選ぶことができます。花言葉から、その花の特徴や性質、歴史、人々がその花にどんな思いを託してきたかが分かって、より花を身近に感じられます。リンドウの花を誰か親しい人に贈る時は、一度、花言葉を調べてから贈るといいでしょう。