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「マーベリック」を知っていますか?
いろんなところで使われているこのマーベリックという言葉について、意味や由来などを詳しく紹介します。
マーベリックの意味と使い方
ニュアンス的には、どれにも属さない、孤独でいることを好むいわゆる一匹狼であるものを表す意味で多く使われています。芸術家にもこの言葉は使われており、行動や考え方において、自分の意見を強く押し通すタイプの人のことを指しています。
思考や行動においてしっかりと独立しているといったいい意味での捉え方もできますが、人と交わることができない反体制派といった意味での捉え方もされています。
マーベリックという言葉の意味は、このようにどちらかというとマイナスなイメージで使われている方が多いといえるでしょう。
「マーベリック」の意味の由来
彼は牛を飼っていましたが、通常は誰の牛かわかるように牛に焼き印を押すのが決まりとなっていましたが、彼は自分の牛に焼き印を押させませんでした。なぜ押させなかったのかは、牛に痛い思いをさせるのが可哀想だったからという説や、焼き印が押してない牛はすべて自分の牛だと主張するためだったという説などがあります。
どの説が正しいかはわかっていませんが、このように人と違った行動をとるような人物や考え方をしている人をさして、彼の名であるマーベリックが使われるようになったということです。
映画「トップガン」に出てくる「マーベリック」の意味
映画「トップガン」とは?
トム・クルーズ演じる主人公ピート・ミッチェルは、訓練中に国籍不明のMiG-28との空中戦を行ない僚機を救いますが、その時の彼の操縦は無鉄砲でやり過ぎとも思われるものでした。挑発行為とも思われる行動を上官に叱られますが、その腕前をかわれエリート航空戦訓練学校通称トップガンに送られ、厳しい訓練を受けることになります。
訓練中不慮の事故で相棒を亡くしてしまい、自信を失い操縦が怖くなってしまいます。再び敵機との戦いでライバル機を助け、自信を取り戻すことができたピートは、今度は愛する女性と共に教官としてパイロットを育てることになる、といったサクセスラブストーリーとなっています。
トップガンの音楽も話題に
ベルリンの「Take my breath away」は、この年のアカデミー歌曲賞やゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、主題歌や挿入歌を集めたサウンドトラックは、ビルボードアルバムで1を記録するなど、トップガンの映画は音楽でも話題となりました。
「マーベリック」の意味
その女性が後に自分の教官であることがわかるのですが、自分をマーベリックと名乗った時に「ママに嫌われたの?」というセリフを残しています。そこでマーベリックは本名ではなくコールサインだといい、女性に「あなたはパイロットなの?」と驚かれます。
ママに嫌われたのというジョーク混じりでいうセリフからみても、マーベリックというのは変わり者、嫌われ者といったような意味があり、普通とは違うといった意味合いがあることがわかります。
異端者
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映画「トップガン」の中でも、マーベリックは一緒に訓練を受けている仲間とは馴染めずに、変わり者、異端者という意味での扱いをされています。
一匹狼
一匹狼というのは、一般的には煙たがられたりすることが多いのですが、女性からすると一匹狼のような男性はどちらかというと自立していてミステリアスな部分があり、男らしいとモテるタイプだということです。
変わり者
映画トップガンの中でも、変わり者とされていた主人公も中身がどういう人間なのかを知られていくうちに、仲間と信頼関係を持つようになり誰からも認められる存在となっていきました。マーベリックは変わり者ではあるけれど、唯一無二の存在といった意味として捉えることもできるのではないでしょうか。
映画の続編「トップガン:マーベリック」
前作のトニー・スコット監督が亡くなっているので、続編の監督はジョセフ・コシンスキーになると正式発表されています。そして前作でマーベリックのライバル役だったバル・キルマーも続編への出演に意欲的だということで、出演は間違いないでしょう。
「トップガン:マーベリック」にはたくさんの戦闘機が登場するとトム・クルーズはインタビューで答えています。タイトルにまでなったマーベリックは、どんな意味で使われているのでしょうか。前作同様、疾走感のある映像や音楽にも期待する声があがっています。
あなたのまわりにも、素敵なマーベリックがいるかも
映画「トップガン:マーベリック」は2018年に撮影が開始され、公開は2019年7月12日と発表されています。マーベリックがどんな意味で使われているのか、注目したいところです。
個性が尊重される時代、かえって少数派の変わり者や異端者一匹狼のような人の方が好まれ、受け入れられるようになったということなのでしょう。きっとあなたのまわりにも、素敵なマーベリックがいるのではないでしょうか。