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「ネイティブと似たような意味を持つ言葉って何?」
「ネイティブの対義語にはどんなものがあるの?」
このように、「ネイティブ」という言葉について、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
「ネイティブ」という言葉は、いくつかの意味を持っている言葉のため、どの意味で使用されているか、文脈から正しく読み取る必要があります。
本記事では、「ネイティブ」の意味や語源、「ネイティブ」を含む言葉をいくつか取り上げて紹介していきます。この記事を読むことで「ネイティブ」という言葉の理解が深まるでしょう。
これまで「ネイティブ」という言葉の意味に自信を持てなかった方や、使い方がよく分からなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ネイティブ」の意味
「ネイティブ」の語源・由来
語源を知るために、英語の【native】を見ていきましょう。【native】とは、「そこに生まれる」という意味を持つ【natus】と「~のような」「~の性質を持つ」という意味の【-ive】から構成されています。
【natus】と【-ive】が結びついたことで「その土地で生まれたような」「生まれた性質を持つ」などの意味を持つ単語になりました。
「ネイティブ」を含む言葉と使い方
「ネイティブアメリカン」
アメリカの先住民というとインディアンを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、インディアンだけでなくアラスカのイヌイット、ハワイのポリネシアンやマイクロネシアンなど幅広い先住民のことを意味しています。
「ネイティブスピーカー」
「ネイティブイングリッシュ」
たとえば、母国語がフランス語の人が使うフランス語を「ネイティブフレンチ」、母国語がイタリア語の人が使うイタリア語を「ネイティブイタリアン」と言うこともあります。
その言語を本格的に習得したいと思う場合、「ネイティブイングリッシュ」など、その言語を日々使ってきている人が話す言語に触れた方が、語学力アップには良い成果が出やすいでしょう。
「ネイティブの会話」「ネイティブな発音」
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習得したい言語の上達を目指す場合、「ネイティブとの会話の機会を設けたい」「ネイティブの発音を耳に入れていきたい」という使い方ができるでしょう。
「ネイティブチェック」
「ネイティブ柄」という言葉もあるため「チェック」という言葉が入っていることで、チェック模様の種類を表すのでは?と思う方もいるでしょう。しかし、チェック模様を指す言葉ではないため注意してください。
「デジタルネイティブ」
幼少期からパソコンや携帯電話の存在を「デジタルネイティブ第1世代」と呼び、TwitterやInstagramなどSNSや動画サイトなどのソーシャルメディアを使いこなして青年期を過ごした人たちを「デジタルネイティブ第2世代」と分けることもあります。
「ネイティブ柄」
ネイティブ柄といえば、ネイティブアメリカンを思い出す人も多いでしょう。アリゾナ州の北東部からニューメキシコ州にまたがる砂漠地帯の民族であるナバホ族の柄は、アメリカの有名ファッションブランドであるラルフ・ローレンもモチーフに使う柄です。
「ネイティブ言語」
C言語やC言語を機能拡張したC++、Go、Objective-C、Visual Basic、Swift、などがネイティブ言語に該当します。
「ネイティブアプリケーション」
それゆえに、ネイティブアプリケーションの性能はコンピューターの性能にも左右されます。ウェブアプリは、インターネット速度で性能が左右されるところが違いになります。
「ネイティブ」の類義語
- 現地人
- 先住民
- 土民
- 住人
- 部族民
現地人
その土地以外で多いとは言えない人種の人でも、その土地の民族ではない人でも、ある程度の期間以上、現地で暮らしを営んでいれば現地人と呼ばれ、「ネイティブ」とも言われるでしょう。
先住民
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土民
その国に生まれたという意味を持つ「ネイティブ」と、その土地で生まれ育ったという「土民」は同じような意味を持つでしょう。
ただ、「土民」は、未開地で、原始的な生活をしている人々を侮り蔑む際に使われた言葉でもあります。差別的なニュアンスを持っている面があるでしょう。
住人
インターネット上の特定の掲示板などに頻繁に書き込みをする人を、まるでそこに住んでいるような人という意味で「住人」ということもありますが、こちらの意味では「ネイティブ」とは言わないでしょう。
部族民
その土地に住み着いてきたことを含む意味もあるため、「ネイティブ」という言葉で表すこともあります。また、侵略者や植民者を区別するために、「部族民」と表現されるケースもあるでしょう。
「ネイティブ」の対義語
たとえば、「その国に生まれた」という意味で「ネイティブ」を使う場合の対義語は、移民、他国からの移住者、という意味を持つ「イミグラント【immigrant】」です。
「母国語」というニュアンスで「ネイティブ」を使う場合の対義語は「外国語」という表現を使います。
また、「ネイティブではない」という意味として「ノンネイティブ【non-native】」という表現があります。「ノンネイティブ」は、「母国語ではないがその国の言語を話せる」という意味を持っているため、「ネイティブスピーカー」の対義語として使われるでしょう。
「ネイティブ」の意味について知ろう
そのときに使われているニュアンスによって反対の言葉も変わってきます。逆のことを伝える場合は内容に合わせて、イミグラント・外国語・ノンネイティブ、などの対義語を使うようにしてみてください。本記事を参考に「ネイティブ」の意味をきちんと把握しておきましょう。